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古墳時代(短甲)

短甲

 この短甲は、古墳時代中期(5世紀)の三角板横矧板併用鋲留短甲(さんかくいたよこはぎいたへいようびょうどめたんこう)と呼ばれるもので、庄原市口和町の曲(まがり)第2号古墳から出土しました。鉄製の枠で形をつくり、すき間を横長の鉄板で埋めて鉄鋲で固定しています。背面の一部は、三角の鉄板で埋めています。
 この古墳は、西城川の支流・湯木川の西側に広がる丘陵上に位置する円墳です。
 埋葬施設は、土坑内に納めた木棺で、短甲の他に鉄刀・短剣・鉄鏃などの鉄器類が出土しました。

曲の短甲
短 甲(庄原市 曲第2号古墳出土)