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幼児教育-幼保小連携・接続

本県の幼保小連携・接続の考え方

 園・所における乳幼児期の教育・保育は、5つの領域(「健康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」、「表現」)の内容を、遊びや生活を通して総合的に学んでいく教育課程等に基づいて行われています。一方、小学校での児童期の教育は、各教科等の学習を系統的に配列した教育課程に基づいて行われています。
 園・所等の教育・保育と小学校の教育においては、それぞれの段階における役割と責任を果たすとともに、それぞれの教育・保育の違いを踏まえ、小学校に入学した全ての子供が、園・所等での遊びや生活を通した育ちと学びを基礎としながら、安心感を持って新しい学校生活に円滑に移行し、自己を発揮し成長していくために、子供の育ちと学びの連続性を保障することが大切です。
 広島県では、「遊び 学び 育つひろしまっ子!」推進プラン(第2期)において、小学校においても、本県の乳幼児期の教育・保育の基本的な考え方が共通認識されており、全校で、園・所等との協力のもと、幼保小合同研修や公開保育・公開授業などの幼保小連携に関する様々な取組や、接続を見通して編成・実施された教育課程の不断の見直し が行われるなど、子供の育ちと学びを円滑につなぐための教育活動が実践されていること、また、こうした取組を通じて、小学校へ入学した子供が、安心感を持って新しい学校生活に円滑に移行していることを目指しています。

幼保小の架け橋プログラム

 国においては、幼児教育の質的向上及び小学校教育との円滑な接続について専門的な調査審議を行うため、令和3年7月、中央教育審議会初等中等教育分科会の下に、「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会」が設置され、令和5年2月にその審議のまとめとして「学びや生活の基盤をつくる幼児教育と小学校教育の接続について~幼保小の協働による架け橋期の教育の充実~」が取りまとめられました。
 また、幼保小の架け橋プログラムの実施に関して、「幼保小の架け橋プログラムの実施に向けての手引き(初版)」「幼保小の架け橋プログラムの実施に向けての手引きの参考資料(初版)」が策定されました。

 ◆詳しくはこちら → 幼保小の架け橋プログラム​(文部科学省HP)

幼保小連携・接続に係る県の取組

 本県では、子供の育ちと学びを連続させていく幼保小接続カリキュラムの必要性を理解し、小学校と園・所等が協働しながら子供の育ちや学びをつなぐ連携・接続の取組を進められるよう、次のような取組を行っています。

■「育ちと学びをつなぐ」幼保小連携・接続の充実事業の実施

 義務教育開始前後の5歳児から小学校1年生の2年間(いわゆる「架け橋期」)のカリキュラムを、園・所と小学校で協働しながら定期的に見直しを図るとともに、この時期にふさわしい主体的・対話的で深い学びの実現を図り、一人一人の多様性に配慮した上で、全ての子供に学びの基盤を育むことを目指し、文部科学省の事業(幼保小の架け橋プログラム事業)を活用しながら、市町が実施する地域の実情に応じた幼保小連携・接続のための組織体制の整備等を支援する。
(令和5年度は県内6市町(呉市、竹原市、江田島市、三原市、世羅町、庄原市)を指定)

地域の実情に応じた幼保小連携・接続のための組織体制の整備に向けた各市町における取組

 ​ア 幼保小連携協議会の設置及び定期的な協議会の開催
 イ 幼保小合同研修会の開催
 ウ 教育・保育内容の相互参観及び相互理解に関する取組
 エ 小学校における一人一人の子供の育ちや学びをつなぐ取組の推進・支援
 ​オ 架け橋期のカリキュラムの実施・改善
 カ 地域の実情に応じた取組

 

小学校初任者研修「園・所における保育体験」(令和4年度~)

 小学校初任者が、初任者研修において園・所における保育体験を1日行うことで、「遊びは学び」という乳幼児期の教育・保育の基本的な考え方を理解するとともに、園・所における子供の見取りや支援の在り方等を体感し、自身の小学校・義務教育学校(前期課程)における教育活動の充実につなげることを目指す。

 

幼児教育長期派遣研修(平成30年度~)

 小学校教諭を幼稚園・保育所又は幼保連携型認定こども園に1年間派遣し、幼児教育の実践を体験することによって、本県の幼児教育の推進や幼保小連携・接続の中核を担う人材を育成する。

 幼児教育長期派遣研修の詳細はこちら

各種研修

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