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9月29日(金)に、菅田委員が福山誠之館高等学校を訪問しました。

 福山誠之館高等学校は、今年で創立169年を迎える、県内有数の伝統を持つ高等学校です。

 本日は、福山誠之館高等学校で実施している、「遠隔授業」の様子を視察しました。
 まず、中原校長、高田指導教諭から遠隔授業の概要について説明していただきました。
 福山誠之館高等学校は、三次市の日彰館高等学校、庄原市の東城高等学校、神石高原町の油木高等学校(いずれも県立)に対して、授業の配信を行っています。学校の規模が縮小するにつれて、在籍する先生が少なくなってしまうことから、一部の教科について、専門の先生が在籍していない場合があります。そういった学校の生徒に対して、専門の先生による授業を行えることが、遠隔授業の大きなメリットであると教えていただきました。

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 本日は、日彰館高等学校の生徒へ、倫理の授業が行われていました。先生は、専用のモニターやマイクを使いながら、普段とは全く違う形で授業を行っています。通常授業とは違う配信での授業でも、生徒の反応をみながらスムーズに授業を進めていく姿が印象的でした。
 日彰館高等学校の生徒も、普段の授業と同じように集中して授業を聞いています。生徒の手元をよく見ると、ノートを使う生徒とタブレット端末を使う生徒がいました。どちらを使うのが自分にとって良いのか、生徒自身が判断しているとのことです。遠隔授業を行う先生や、授業を受ける生徒の姿など、今まで行われていた授業の形が大きく変わってきていると感じました。

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 授業見学の後は、部活動のほか、校内の様子を視察しました。
 チアリーディング部には急きょお邪魔しましたが、生徒の皆さんは快くダンスを披露してくださいました。ありがとうございました。
 また、校内には、福山誠之館高等学校の沿革が展示されていました。福山誠之館高等学校の歴史は江戸時代にまで遡ります。「誠之館」という校名になった経緯や、校舎の二度の移転など、福山市の歴史にも大きく関係する内容でした。
 

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 校内の視察の後は、再度、遠隔授業について質疑を行いました。菅田委員からは、遠隔授業をより充実させていくための機器に関することや、遠隔授業を行う上での留意点などについて質問がありました。