2024年9月5日、紙屋町シャレオにて、「広島県の少子化対策について考えよう」をテーマに、第6回車座会議(第1回から振替)を開催しました。
会議の議題は「行政が少子化対策を行う必要があるか?」「子育てする上での安心感とは?」。
広島県民の皆さまにご参加いただき、さまざまな意見をいただきました。
司会
フリーアナウンサー 徳永真紀さん
参加者
子どもを持たない層 橘高京子さん
子どもがやりたいことをできる環境のためには賃金アップが欠かせません。私も経済的理由で進学や習い事を諦めた経験があります。夢を諦めないための教育費支援も必要です。
子育て経験者 三田村知里さん
産後うつを経験し、カウンセリングが助けになりました。行政の相談環境が充実するとうれしいです。子育てを不安にする情報だけでなく、良い情報の発信も重要です。
子育て経験者 秋山陽子さん
子育ての安心感には「みんなの実家」のような場所が必要です。キャリアや生活など不安がありますが、大学生や経験者のサポートがあると、ゆっくりできる時間を作れます。
子育て層 高橋美智子さん
第2子の保育料無料のおかげでもう一人持とうと思えました。医療費や食費などの支援はきっかけになります。若い世代に妊娠や不妊の知識を提供し、早期のプラン設計が大事です。
有識者・ファイナンシャルプランナー 石田知美さん
教育費が1,000万円など数字が独り歩きして、不安を感じる方が多いですが、奨学金や節約でなんとかなります。また出産後に所得制限で働きたくても働けない問題もあります。
子育て層 漆畑文雄さん
少子化対策には未婚男女の結婚促進と、早くの出産支援が必要です。そして女性が子育てに喜びを見出せるように、職場の理解、平等な育児など、新しい価値観の浸透が大切です。
子育て層 樋口謹行さん
子育て支援はミクロとマクロ両方の視点で考える必要があります。単純にマイナスをゼロにするのではなく、その先のプラスでワクワクするものになるべきです。
有識者・公認心理師 大下幸恵さん
人に話を聞いてもらえると安心感が生まれ、心が楽になります。すぐにアドバイスするのではなく、まずは聞く意識を持つ。一人一人が簡単にできる大切なことです。
子育て層 漆畑明子さん
出産後は育児と家事が大変です。食事の提供など、家事サポートがあれば赤ちゃんとゆっくり過ごせます。子育ては大変という不安を和らげる正しい情報提供が必要です。
広島県知事湯崎
(注)湯崎の『崎』の右側は「大」が「立」
皆さん子育てを支援したいという気持ちがあるのは、すごく嬉しく、心強く思います。子育てをした人の大半は、大変だけど楽しくて学びがあったといい、そういう面を共有することが安心感に繋がると感じています。
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