くりっぷ70号(令和元年7月10日発行)
目次
○併設型中高一貫教育校 県立三次中学校・高等学校が開校
○県立広島叡智学園の学校生活がスタートしました!
○家族で決めて!守って!我が家のスマホルール
○防災教育
○特別支援学校の取組
○おしえて!よくばり先生
○ボルダリングウォールが完成しました!
○お知らせ
○お出かけガイド
○相談窓口
併設型中高一貫教育校 県立三次中学校・高等学校が開校
新しい伝統の扉を開く,中学校第一期生集合!
県立三次高等学校が今春,中高一貫教育校として新たなスタートを切りました。同校は,中高の6年間を通して計画的な指導を行うカリキュラム「プロジェクト巴峡(はきょう)」により,未来社会を切り開く人材を育成し,県北地域全体の教育水準の向上を図っていきます。
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第一期生は計80名。今回その中から4人の皆さんにお話を聞きました。
-入学おめでとう!学校には慣れましたか?
全員 はい,慣れました!
中村 明るい雰囲気で,楽しく勉強できています。
岡村 違う小学校から来ている人が多いのに,もうみんな慣れ慣れし過ぎるくらい!いろんな話題で毎日盛り上がっています。
-どうして,この中学校を志望したのですか?
加坂 高校生と一緒に学べるからです。
岡村 私も体育大会や文化祭など,高校生と一緒に活動することで,高校の雰囲気を感じることができて面白いかなって思ったからです。
-校歌を一期生の皆さんで作ると聞きました。
永山 入学式で校長先生から「皆さんに作ってもらう」と聞いたときはびっくりしたけど,今は自分たちで作れることがうれしいし,楽しみです。
中村 他校の友だちにも自慢できると思います。
岡村 最初はできるのか不安だったけど,今ではどんな歌詞にしようかな,リズムはどんなのがいいかなと,考えることができるようになりました。
-部活動は高校生と一緒なんですよね。
加坂 私はバレーボール部ですが,先輩の声掛けや挨拶,礼の仕方などをお手本にしたいです。
中村 僕は陸上部に入りました。先輩たちは自信を持っていて,頼れる感じです。分からないことは優しく教えてもらえます。
岡村 私は吹奏楽部ですが,先輩たちの教え方が上手で,すぐに楽器を使って音が出せるようになり,ほめてもらってうれしかったです。
-皆さんのこれからの目標を教えてください。
中村 勉強と陸上部の部活動とを両立させ,文武両道を極めてみたいです。
永山 いろんな小学校から来ている友だちと仲良くなって,みんなで協力し合い,楽しい学校生活にしていきたいです。
岡村 「一校一和」が校訓としてありますが,これから時間をかけてそうした校風を少しずつでも作っていけたらいいなと思っています。
加坂 中学生同士はもちろんですが,高校生の先輩たちとも一緒に部活動を頑張りたいです。
-皆さんの将来の夢は?
中村 僕は薬剤師。小学校1年生からの夢です。
永山 僕はパイロット!かっこいいですからね。
岡村 私は保育士です。引っ越して来て保育園に途中から入園したので一人でいることが多かった私に,保育士さんが優しくしてくれたからです。
加坂 私も保育士。子供のお世話が好きなんです。
-ありがとうございました。頑張ってください。
生徒会長からのメッセージ
中学生も高校生も一緒に成長を! 中学生たちが入学して来て,学校全体に活気が出て明るくなりました。何よりかわいいですね。挨拶してもらえると,何だかうれしくなります。これからも,高校生の先輩たちと一緒に経験を積んで,充実した学校生活にしましょう。 |
広島版「学びの変革」をリードする
県立広島叡智学園の学校生活がスタートしました!
広島叡智学園の1日を紹介します!
