教育長緊急メッセージ(不祥事根絶に向けた緊急メッセージ)
不祥事根絶に向けた緊急メッセージ
教育は、人の成長を支える崇高な営みであり、人の信頼の上に成り立っています。教育に携わる私たち職員は、子供たちの健やかな成長のため真摯に向き合い、日々の成長のため弛まぬ努力を続けています。真摯に努力を続ける姿勢は、子供たちだけでなく、自分自身を支えてくれる家族にとっても誇らしいことです。
教職員の皆さんが、日々、努力を積み重ねておられることに、心から感謝いたします。
しかし、誠に遺憾ながら、一部の教職員による不祥事が相次いで発生し、教育への信頼が著しく損なわれています。特に、最近発生した事案においては、わいせつ行為など、教職員としてはもとより、社会人としての資質が疑われるものが続発しており、事態は極めて深刻です。これらの行為は、自分自身を理解し支えてくれる家族をも裏切る行為にほかなりません。
今、私たち自身が、自分事として、自分の心情・姿勢を見つめ直すことが必要です。
ちょっとした出来心や瞬間的な衝動に従って、すべてを失うのか。
一呼吸の冷静な判断で、信頼と誇りを持ち続けるのか。
教育に携わる者として、その崇高な使命を自覚して振り返り、職員同士互いに確かめながら、自分を客観視しつつ、責任を果たしていかなければなりません。
県教育委員会としても、教職員によるわいせつ行為等は決してあってはならないとの考えの下、厳しい姿勢で臨むとともに、風通しの良い職場環境づくりを推し進めるなど、不祥事事案の根絶に向けて、尽力してまいります。
「子供たちは、私たちの姿を見て育ちます。」
このことを今一度心に刻み、子供たち、家族、同僚に誇れる自分であり続け、県民の期待に応える教育を、子供たちの学びの充実をともに実現していきましょう。
令和6年5月30日
広島県教育委員会教育長 篠田 智志
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