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酵素利用による機能性食品の開発

印刷用ページを表示する掲載日2019年12月4日

食品製造に利用される酵素は,様々な種類が販売されています。
どの食材にどの酵素を含浸して酵素反応するかによって,酵素反応後の食材の持つ機能は変わります。

ジャガイモにデンプン分解酵素を含浸すると,細胞内のデンプンが分解され,ジャガイモの見た目はそのままに,オリゴ糖豊富なジャガイモになります。
下の図では,元のジャガイモのオリゴ糖含有量が0.5g/100gなのに対し,凍結含浸ジャガイモは13倍量の6.5g/100gに増加することがわかります。

デンプン分解酵素によるジャガイモのオリゴ糖含量の増加

また,大豆にタンパク質分解酵素を含浸すると,細胞内の大豆タンパク質が分解され,抗高血圧機能をもつジペプチドが豊富な大豆が製造できます。

このように,食材と酵素の組合せにより,食材の形を保持したまま食材を高機能化し,高付加価値化することができます。

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