くりっぷ81号WEB版(令和5年7月31日発行)
【目次】
○教育委員会はどんなところ
○福山工業高等学校の「ものづくり」
○全国から生徒が集まる!広島県立加計高等学校の魅力
○特別支援学校の取組「伝えたい!ことばのかけはし」優秀作品コンクール
○大窪シゲキのこころの相談室
○学校における働き方改革を推進しています
○学びたい生徒を支援します~経済的負担を軽減~
○おでかけガイド
○広島県の学校で働きませんか
○ことばの扉をひらく
○相談窓口
○読者プレゼント(アンケート)
「教育委員会」はどんなところ?
広島県教育委員会は、教育長および5人の教育委員で構成され、教育における重要事項や基本方針を
合議により審議、決定し、それに基づいて教育長が具体の事務を行っています。
また、その事務処理を行う組織として事務局が設置されています。
定例的な活動(教育委員会会議)
事務局からの報告や日常的な活動で得た情報・意見を基に議論を行っています。教育行政の重要事項や基本方針を
審議し採決[合議制]します。この会議で決定したことを基に、事務局で具体的な事務を行います。
●総合教育会議
知事と教育委員会が、教育に関する大綱や重点的に論ずべき施策等について議論・調整を行います。
日常的な活動
●情報収集・会議の事前準備等自主的な勉強
●現地調査(学校訪問等)
●教育改革推進懇談会
●各種会議や研修会への参加
福山工業高等学校のものづくり
福山工業高等学校電子機械科では、レーザ加工機を活用した実習で、校内の課題解決を目的とした作品制作に
取り組んでおり、学校図書館でのディスプレイを工夫するための、オリジナルのブックエンドや本立てを作成しました。
Illustratorで図案化、レーザ加工機でアクリル板を切断、色付け後、アクリル曲げヒータで加工します。
曲げ角度を何度も調整し、滑り止めや磁石を取り付けるなど、試行錯誤を重ね完成させました。
図書館を利用する生徒にも「見やすいディスプレイになった」と好評で、使う人が喜ぶ「ものづくり」を意識した実習が行われています。
今後は新型コロナウイルス感染拡大防止対策に使用したアクリル板を再利用し、SDGsを意識した「ものづくり」を進めていきたいと考えているそうです。
徹底リサーチ 全国から生徒が集まる!
広島県立加計高等学校の魅力
地域と共に特色ある学校づくりを積極的に展開している広島県立加計高等学校。
全国から生徒が集まる加計高校の魅力を紹介します。
| 広島県立加計高等学校 創立/1922年 学科/普通科 生徒数/105人 安芸太田町で唯一の高等学校。地域と協力して、「選ばれる学校づくり」「かわいがられ地域に貢献できる人材育成に取り組んでいる。 |
global/グローバルな感覚を養う国際交流
アメリカ、韓国、台湾の高校と姉妹校提携を結び、交流を行っています。海外の方の学校訪問も積極的に受け入れ、年間100人以上(全校生徒数より多い!)の来校者がある年も。
すべての生徒が、学校にいながらにして国際感覚を身に付けられる環境が整っています。
sports/全国大会「常連」射撃部
射撃部があるのは、広島県内で2校だけ。全国大会や国体に出場して好成績を残しています。
challenge/生徒のチャレンジを応援・総合的な探究の時間
地域の課題解決に取り組む体験型授業を展開。釣り堀カフェの開催や空き家活用、町内産の菊芋を使った商品開発など、生徒たちは興味があることを提言し、実現に向けてチャレンジしています。
volunteer/ボランティア活動で人間力向上
安芸太田町で開催されるほとんどのイベントにスタッフとして参加。地域の人たちと交流することで視野が広がり、企画力やコミュニケーション能力も高まります。
class/習熟度別の授業
1年次から習熟度別の少人数授業を実施。進学から就職まで生徒一人ひとりの希望に寄り添ったオーダーメイドの進路指導を大切にしています。
life/自主性を育む寮生活
安芸太田町のご支援により令和4年に新学生寮が完成しました。現在48名が寮生活を送っています。
部屋は、Wi-Fiや冷蔵庫を完備した完全個室。
voice/生徒、先生の声
多様性を認め合う自由な校風 2年生 林 菜津希さん
|
密度がとにかく濃い! 生徒会長 3年生 隠居 大介さん |
生徒たちのチャレンジを応援 教務担当 頼政 勇太先生 地元の中学校からも生徒は進学しますが、全国からも生徒を募り、約5割が町外からの入学です。 |