6:00 起床 | |
7:00 朝食 | |
登校 | |
8:35~ 授業 授業では話し合いが多くあります! |
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12:35~昼食 | |
授業 | |
16:00~放課後活動 英語で行われる楽しい活動盛り沢山! 【この日の放課後活動】 |
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18:00~夕食 |
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ユニットタイム 「ふりかえり」を大切に! |
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22:30就寝 |
就寝前,寮でくつろぐ生徒たちにインタビューを行いました。
-すごく充実した日課をこなしているんだね。
常に新しい課題に取り組んでいるので毎日があっという間に過ぎて行きます。ずっと動きっぱなしで疲れていませんか?と聞かれますが,全然ヘッチャラです。いろんな国の人達と一緒に勉強できて,頑張れば海外の大学にも進学できる,こんなに夢のある学校の第一期生だ,という気持ちもあるからなのかな。
-授業は楽しいですか?
英語を使う授業が多くて,勉強は正直大変だけど,しっかりとした語学力を身に付けて,世界で活躍できる人になりたいから,くじけませんよ!
家族で決めて!守って!我が家のスマホルール
スマートフォン等の適切な使用について考えてみましょう。
今まで,スマートフォン等の学校内持ち込みは原則禁止されていましたが,高等学校段階では,校内で使用しないなど,学校ごとのルールを守ることを条件に,保護者及び本人の申請があれば持ち込みを認める方針となりました。保護者の皆様も,使用に係るリスクについて改めて子供たちと話し合い,「我が家のスマホルール」を決めて,家族で守ってください。
我が家のスマホルール 例
・使用する時間を決めておく
・ユーザーIDとパスワードを親子で共有
・個人情報や個人が特定できる写真を掲載しない
・必ずフィルタリングをかける
・ルールを守れなければ,使用を禁止
防災教育
平成30年7月豪雨の経験に学ぶ
「広島県自然災害に関する防災教育の手引」を新しく作成
広島県は土砂災害の危険個所が全国一多く,平成30年7月豪雨では,児童や生徒にも犠牲者が出ました。このことを踏まえ,県教育委員会では,県土木建築局砂防課や広島地方気象台,国土地理院などの協力を得て,土砂災害や洪水から命を守るため,「広島県自然災害に関する防災教育の手引」の別冊を作成し,県内全ての学校に周知しました。
別冊には,豪雨災害で被災した児童,生徒による作文も掲載しています。こうした経験から学び,自然災害の被害を最小限にとどめるとともに,児童や生徒が主体的に判断し,自分や家族の命,地域を守るために行動できる力を育成することがこの手引の目的です。今後は,各学校の実態に応じた防災教育を,更に充実させていきます。
児童,生徒が平成30年7月豪雨の実体験を記した作文も掲載し,日頃の備えの大切さなどを伝えます。(別冊)
呉市立仁方中学校での防災教育
「自助」「共助」の大切さを考える
呉市立仁方中学校では,生徒が身近で体験した平成30年7月豪雨を振り返りながら,災害から身を守るために,自分たちには何ができるかを考える授業が行われました。生徒たちは,危険な場所をハザードマップで確認したり,自分たちにできることを生徒同士で話し合ったりしながら,災害時に自分の身を守る「自助」はもちろん,地域の方々と助け合う「共助」の大切さを学びました。
授業を受けた生徒は,「実際に災害を体験し,あらかじめ備えていないと地域の人と一緒に逃げることは難しいと感じた。防災について普段友だちと話す機会はないので,こうした授業で意見を交わすことができて良かった。家族とも話し合いたい。」と語っていました。
【防災士の資格を持つ 呉市立仁方中学校 社会科教諭 中川雄貴(なかがわゆうき)先生】
特別支援学校の取組
県立庄原特別支援学校×県立広島大学
「ゆるるの森づくり」で地域貢献! IN 備北丘陵公園
「ゆるるの森づくり」は,県立庄原特別支援学校の生徒たちが県立広島大学の学生と協力し,国営備北丘陵公園の一部分を整備する活動です。地域貢献への思いから取り組んでおり,今年で7年目を迎えます。生徒たちが自らアイデアを出して役割や担当を決め,木材を加工し,階段や遊具づくり,除草作業などを行っています。「大変だけど,達成感も大きい!」と生徒たちもやりがいを感じており,今後も快適な公園づくりを目指して,整備を続けていきます。
1 大学生と一緒に,アイデア出しをします。
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2 遊具をつくるため,木をちょうど良い長さに切ります。 |
3 みんなで力を合わせて森づくり進行中! |
おしえて!よくばり先生
県立福山工業高校
益井 昭雄(ますい あきお)先生
ひたむきさを大切に・・・。継続する姿勢を伝えたい!
