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人事委員会ブログ(令和3年7月分)

印刷用ページを表示する掲載日2021年7月30日

人事委員会ではブログを開設しました!
採用試験情報はもちろん,広島県庁のことや採用試験担当職員の日常などをゆる~~く発信していきます♪
毎週更新していきますので,試験勉強の息抜きに,ぜひご覧ください!

令和3年7月

7月30日(金曜日)  統計課new

皆さんこんにちは。
大学卒業程度の面接試験真っただ中ですが,皆さん頑張っておられますか。
また,明日からは社会人経験者の方の2次試験です。
受験される方は体調を整え,気を付けてお越しください!
今週は合同総務課主査がお届けします。

企業局から始まり,健康福祉局,土木建築局,地域政策局,環境県民局,議会事務局と10の所属で,様々なお仕事を経験させていただいております。(今の組織名で標記しております。)
その中で,今回は統計課をご紹介したいと思います。
統計課は,国勢調査,労働力調査,農林業センサス,社会生活基本調査,
学校基本調査など,様々な統計調査を所管しております。

統計調査は,人口・世帯はもとより,企業活動,就業状況,家計,物価など多岐にわたっており,社会経済の現状を反映した調査結果は実態の把握や計画の策定,施策の評価等幅広い分野で活用されています。
私は統計普及に係る業務等を担当していました。
具体的には統計協会に係る事務,統計パネルや県民手帳の作成等です。
特に印象に残っているのは,親子統計教室を開催したことです。
統計知識の普及と,統計の表現技術の向上を目的として,統計グラフを募集するコンクールを毎年行っているのですが,応募作品が少なく,夏休みに「親子統計教室」を新たに開催することになりました。
上司と近隣の小学校をまわり参加者を募るなど集客に苦労しましたが,子どもたちの楽しむ姿や,参加してくれた子どもたちが素晴らしい作品を応募してくれたので,とても達成感がありました。

統計グラフコンクールバナー

県には,色々な職場があり,色々なお仕事があります。

何年経っても,異動当初,自分にできるかなと不安に思うことも多々ありますが,色々な経験を積まれた頼もしい先輩方や仲間がたくさんいますので,安心してください。


7月21日(水曜日)  国際課 留学生受入れのための海外出張

皆さんこんにちは。
大学卒業程度の面接試験真っただ中ですが,皆さん頑張っておられますか。
急に暑くなりましたので,水分補給をしっかりして,暑い夏を乗り切りましょう。
今週は合同総務課参事(50代,男性)がお届けします。

さて,今回は私が国際課に勤務していたころの仕事内容をご紹介します。
国際課の異動内示を聞いてすぐに頭に浮かんだのがパスポートです。若いころ10年パスポートを取得していたのですが,すでに期限切れ。慌てて5年パスポートを取得し,海外出張に備えました。私自身は「国際職」(かつて広島県には「国際」という試験区分がありました。)ではなく,また語学力が特にあるというわけでもなかったので,国際課への異動は驚きでした。自分に務まるだろうかと不安に思ったことを覚えています。

国際課の仕事は,海外からの留学生の受入・定着促進や海外友好提携先との国際交流の推進,在日米軍対策やパスポート発給事務など国際施策に関する業務になります。私は地域国際化グループで,留学生の受入・定着促進やJetプログラム(外国青年招致),在日米軍対策や多文化共生の推進などに従事していました。

地域国際化グループの主要事業に「留学生受入・定着促進事業」があります。広島県の活性化を目指して,多様な価値観を持つ留学生の受入と県内企業への就職による定着支援を行っていました。平成26年当時,留学生数は約2,600人で,県内企業への就職者数は約110人。これらを平成32年(令和2年)に倍増させる「留学生倍増計画」という目標を掲げ,県内大学等と連携しながら,留学フェアや海外共同リクルーティングなど,留学生受入のための様々な取組を行っていました。

その当時,私はベトナムとタイを訪問し,ホーチミンやハノイ,バンコクで「広島県留学フェア」を開催し,広島県の魅力や生活環境などをPrしました。一緒に参加した県内大学の皆さんは,各大学の特色や研究分野,奨学金制度などを説明し,現地学生からの質問に応じていました。学生たちは真剣な表情で職員の話を聞き,分からないことを確認するなど,意識の高さを感じました。