人とのつながりを学べる |
特別支援学校の取組
「伝えたい!ことばのかけはし」優秀作品コンクール
特別支援学校「伝えたい!ことばのかけはし」優秀作品コンクールは、広島県教育委員会が主催し、
県内の特別支援学校の児童生徒から応募された作品の中から優秀な作品を表彰し広く紹介することにより、
特別支援学校における「ことばの教育」を推進するものです。
令和4 年度は4名が最優秀賞を受賞しました。どの作品も、内面からあふれ出る気持ちを素直に表現した作品でした。その中から1作品を紹介します。
■最優秀賞の一部■
「がんばりたいきもち」広島県立呉南特別支援学校中学部3年 森 圭吾
略)2にちめ、レオマワールドに いきました。 ゆうがた、 こんぴらさんにのぼって、 よるごはんを たべました。
また、きもちが あがったりさがったり しました。 おふろにはいって、おかあさんに でんわをしました。
おかあさんが、「 うどんをかってきてね。」 といいました。 はじめは 大じょうぶでしたが、 レオマワールドや
こんぴらさんのはなしをしていて、 だんだんなみだが あがってきそうになりました。
なみだをふさごうとしたけど、 なみだが かちました。 たくさんなきました。
(略)ことしのしゅう学りょこうは、 なかないかなと、 おもっていたけど ないてしまいました。
ぼくは、 なくのは しかたがないというきもちがあります。 でも、 なくとおかあさんがしんぱいします。
おかあさんに しんぱいをかけたくないので、なかずに がんばりたいきもちもあります。 おかあさんに、がんばっているすがたを みせたいです。(略)
大窪シゲキのこころの相談室
広島FM「9ジラジ」でメインDJを務める大窪シゲキさんに
皆さんのリアルなお悩みや不安をすっきり解決してもらいます。
Q1. | A1. |
公立高校の入学試験で「自己表現」が始まりましたが、コロナの影響もあり、コミュニケーション能力が低下しているわが子を心配しています。子供との対話をできるだけするように心がけてはいますが、実際に学校でうまくコミュニケーションが取れているか心配です。 |
僕が子供たちとコミュニケーションを取るときに気を付けていることは、自分の話ばかりをしないこと。そして、相手に言葉にしてもらうことです。「自分のことを話したり会話したりするのは楽しい」と、相手に思ってもらうために聞き上手になります。相づちや頷きはもちろんですが、相手がしゃべりやすいような言葉のパスを出します。例えば「今日は暑いからアイスが食べたいね」だと、「うん」が返事です。ではなくて「暑い日は何を食べたい?」と聞くと、「アイスかな」とゴールは子供。自分のキモチをカタチにできます。大人が全部を言わずに、子供を信じて最高のパスを出してあげてくださいませ。 |
Q2. | A2. |
私はいつも何か失敗してしまうたびに、うじうじ悩んでしまいます。どうすれば吹っ切れることができますか? |
大丈夫。僕も失敗したら未だに悩みます。大人なのに(笑)。悩むということは失敗を受け入れて、ちゃんと前に進もうとしている。だから自分を責めないで。 失敗とは挑戦した結果であり、過去の出来事。そうだとすれば「過去は変えられないけど、未来は変えられる」。そんな気持ちで吹っ切ってほしい。気持ちを切り替えて、再び挑戦すれば、いつかは成功するはず。その時に「過去の失敗があったからこそ成功できた」と、あなたは過去さえも変えられる。本当の失敗と言うのは挑戦しないことかもしれない。ミスは、心の切り替えスイッチを押せばプラスになる。ラジオからも全力で応援しています。 |
●質問のある方はプレゼントの応募フォーム、またはハガキに御記入ください。
学校における働き方改革を推進しています
~すべての取組は、未来を担う子供たちのために~
教員の超過勤務や教員不足の深刻な実態が、全国的に問題となっており、本県も例外ではなく、「学校における働き方改革」は、子供たちの学びの質にも関わる重要な課題となっています。
広島県教育委員会では、教員が、限られた時間の中で、子供と向き合う時間を確保し、教員一人一人の力を最大限に発揮できる環境を整えていくために、これまでの教員の働き方や業務の見直しを行うなど、業務の負担軽減や超過勤務の縮減に向けた様々な取組を進めています。
