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4 常温流通できる凍結含浸やわらか食の開発

印刷用ページを表示する掲載日2019年11月27日

凍結含浸やわらか食の病院・介護施設での利用は年々増加していますが,利用される業務用食品の多くは,形状保持の観点から冷凍食品として販売されています。
冷凍食品は,保存の場所を取る,非常時に安定して提供できないなどの問題があります。
近年,自然災害が多く発生しており,高齢者・要介護者向けのやわらか備蓄食の要望が増加しています。

そこで,常温でも流通でき保存できる,レトルト加熱処理した凍結含浸やわらか食を開発しました。
凍結含浸後にレトルト加熱した食材は非常に軟らかく輸送時の振動により壊れるため,適度な粘度に調整した粘性調味液で食材の型崩れを防止する方法を考案しました。

缶詰や樹脂カップなどの硬質容器に,事前に軟化した食材と粘性調味液を充填し,レトルト加熱することによって製造できます。

常温流通可能な凍結含浸やわらか食

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