是正指導について-公立小・中学校における年間授業時数確保-
1 文部科学省の指導の概要
(1)期日
平成14年1月25日(金曜日)
(2)文部科学省出席者
文部科学省初等中等教育局初等中等教育企画課長
文部科学省初等中等教育局教育課程課長
(3)広島県出席者
広島県教育委員会理事他4名
福山市教育委員会教育長 他1名
(4)指導内容
1 今回の問題の受け止め
○ 平成13年6月に,授業の1単位時間については平成10年度直ちに是正され,また,年間の総授業時数についても着実に改善が図られつつあると報告を受けていた。しかし,いまだ,恒常的に1単位時間を短縮したり,安易に授業カットを行ったりする学校があり,予定した授業時数に対して大幅に不足している状況があったことは,まことに遺憾である。
○ 学校教育法施行規則第54条の「別表第二」に定める年間授業時数は,各教科等の内容を指導するために通常必要と考えられる授業時数を定めたものである。各学校においては,この学校教育法施行規則や学習指導要領に基づいて教育課程を編成・実施しなければならず,今回のことは児童生徒に確かな学力を育成する観点から,看過できない問題である。
2 今後の取組みに対する指導
○ 課題のある学校については,所管の教育委員会を通じて,改善に努めるよう指導するとともに,その具体的な状況を把握すること
その際,当該市町村教育委員会及び当該学校がこのような状況に至った原因等を十分把握し,指導を徹底すること
○ 新教育課程が始まる来年度に向け,県内の各学校において,年間の総授業時数が確保できるよう指導計画を早期に立案するとともに,継続して授業時数の確保に努めるよう,市町村教育委員会及び校長に対する指導を充実すること
○ 上記の指導事項について,その実施状況を適宜報告するとともに、本年度終了後、全体の実施状況について報告すること
2 課題のある学校を所管する教育委員会への指導
(1)指導期日
期日 市町村教育委員会名 課題のある学校数 2月4日 三原市教育委員会 1校 新市町教育委員会 1校 府中市教育委員会 4校 2月5日 広島市教育委員会 19校 尾道市教育委員会 6校 * 福山市教育委員会については,文部科学省へ同行し,直接に指導を受けており,今回の指導対象からは除く。
(2)主な指導内容
○ 文部科学省からの指導内容について
○ 課題のある学校における第3学期の授業計画(改善計画)について
○ 今回の状況が生起した要因等について
○ 県教育委員会による課題のある学校に対する訪問指導について
○ 来年度の授業時数確保に向けた取組みについて