凍結含浸法では減圧処理を使用して物質を含浸しますが、製造現場からは、減圧処理をせずに簡単に含浸処理できないか、との声が挙がっています。
そこで、食材を50℃以上に加熱して含浸溶液に浸漬することで、減圧装置などの装置を用いることなく含浸することができる「常圧含浸法」を開発しました。
凍結含浸法では、減圧に伴う食材内の空気の膨張・収縮が、含浸溶液を食材に引き込む含浸駆動力を発生させます。一方、新しい常圧含浸法では、加熱過程で食材内水分が沸騰し、空気や水蒸気が膨張するため、その後に冷たい溶液に浸漬するだけで、膨張空気及び水蒸気の収縮により、含浸駆動力が得られます。
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