ブンブンごま
さて、そもそもなぜ、長方形に切った厚紙でできた羽根に穴を2つあけ、その穴にたこ糸を通しただけで、こまが回るのでしょうか。
今回作ったブンブンごまを思い出してください。
羽根をたこ糸の真ん中あたりに持っていき、糸の両端を持ちます。
そして、何回か回し、あとは持った手を引いたり、ゆるめたりするだけです。そうすると羽根は手を止めるまで回り続けるのです。
その時の手をよく見てみてください。手は、「ねじりがほどけるときに糸を引き」「ねじりが増える時には糸をゆるめる」という操作をしています。「ねじりがほどけるときに糸を引く」という操作によって、手は糸を通して羽根に力を与えます。こうして羽根は両方向の回転を繰り返しながら加速していきます。その時に“ブンブン”と音をたてます。これが名前の由来ですね。
ブランコに乗った時に重心を上下させてブランコを加速させますが、それに似ているかもしれませんね。
今回は、厚紙でできた長方形の羽根に2つ穴をあけ、たこ糸を通して作りました。実は、羽根は長方形でなくても大丈夫です。様々な形を親子でチャレンジしてみてください。さて、よく回るヒミツは、どこにあると思いますか?それは、「穴のあけ方」と「糸の長さ」にあります。
また、今回は、穴と穴の間を1cm、糸の長さを1mで作りました。
「穴と穴の間は広い方がいいのか、せまいほうがいいのか?」
「糸の長さは長い方がいいのか、短い方がいいのか?」
いろいろ試してみてくださいね。
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