ミニ展示とは,常設展示室内で2か月ごとに入れ替えを行う展示です。
当館所蔵の資料を中心に,特定のテーマに沿って紹介しています。
展示の概要
広島県内を走ったSL(Steam Locomotive 蒸気機関車)は,昭和46年(1971),可部線・芸備線・木次線での運転を最後に,姿を消しました。SLは,県内の人の移動や物資の輸送を支え,日本の近代化に大きく貢献するとともに,人々の生活にも身近な存在でした。
SLが姿を消して50年余りになった今,改めて県内を走ったSLの姿をとおして当時の様子を振り返る展示として,当館所蔵の写真などを紹介します。
展示の概要
草戸千軒が栄えていた中世という時代は,天災や疾病など様々な災厄が人々を取り巻いており,災いを逃れ平穏な日常を願って,人々は神や仏を信仰していました。
この展示では,木製形代の鬼形や懸仏の一部など,草戸千軒町遺跡から出土した鬼と仏にまつわる遺物を展示し,中世の人々の信仰の一端を御紹介します。
展示の概要
広島県福山市は,全国随一の箏(こと)の生産地です。
今回の展示では,福山における箏生産の歴史と,関わりのある人物を紹介するとともに,当館が所蔵する箏を展示します。
展示の概要
今回の展示は,令和3年度博物館実習(7月29日~8月4日)に参加した,学芸員資格取得を目指す11名の実習生が企画・製作しました。
実習生は,2グループに分かれ,展示資料の選定やレイアウト,パネル等のデザイン・文章作成を行いました。
この展示は,中世の食事をテーマとし,草戸千軒町遺跡から出土した土器や動物の骨,植物の種子を用いて,中世における❝とある一家❞の日常的な食事シーンを再現展示しました。
この展示では,江戸時代後半に広島藩がまとめた庶民の善行物語集(善い行いをした者の伝記集)『芸備孝義伝』をテーマの一つとして取り上げました。この本からは,人々の善行だけでなく,江戸時代後期の庶民の生活の様子もうかがうことができます。
その中で,挿絵に描かれる糸車に着目し,もう一つのテーマとしました。糸車は,江戸時代の広島県地域で木綿産業が盛んに行われる中,欠かせない道具の一つでした。
本展示では,『芸備孝義伝』と「糸車」をキーワードに,糸車が果たした役割や当時の庶民の暮らしを紹介しました。
展示の概要
ボランティアさんにより整理された絣コレクションの中から,動物由来の模様を持つ作品を紹介します。
展示の概要
当館所蔵品の中から中世文書をピックアップして,文書を読み解く過程と謎解きの楽しさを紹介するシリーズの第12回です。
今回は,児玉元良書状を取り上げます。
※ 「ミニ展示 中世文書を読む(1)~(12)」の全てを御覧になりたい場合は,ここをクリック!
会期 | テーマ |
---|---|
3月26日(金曜日)~ 5月23日(日曜日) 【終了】 |
中世文書を読む(12) 毛利氏奉行人 児玉元良の手紙 |
5月25日(火曜日)~ 8月4日(水曜日) 【終了】 |
絣ボランティアの成果 絣 KASURI(3)-動物文様- |
8月5日(木曜日)~ 9月30日(木曜日) 【中止】 |
博物館実習生の展示実習 |
10月1日(金曜日)~ 12月2日(木曜日) 【終了】 |
箏(こと)と福山-当館所蔵品の紹介- |
12月3日(金曜日)~ 1月30日(日曜日) 【終了】 |
草戸千軒の鬼と仏 |
2月5日(土曜日)~ 3月24日(木曜日) |
想い出のSL |
一般:290円(220円)
大学生:210円(160円)
高校生まで無料
※( )内は20名以上の団体