こうした取組により、教員が、授業準備や子供たちへの支援に専念できるようになることで、日々の教育活動が一層充実し、子供たち一人一人の豊かな学びや成長につながるものと考えています。
保護者や地域の皆様には、取組の趣旨に御理解をいただき、御協力をお願いします。
■県立学校における「働き方改革」取組例
教員の超過勤務の上限を国の指針に合わせて、原則1か月45時間以内、1年間360時間以内にすることを目標としています。
・勤務時間外の留守番電話対応
⇒緊急時の連絡先は各学校に確認してください
・部活動休養日の設定
⇒週当たり2日以上(平日1日以上、土曜日及び日曜日1日以上)
・定時退校日の設定
⇒週1回以上
■県立学校における閉庁日の設定
県立学校では、夏季及び冬季休業期間中に閉庁日を設定しています。閉庁期間中は、原則として学校の教職員は
不在となり、部活動などの教育活動のほか、証明書発行などの窓口業務、電話でのお問い合わせについても、
対応できませんので、事前に各学校にお問い合わせください。
令和5年度における一斉閉庁日
令和5年8月14日(月)、8月15日(火)、8月16日(水)の3日間
令和5年12月28日(木)、令和6年1月4日(木)の2日間
学びたい生徒を支援します!~経済的負担を軽減~
高等学校等就学支援金(給付)
授業料・受講料等の負担が実質0円(授業料等に充当)
【支援内容】公立高校全日制の場合:年間11万8,800円
【次のいずれにも該当する者】
・広島県内の公立高校等に在学する生徒
・年収の目安は4人家族で給与収入が約910万円未満
高校生等奨学給付金(給付)
授業料以外の教科書費・教材費などを支援(返済不要)
【支援内容】対象の公立高校生等1人当たり:年間3万2,300円~14万3,700円
【次のいずれにも該当する者】
・国公立高校等(県外の学校を含む)も在学する生徒の保護者等
・保護者等は広島県内に住所を有している
・生活保護受給世帯または保護者等全員の住民税所得割が非課税の世帯
・生徒が高等学校等就学支援金等の支給対象
学びの変革環境充実奨学金(給付)
生徒用コンピュータ等の購入費などを支援(返済不要)
【支援内容】公立高校全日制の場合:年間3万5000円を上限
【次のいずれにも該当する者】
・広島県内の国公私立高校等に在学している生徒
・学校の指示により生徒用コンピュータ等を保護者等の負担で購入等している生徒
・生活保護受給世帯または保護者等全員の住民税所得割が非課税の世帯
高等学校等奨学金(貸付)
経済的理由で修学が困難と認められる生徒に学資金の一部を貸与
【支援内容】月額1万8,000円(国公立高・自宅生)~3万5,000円(私立高・自宅外生)
【次のいずれにも該当する者】
・国公私立高校等(県外の学校を含む)に在学している生徒
・保護者等が広島県内に住所を有している
・学習状況が良好であると認められる生徒
・成年者である保証人を2名立てることができる生徒
・同種の奨学金等の貸付け等を受けていない生徒
・年収の目安が、4人家族で給与収入が約910万円未満
問い合わせ先 教育支援推進課 就学支援係TEL082-222-3015 企画調整係TEL:082-513-4996
受付時間 月曜~金曜(祝日を除く)9時~17時
※制度内容等は変更になる場合があります。
※国立・私立高校等にも同様の制度があります。詳しくは進学予定の学校にお問合せください。
おでかけガイド
みよし風土記の丘ミュージアム
海洋堂フィギュア展2
―手のひらサイズのワンダーランド―
世界的フィギュアメーカー海洋堂が生み出した、精巧で美しい彩色のフィギュア約3,000点を一堂に展示。
さまざまなシーンをドラマチックに再現したジオラマ展示など、フィギュアによる夢の世界を紹介します。
●期間/7月6日(木)~8月27日(日)
●休館日/月曜(7月17日、8月14日は開館)
●入館料/一般700 円、高校・大学生520 円、小・中学生350円
●住所/三次市小田幸町122
●問い合わせ/☎ 0824-66-2881
>>詳細はこちらから(県立歴史民俗資料館ホームページ)
ふくやま草戸千軒ミュージアム
草戸千軒町遺跡調査研究所開所50周年記念
夏の展示 草戸千軒をたんけんしてみよう!
夏休みに、草戸千軒町遺跡の出土遺物に残るさまざまな“謎”を子どもたちに見つけ
てもらう展示を行います。ここで問題を一つ。写真は、鎌倉時代のノコギリです。
このノコギリ、現代のものと少し形が違いますね。どこが違うでしょうか?
