家庭の省エネルギーを進めるうえで、重要な要素である冷暖房エネルギーを少なくするためには、機器の使い方(設定温度や扇風機による空気循環など)や省エネ性能の高い機器を選択することと並んで、住宅そのものを断熱化し、省エネ住宅にすることで、大きな効果を得ることができます。
家庭の電力消費量の約15%を占めているのが冷暖房です。冷暖房は、冷気や暖気を外に逃がさないこと、太陽の日射しによる熱が入ってこないようにすることなどにより、効率を高めることができます。
省エネ住宅とは、窓や壁の断熱化により、冷暖房などのエネルギー消費を抑えることのできる住宅です。
1 経済的 | 効率よくエアコンが効くため、光熱費が節約できる。 |
2 快適さ | 夏は涼しく、冬は暖かく、快適な室内環境を保つ。 |
3 健康的 | リビングなどの暖かい部屋と、脱衣所や浴室の温度差をなくすことで、ヒートショックのリスクが少なくなる。 |
省エネ住宅の中でも、太陽光発電パネルの設置などにより、消費する住宅のエネルギー量の収支がおおむねゼロになる「ZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」と呼ばれるものも出てきています。
省エネ家電とはエネルギー効率の高い家電のことです。
家電製品の省エネ技術は年々進化していて、壊れるまで使用する場合に比べて電気代が削減でき、地球温暖化防止にも貢献することができます。
10年前の家電と比較すると例えば…
・エアコン:約17%の省エネ
・冷蔵庫:約40~47%の省エネ
など、地球にもお財布にも優しい。
省エネ家電を選ぶときは、「省エネラベル」を参考に!
環境省が、省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」を提供しています。これを使って、省エネ製品への買換えによるCO2削減効果や電気代節約効果などを調べることができます。
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