現地留学フェアでは,本当に日本に留学してくれるのか,東京や大阪ではなく広島を選んでくれるのか不安もありましたが,「広島の大学で勉強したい」「自然豊かな環境が気に入った」など,前向きに考えてくれた学生も数人いました。また,帰国後も「今広島に留学しているのは,過去の広島県留学フェアがきっかけとなった」と話してくれた留学生もいて,自分たちの取組がじわりじわりと留学生増に結びついているんだなぁと手応えを感じたことを覚えています。

現在はコロナ禍で海外からの留学生が減少しているようですが,コロナ終息後には,また多くの留学生が広島に来てくれて,広島の学生たちと切磋琢磨しながら,広島県全体を盛り上げてくれることを心から期待しています。

広島県留学フェア


7月16日(金曜日)  合同総務課

人事委員会事務局は,公務員課と合同総務課の2課体制です。採用試験に係る業務などを行っているのは公務員課です。一方合同総務課って?合同とは?
実は,合同総務課は,人事委員会,労働委員会,監査委員の3つの行政委員会の事務局の総務業務を一元的に行う部署なのです。私は合同総務課の所属ですが,人事委員会事務局の職員でもあり,労働委員会事務局の職員でもあり,監査委員事務局の職員でもあります。名札も3つありますし,名刺の肩書がとても長いです。3局の身分を併せ持つといった部署は,県の組織の中でも他にはない特殊な部署になります。

名刺

具体的な業務内容としては,3局の予算編成や決算事務,物品の購入や支払等庶務・経理事務,人事関係事務等ですが,各局それぞれ業務内容も違うし,それぞれの委員の方々や職員の状況も頭に入れておかなければなりません。ちなみに,3局をざっくり説明すると,

監査委員は,本県の財務事務や経営に係る事業の管理,事務の執行などを監査する機関,

労働委員会は,労働者(労働組合又は労働者個人)と事業主との間に生じたトラブルを解決する機関,

人事委員会は,給与等に関する報告及び勧告,職員の採用試験や昇任選考等を行う機関です。

それぞれの局の事務局長3人の指示により業務を進める状況は,まるでキングギドラ!!と思います。(注:キングギドラ=ゴジラシリーズに出てくる頭が3つある怪獣。なお,3人の事務局長は皆とても良い方です。各局長が怪獣みたいだということではないので念のため。)

県庁の業務は,土木建築,健康福祉,商工労働,危機管理など多岐にわたります。県職員を目指している皆さんは,「観光振興に携わりたい」「中山間地域を盛り上げたい」などいろいろな思いを持たれておられることでしょう。それに比べると,総務業務は,地味な仕事,裏方なんてつまらないと思われるかもしれませんが,県民のために第一線で働く職員を下支えすることも実は重要な業務です。またその知識は,県職員としてどの局に異動になっても役に立つものです。どこの職場であっても,「広島県をより良い県にしたい」という志を忘れず業務に精励することが大切だと思います。

大学卒業程度試験の2次試験も始まりました。受験者の皆さんは,体調を整え,気を付けてお越しください。


7月9日(金曜日)  警察事務の仕事

こんにちは。今週は給与グループの主任(30代,男性)がお届けします。

過去に経験した職場の紹介ということで,今回は警察事務の仕事について紹介します。
私は,警察事務職員として採用され,警察署や警察本部で勤務をした後に,昨年から人事委員会に出向し,現在2年目を迎えています。

「警察」というと,テレビドラマでよく見るような,犯人を逮捕する刑事や交番に勤務する制服を着たお巡りさんなどの警察官をイメージされるのではないでしょうか。では,「警察事務」というと,どのような仕事かあまりイメージが沸かない方も多いかと思います。

警察事務の仕事は,人事や予算編成・執行管理,福利厚生,契約事務など,知事部局や教育委員会で一般的に事務職が行う業務に加え,警察固有の業務として,遺失拾得業務,警察装備資機材の管理,運転免許や犯罪情報の収集・分析など多岐にわたります。
このように警察事務は幅広い業務で警察官と一体となって警察活動を支えています。

