介護食で重要なのは軟らかさだけではありません。
凍結含浸やわらか食では,見た目の良さ,軟らかさ,栄養成分保持に加え,咀嚼嚥下時の食べやすさや飲み込みやすさを追求しました。
咀嚼時に食材内の水分が離水するのを防ぐ離水防止技術を開発しました。
未糊化デンプンを分散させた酵素液を含浸し,加熱酵素失活時に食材内水分とともに糊化することで,食材内の水分にトロミが付き,食塊と一緒にまとまりやすくすることができました。
また,凍結含浸やわらか食の食事提供にあたって,安全に飲み込めるかどうかを事前に検査できるように,酵素とともに造影剤を含浸した凍結含浸やわらか造影検査食も開発しました。
造影検査(VF検査)で患者の咀嚼嚥下時の安全性を確認することができます。
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