くりっぷ 益井先生,こんにちは!今回はストイックすぎる体育の先生がいるという生徒さんからの推薦です。先生は筋トレや短距離ダッシュなど,常に休むことなく身体を動かされているそうですね。
先生 そんなことはないですよ…(笑)。でも私は体育教諭でサッカー部の顧問でもあるので,やはり機会を見つけては体力維持に努めています。そんな姿が今どきの子供たちには珍しく見えるのかもしれませんね。
くりっぷ いえいえ,とっても引き締まった体型を維持されていてうらやましい限りです。体育の授業やサッカーの指導において,普段どのようなことを心がけていらっしゃいますか?
先生 私はまず生徒ごとに長所と短所を見極め,短所をアップさせるよう指導を行います。その際,「つかずはなれず」というスタンスで,生徒たちの自主性を引き出すようにしています。
くりっぷ その辺りが生徒たちの心をつかむ秘訣なんでしょうか。ところで先生は趣味も充実しているんですよね。
先生 はい,若い頃からのバイク好きが高じて,今はツーリングがてら「ソロキャンプ」を楽しもうと,アウトドアグッズなどを買い揃えている最中です。先日も愛車のカブ(バイク)にまたがり,一人海まで出掛けてコーヒーを沸かして飲みました。喧騒を離れてひとりきりでたしなむコーヒーの味はこれまた格別なものですよ。
くりっぷ まさに「大人のひととき」ですね!それでは最後に生徒たちへメッセージをどうぞ。
先生 早く自分が一所懸命になれる目標を決めること。そうすれば,将来の方向性や今やらなければならないことが自ずと見えてくるはず。悔いのない高校生活を送ろう!
ボルダリングウォールが完成しました!
今年度,県立福山少年自然の家では,体育館内に新たにボルダリングウォールを設置しました。高さ約4m,幅6mで,そこに傾斜角度90度と100度の2面を設定しています。
設定されたゴールを目指して,登り方を工夫したり,限界にチャレンジしたりと,コースにより難易度が変化します。自ら考えて体験できるとても楽しい活動となっておりますので,ぜひ体験してください!
幼児から大人まで無料で利用できます。必ず事前にお問い合わせください。多くの皆様の御来所をお待ちしています!
場所 県立福山少年自然の家
福山市金江町藁江619-2 TEL 084(935)7166
開所時間 9:00~17:00
休所日 (原則)月曜,祝日の翌日,年末年始
お知らせ
高校生等奨学給付金(奨学のための給付金)
授業料等以外の教育費負担を軽減するため,広島県内にお住まいで,世帯の住民税所得割が非課税である保護者等に対して,世帯構成に応じて奨学給付金を支給します。
□給付額(国公立学校の場合・年額)
[生活保護世帯] 32,300円
[非課税世帯]全日制等 82,700円(第1子)/129,700円(第2子以降) 通信制 36,500円
□支給対象 次の(1)から(4)を満たしている者
(1)国公立高校等(県外の学校を含む)に在学する生徒の保護者等
(2)保護者等が広島県内に在住している
(3)生活保護受給世帯又は保護者等全員の住民税所得割が非課税の世帯
(4)生徒が高等学校等就学支援金等の支給対象
□申請方法
申請書は広島県教育委員会から送付又は在籍する高校等を通じて配付しますので,高校等へ提出してください。
【お問い合わせ】 教育支援推進課 TEL 082(222)3015 月曜~金曜(祝日を除く)9時~17時
県立学校における夏季一斉閉庁のお知らせ
幼児・児童・生徒及び教職員の心身の健康の増進,省エネルギーの推進を目的に,全県立学校において「夏季一斉閉庁」を実施します。この期間中,原則学校は閉庁し,窓口業務は行いませんので御協力をお願いします。
※各種証明書などの発行は郵送でも受け付けますので,事前に学校へお問い合わせください。
【期間】 令和元年8月13日(火)~8月15日(木)