私が採用されて初めて担当したのは,先ほど記載した業務のうちの一つの「遺失拾得業務」です。「遺失拾得業務」とは,警察署に届けられた落とし物を保管し,持ち主の方に返還する仕事であり,直接県民の方と接する業務になります。落とし物をしたという遺失届の受理や,届けられた落とし物で持ち主の方がわかりそうな場合は連絡も行います。
持ち主の方に無事返還できて,感謝の言葉をいただいた時は,この仕事をしていて良かったと感じたのを採用されて十数年経った今でも鮮明に覚えています。

私が今回紹介した業務以外にも,警察事務が行う様々な業務が人事委員会の採用HPに
「先輩職員インタビュー」として掲載されていますので,ぜひご覧ください。

警察事務


7月2日(金曜日)  三重県庁

こんにちは。今週は給与グループリーダー(40代,男性)がお届けします。

5月の公務員課長のブログで,国や県内市町,民間企業への派遣制度について紹介がありました。私は人事委員会事務局に配属される前に人事交流として2年間,三重県庁に派遣されていましたので,今回はそのときの体験を紹介します。

当時の上司から三重県庁への派遣を告げられたときは,思ってもみなかった異動先であったため,「まさか自分が…」と驚きましたが,広島県庁に勤めている間に一度は県外での勤務や別の組織での勤務を経験してみたいと思っていたこともあり,自分自身,三重県庁への派遣について抵抗感はありませんでした。その後,派遣について家族と相談し,単身赴任ではなく家族全員で三重県に住むことに決めました。

三重県庁では,戦略企画部の政策提言・広域連携課(広島県庁の経営企画チームが同様の業務をしています。)に配属されました。政策提言・広域連携課は,「国への提言・提案」「県境を越えた広域連携」「地方分権改革」「特区」などに関する業務を行っており,私は近畿ブロック知事会議や紀伊半島知事会議(三重県・奈良県・和歌山県の3県知事会議),関西広域連合に関する業務,地方分権改革などを担当しました。

通常の異動の場合でも新しい業務を覚えるのには時間がかかり大変ですが,三重県への派遣では業務を覚えることに加えて,三重県の地名や地理が分からず,仕事の会話で「明和町」や「北勢」などの言葉が出ても,派遣当初はどの辺りのことを話しているのか分からないため,会話についていけないことが多々あり苦労しました。こうしたことから,早く地理を把握し,スムーズに仕事を進めたいと思い,派遣1年目の休日は家族で三重県内の有名な観光地からディープなスポットまでたくさんの場所を巡りました。

また,もう1つ大変だったこととして,長年勤務している広島県庁では仕事で何か困ったときには同僚等に気軽に聞くことができますし,どこに聞けばよいのか分かっていましたが,三重県庁では一人も知り合いがいないところからのスタートでしたので,何をするにしても通常より時間がかかっていました。このような私に対して,三重県庁の職員の皆さんはとても温かく,親切に接していただき,時が経つにつれて三重県庁の勤務に慣れていくことができました。

2年間の派遣を終えて感じることは,以前よりも視野を広くして物事を考えることができるようになったのではないかということです。三重県は近畿地方と中部地方の両方に属しており,リニア中央新幹線や関西万博など両地域で起きていることにアンテナを張りながら仕事をする必要がありました。特に私が勤務した政策提言・広域連携課ではメンバーが常に他地域のことも意識しながら仕事を進めていたように思います。こうした経験から,広島県庁に戻ってからも広島県内のことだけではなく,他地域の動向に強く関心を持つことができるようになりました。

また,広島県庁から離れて仕事をしてみて,三重県庁の優れた取組を知るとともに,広島県庁の魅力や強みを再認識することができ,今回の派遣は私の広島県庁の勤務の中でもとても貴重な経験になりました。

※ 現在,三重県庁との人事交流はありませんが,岡山県庁や島根県庁などと交流派遣が行われています。

三重県庁
(三重県庁)

平成30年伊予半島知事会議
(平成30年の紀伊半島知事会議の様子)


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