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【サイズ】 軸装 木版彩色 正保2年(1645) 134.5cm×57.6cm
【解 説】 日本初の印刷世界図で,世界各地の人物図譜と対幅をなしている。 世界図の上には題,人物図譜の上には識語が書かれ,長崎で正保2年(1645)に製作されたことが記される。 人物画は木版墨摺の白描にテンペラ絵の具で彩色し,明暗で立体感を表現するなど西洋画の手法が見られる。 料紙に継ぎがないのも特徴。作者は長崎の測量家樋口(小林)謙貞と目されている。
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