『郷土史』公開発表会チラシ (PDFファイル)(1.06MB)
広島県立三次高等学校の「郷土史」の授業では、地域の文化や伝統について、生徒自らが課題を設定し、調査研究を行ってきました。発表会では、1年間の調査研究の成果を発表します。
参加費 無料(展示の観覧には、別に入館料が必要です。)
発 表 広島県立三次高等学校2年生
会 場 みよし風土記の丘ミュージアム 研修室
7月20日(木)~7月21日(金)まで、三次市立塩町中学校の生徒さん3名が職場体験を行いました。
1日目は、館内・園内を見学し、「資料館の使命」や「学芸員の仕事」について学びました。またワークショップとして提供される古代の勾玉づくり体験をしました。
2日目には、演習として中学生の視点から中学生向け学習問題を考えました。実際に資料を見ながら問題を考えることで歴史への興味が湧いたのではないでしょうか。
7月26日から7月31日まで,大学生・大学院生の皆さんが博物館実習を行いました。
この実習期間では,考古資料・民俗資料の取扱いについて学び,資料を守っていくために様々な実習を行いました。考古資料の取扱いでは,遺跡から出土した遺物(土器)をクリーニングし,ネーミング(注記)を行いました。民俗資料の取扱いでは,寄贈された資料のクリーニングを行い,資料カードに記入していく作業を行いました。また,ふどきの丘体験教室「土器・ハニワをつくろう1」で指導を行い,博物館が担う教育普及の役割について実際に体験することができました。
当館で行われた職場体験では,演習として中学生の視点から中学生向けの学習問題を考えました。問題にはみよし風土記の丘に関連する問題や展示している資料を使った問題など様々です。みよし風土記の丘ミュージアム内の廊下へ掲示してありますので,ぜひ御覧ください。
7月13日から7月15日まで,三次市立塩町中学校の生徒さん4名が当館で職場体験を行いました。
1日目には,館内・園内を見学し,ワークショップとして提供される古代の勾玉づくり体験をしました。
2日目には,園内にある旧真野家住宅・移築遺構などの清掃を行いました。大切な文化財を管理することも重要な仕事です。
3日目には,演習として中学生の視点から中学生向け学習問題を考えました。実際に資料を見ながら問題を考えることで歴史への興味が湧いたのではないでしょうか。
当館では,平成30年度から博学連携事業として,学芸員が三次高等学校の学校設定科目「日本史読解」に参画しています。授業の中でその専門性を活かして高校生の探究学習に対する助言や指導を行い,生徒の歴史に対する考察力・判断力・表現力を育てる学習を支援しています。
第1回(5月12日)の授業では,担当学芸員が「ひろしまの文化・みよしの文化ー文化の交流ー」と題して,広島県の風土や伝統芸能である神楽から読み取れる特徴について授業を行いました。
第2回(5月26日)の授業では,担当学芸員が「考古学について」と題して,考古学の歴史や研究方法など,三次地域の遺跡について授業を行いました。
第3回(6月2日)の授業では,担当学芸員が「川の文化 民俗学的な視点からのアプローチ」と題して,ワニ料理や江の川で行われた生業など身近なことから読み取れることについて授業を行いました。
第4回(6月23日)の授業では,担当学芸員が「歴史学および史料を用いた研究方法について」と題して,中国山地で行われていたたたら製鉄を題材に,歴史の学び方について授業を行いました。
今後は,生徒たちがテーマを選択し課題を設定して,グループごとに探求していきます。当館も指導・助言を通してサポートしてまいります。
当館学芸員が三次高等学校の学校設定科目「日本史読解」に参画し,授業の中でその専門性を活かして高校生の取組に対する助言や指導を行い,生徒の歴史に対する考察力・判断力・表現力を育てる学習を支援してきました。生徒たちの調査研究成果をまとめた「歴史新聞」を,当館に掲示しました(掲示期間:令和4年3月15日~3月30日)。