11月10日(水)に,中村委員及び菅田委員が広島南特別支援学校を訪問しました。
11月10日(水),中村委員及び菅田委員が広島南特別支援学校を訪問しました。
広島南特別支援学校では,聴覚障害のある幼児児童生徒が通う特別支援学校で,一貫した専門的な教育を行うことにより,あらゆる面での基礎・基本的な力を身に付け,自律し社会貢献ができる人材の育成を目指しています。
今年で創立107年になる同校ですが,昭和12年には,なんとあのヘレン・ケラーも来校したことがあります。
この日は,幼稚部から高等部までの幼児児童生徒が学んでいる様子や,校内の施設を見学しました。
幼稚部の子供たちは,先生の問いかけにとても元気よく答えていました。また,図書室は児童・生徒が作ったコーナーや作品があり,新刊コーナーはとても人気とのことです。
小学部・中学部・高等部の授業では,児童・生徒と先生が積極的にコミュニケーションを取り活発な授業でした。また,授業によってはパソコンを用い,他校との交流や問題の回答を共有する場面も見られました。
同校に設置されている聴覚障害教育相談支援センターは,同校の幼児児童生徒等はもちろん,地域の方も相談に来られたりと,聴覚障害のある乳幼児や児童生徒等の学びについて支援を行っています。また,センター内には聴力検査室も設けられており,幼児児童生徒が安心して検査を受けられるよう工夫もされていました。
学校の視察を終え,委員は,
「障害の程度や状態も様々であり,その子に応じて色々な工夫がなされていた。幼児児童生徒が伸び伸びと学習している印象。」
「手話だけでなく発声や指文字,音声などあらゆる形でのコミュニケーションが色々な場面で用いられていることが分かった。」
と述べました。
⇒広島南特別支援学校ホームページ http://www.hiroshima-sd.hiroshima-c.ed.jp/index.html