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凍結含浸法で作製した介護食の特徴

印刷用ページを表示する掲載日2019年12月5日

見た目はそのままで軟らかい

軟らかいタケノコの写真 軟らかいニンジンの写真 軟らかい豚ヒレ肉の写真 凍結含浸法で作製した煮物

凍結含浸法で食材の組織を分解する軟化酵素を含浸すると,食材そのままの形を保った,料理の見た目も楽しめるやわらか食が作れます。
これは果物が熟す原理を模倣しています。

果物には自己分解酵素が豊富に含まれており,酵素の働きで組織が軟らかくなります。
しかし野菜や肉・魚などの食材には果物のような自己分解酵素がほとんど含まれていません。

そこで凍結含浸法で軟化酵素を含浸します。
すると果物と同様の作用が食材内で働き,煮込んでも硬いタケノコや,加熱すると硬くなる豚ステーキ肉も,果物が熟すように軟らかくなります。 

食事のおいしさには,味や香りはもちろんのこと,形や色などの見た目も欠かせません。
見た目の良さは食欲を刺激して口から食べる喜びとなり,栄養摂取による体力回復にもつながります。

凍結含浸法で作製した介護食の特徴

凍結含浸法で作製した介護食は,見た目はそのままで軟らかいだけでなく,様々な特徴があります。
次の各ページで,それぞれの特徴を紹介しています。

  1. 加熱調理では実現できない軟らかさ
  2. 色や味や栄養素はそのままで軟らかい
  3. 酵素分解されているから消化しやすい
  4. 臨床試験でも高評価
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