正解は展示会場で確かめてください。
●期間/7月29日(土)~9月3日(日)
●休館日/月曜(8月14日は開館)
●入館料/一般290円,大学生210円,高校生以下・65歳以上無料
●住所/福山市西町2-4-1
●問い合わせ/☎ 084-931-2513
>>詳細はこちらから(県立歴史博物館ホームページ)
頼山陽史跡資料館
現代刀の愉しみ
県無形文化財「日本刀製作技術」保持者の三上貞直刀匠と久保善博刀匠の作品を中心に、
県内の刀匠たちによる現代刀を紹介します。
刀匠の情熱や思いが込められた現代刀を、是非お愉しみください。
会期中には、刀匠から直接刀剣の見方を教わることができる鑑賞入門も開催します。
●期間/7月22日(土)~9月10日(日)
●休館日/月曜(ただし祝休日は開館し、よく平日が休館)
●入館料/一般300 円(180円)、高・大学生220円(180円)、小・中学生150円(120円)
※()は20名以上の団体料金
●住所/広島市中区袋町5-15
●問い合わせ/☎ 082-298-5051
>>詳細はこちらから(頼山陽史跡資料館ホームページ)
広島県の学校で働きませんか
未経験者や退職後のブランクがある方もぜひご応募を!
広島県の小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校などで働く、臨時的任用教職員や会計年度任用
職員を募集しています。経験、未経験は問いません。子供たちのために、あなたの力を発揮してみませんか。
募集職種
臨時的任用教職員
欠員補充や産前産後休暇、育児休業、休職等の代替のために、臨時的に勤務す
る常勤の教諭、養護教諭、栄養教諭、学校栄養職員、事務職員等
会計年度任用職員
あらかじめ定められた教科の授業等を行う講師(非常勤)
勤務先
・広島県内(広島市を除く)の公立の小学校、中学校、義務教育学校及び共同調理場
・広島県立の高等学校及び特別支援学校
応募資格
(1)地方公務員法第16条各号の欠格条項に該当しない者
(2)学校教育法第9条各号の欠格条項に該当しない者(教員に限る)
(3)年齢不問
(4)それぞれの職に必要とされる免許、資格等を有する者 (教員免許状、栄養士の資格等)
応募方法
希望者は、原則として「電子申請(インターネット)」による方法で申込みを行ってください。
選考の方法
任用の必要が生じたときに、「応募方法」により申込みを行っていただいた方に
連絡させていただき、面接・書類選考等の方法により選考します。
問い合わせ先
■小学校、中学校、義務教育学校、共同調理場をご希望の方
教職員課小中学校人事係
TEL(082)228-2111 内線4925
■高等学校、特別支援学校をご希望の方
教職員課県立学校人事係
TEL(082)228-2111 内線4923
※ハローワーク等の求人媒体で個別に募集をしている場合がありますので、そうした求人情報等もご覧ください。
※勤務時間等はお気軽にお問い合わせください。
親子のコミュニケーションを応援
ことばの扉をひらく
赤ちゃんは、まわりの世界や人からの働きかけを頼りに、自分でことばを学び、2歳頃にはことばの数が爆発的に増える時期を迎えます。まだ会話ができなくても、声をかけること、まなざしや笑顔などまわりからの働きかけが、赤ちゃんのことばの扉をひらく助けとなるようです。
親子コミひろしまはこちらから
相談窓口
体罰、セクハラ、パワハラに関する相談窓口
早期の状況把握・被害の拡大防止のため、体罰、セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント等の相談窓口を設置しています。
体罰、セクハラ、パワハラに関する相談窓口はこちら
※小・中学校などの市町立学校は各市町教育委員会にお問い合わせください。
各市町教育委員会の連絡先一覧はこちら
全ての県立学校に相談窓口(担当教職員)を設置しています。担当教職員は、管理職を含む複数の教職員です。電話による相談については、学校の代表電話におかけください。
各県立学校の連絡先一覧はこちら
子供のことでお悩みの時は・・・
子供のことでの悩み事は、学校の他次の相談窓口を利用することもできます。
いじめや不登校など児童生徒の悩みに関する相談窓口はこちら
読者プレゼント
保護者の方と応募しよう!
読者プレゼント 3,000円分の「図書カードNEXT」プレゼント!
■応募要領
はがき又は応募フォームに,住所・氏名・年齢(○歳代)と,「くりっぷ」のご感想を明記の上,応募してください。
■応募締切
令和5年9月30日(土)(消印有効)
■応募先
<はがき>
〒730-8514 広島市中区基町9-42
広島県教育委員会事務局 くりっぷ「プレゼント」係
<応募フォーム>
応募フォームより応募
(当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。)