2024年7月30日、みよし 森のポッケにて、「子育て・教育に係る負担を社会がどこまで支援すべきか?」をテーマに、第3回車座会議を開催しました。
会議の議題は「今の子育て経済支援は充実しているか」「財源確保のため、誰がどこまで負担するか」「支援に所得制限は必要か」。
子育ての最中の方、子育てを終えた方、未婚の方など、さまざまな視点から話し合いました。
司会
TSSアナウンサー 石井百恵さん
参加者
フリーアナウンサー 久保田夏菜さん(こどもまんなか応援サポーター)
今の支援に満足していますが、将来は分かりません。子育て支援は「負担」ではなく「支える」ものになってほしいです。また税金も少額なら少子化に向き合うきっかけになります。
子育て経験者 桑原利治さん
私の時と比べると子育て支援の充実には驚きますが、親の責任も忘れてはいけません。金銭が問題とされますが、お金のかからない自然体験なども大切にしてほしいです。
独身層 伊藤晴美さん
現在の生活でギリギリのため、さらに負担が増えるのは厳しいです。子育てを始めるまでも、目に見えないので結婚や出産の前にも支援があればいいと思います。
子育て当事者 佐々木良さん
障害のある子どもの支援には地域間格差があります。困っている家族も少なくないはずで、生きるための支援は統一すべきだと思います。また支援は使途の透明化が重要です。
子育て当事者 角沸里恵さん
支援は、もらって当たり前ではなく、誰かが負担していることを忘れてはなりません。すぐに税金を上げるのではなく、用途を見直して無駄を減らすべきだと思います。
子育て経験者 山崎浩美さん
(注)山崎の『崎』の右側は「大」が「立」
私も支援制度を利用しましたし、負担はどの世代もお互い様です。子育ての問題は小さいときのお金だけではないため、その後の悩みを相談できる施設も必要です。
叡啓大学 早田吉伸教授
キーワードの一つが安心感です。所得だけでなく、社会的なつながりも関係しています。何を支援するかバランスを考え、社会全体で子育ての安心感をどうつくるかが重要です。
広島県知事湯崎
(注)湯崎の『崎』の右側は「大」が「立」
このまま少子化が進むと社会の維持が難しいことに向き合わなければなりません。支援の内容や必要性を丁寧に説明し、支えられているという実感を持ってもらい、安心して子育てできる環境づくりが必要です。
広島県では「少子化・子供・子育て」について、皆さんの意見を募集しています。
今回のテーマ「子育て・教育に係る負担を社会がどこまで支援すべきか?」について、ぜひあなたの声を聞かせてください。
【参考資料】第3回車座会議説明資料 (PDFファイル)(942KB)
【当日の様子】
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