浄楽寺第1号古墳は、丘の尾根上の平坦地に造られた、造り出し部を南に向けた帆立貝形古墳です。
帆立貝形古墳は大きな円丘部に小さな方形の造り出し部を付けた古墳です。
本古墳の円丘部は2段に土が盛られ、段がほぼ円形にめぐり、造り出し部の平坦面とつながっています。大きさは全長27.9m、円丘部直径23.5m、高さ3m、造り出し部の長さ5m、幅9.5m、高さ0.8mです。
埋葬施設は墳頂部の平坦面に箱形石棺があったと思われますが、現在は石材が抜き取られていて不明です。墳丘の斜面には葺石があり、周溝はほぼ一周しています。