「高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト」に係る研究開発校について
「高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト」に係る研究開発校概要
1 研究開発校の目的
令和3年度からの全ての県立高等学校での資質・能力の評価の充実を目指して,研究開発校において大学等の専門的な指導を受けながら資質・能力の評価の研究を実施し,「カリキュラム・マネジメント研修」等での実践報告により成果を県内に普及する。
2 指定校数・指定期間
10校(令和元年度からは9校) 3年間(平成30年度~令和2年度)
3 研究の内容
(1)学校全体で育成する「資質・能力」の明確化
・「資質・能力」のルーブリックの改善
(2)総合的な学習の時間等のカリキュラム改善(開発)
・「探究的な学習」(プロジェクト学習等)の改善(開発)
・総合的な学習の時間と各教科等の関連を明確化(カリキュラム・マッピング)
(3)「資質・能力」の評価方法の工夫改善
・学習の結果だけでなく,学習の過程を評価する様々な方法を検討・実施
(4)「探究的な学習」の実践検証
・指導及び結果についての記録,分析,考察(評価)
4 成果の普及
県教育委員会が主催するカリキュラム・マネジメント研修等における発表や実施報告書により,研究の過程や成果を全県立高等学校に公表する。
(参考)高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト (PDFファイル)(92KB)
「高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト」に係る研究開発校 平成30年度~令和2年度報告書
校番 | 学校名 | 取組の概要 | 平成30年度詳細 | 令和元年度詳細 | 令和2年度詳細 |
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2 | 広島国泰寺高等学校 |
・課題設定の段階でSDGsを意識した取組や県立広島大学との合同授業の実施により,課題研究を軸とした総合的な学習の時間のカリキュラムの見直しを行っている。 ・全教職員で検討して作成したルーブリックを用いて生徒の探究活動の様子を評価し,生徒の自己評価と教員の評価を比較するなど,教職員研修会での議論を行いルーブリックを改善している。 |
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4 | 広高等学校 |
・これまで設定していた学校で育成するコンピテンシーを再整理し,各教科の授業や総合的な学習の時間においてコンピテンシーを活用する場面を設定している。 ・ポートフォリオやルーブリックを活用した生徒の継続的な自己評価を実施し,学習の振り返りを充実させている。 |
報告書 (PDFファイル)(303KB) | 報告書 (PDFファイル)(195KB) | |
9 | 尾道東高等学校 |
・学校で育成する7つの「資質・能力」を設定し,それらを各学年で身に付けさせる力に焦点化しカリキュラム開発及び実践を行っている。 ・学校で設定した「尾道東グローバル人材育成計画」を軸として,総合的な学習の時間と各教科を関連付けて資質・能力の育成を図っている。 |
報告書 (PDFファイル)(244KB) | 報告書 (PDFファイル)(173KB) | |
11 | 福山誠之館高等学校 |
・ゼミ形式による効率的な指導の工夫を行うなど産業社会と人間及び総合的な探究の時間のカリキュラムを探究的な学びとなるように見直しを行っている。 ・産業社会と人間及び総合的な探究の時間において,スパイダー討論の手法を用いた授業を展開するとともに,生徒の変容を学習活動ごとのルーブリックを用いて評価している。 |
報告書 (PDFファイル)(233KB) | 報告書 (PDFファイル)(148KB) | |
22 | 吉田高等学校 |
・育成する資質・能力に探究力(主体的・協働的に真理の追究を継続する力)を位置付け,粘り強く継続する力の育成を重視した取組につなげている。 ・総合的な学習の時間及び各教科の授業において,学習成果物を継続的に蓄積し,ルーブリックを用いて評価している。 |
報告書 (PDFファイル)(245KB) | 報告書 (PDFファイル)(153KB) | |
28 | 御調高等学校 |
・連携型中高一貫教育校の特徴及び地域の教育力を生かし,地域活性化に向けての課題設定に重点を置いた単元計画を作成している。 ・資質・能力の定義,ルーブリック,各学校行事と資質・能力の関連表等について,生徒会との協議を行い,生徒を基点とした目標設定になるような取組を進めている。 |
報告書 (PDFファイル)(256KB) | 報告書 (PDFファイル)(135KB) | |
33 | 府中高等学校 |
・総合的な探究の時間において,「詳細シラバス」との関連を明確にした「振り返りシート」を作成し,活用することで,指導と評価の一体化を図っている。 ・合教科活用問題(問い掛け型,教科統合型)を作成し実施するとともに,ルーブリックによる評価を行っている。 |
報告書 (PDFファイル)(195KB) | 報告書 (PDFファイル)(117KB) | |
43 | 日彰館高等学校 |
・吉舎町内の小中学校と連携し,12年間で育成する資質・能力を設定するとともに,資質・能力の育成に向けて,学校行事と総合的な探究の時間を連動させた学習活動を実施している。 ・生徒一人一人の学習活動をきめ細かく評価し,生徒の作成物や振り返りシートをもとに対話を行い生徒の成長につながる評価を組織的に実践している。 |
報告書 (PDFファイル)(212KB) | 報告書 (PDFファイル)(157KB) | |
69 | 高陽東高等学校 |
・カリキュラム・マップをもとに,総合的な探究の時間及び教科科目を関連付けた授業を実施している。 ・総合的な探究の時間で「探究ノート」を作成・活用し,課題設定からプレゼンテーションの実施を段階的・系統的に行うとともに,ルーブリックによる評価を行っている。 |
報告書 (PDFファイル)(228KB) | 報告書 (PDFファイル)(151KB) | |
92 | 尾道商業高等学校 |
・学校設定教科「尾商学」の位置付けを整理し,3年間で資質・能力を育成するための探究学習の場として設定し直している。 ・学校で育成する資質・能力について,学科の特色も踏まえながら校内で議論を行い設定するとともに,多種多様な評価指標をもとに分析を行い,ルーブリックの妥当性について検証を行っている。 |
報告書 (PDFファイル)(993KB) | 報告書 (PDFファイル)(383KB) |