本文
氷河期が終わると、地球上の気候が温暖になり、しだいに現在と同じ日本列島が形作られていきました。 人々は弓矢や土で作った器(土器)を作りはじめました。石のやじりをつけた弓矢によりすばしっこい動物も捕まえられるようになり、また、漁撈も盛んに行われていました。この時代の土器は縄文土器と呼ばれ、土器の表面には縄目をはじめとした様々な模様がつけられ、食べ物を煮たり、蒸したりできるようになったことで人々のくらしは豊かになりました。
深鉢形土器(福山市 馬取貝塚) 広島県立歴史博物館蔵(府中高校考古資料)