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大正15年9月11日と23日の未明に,広島測候所で観測史上最大雨量となる集中豪雨が発生しました。被害の多くは11日に発生していますが,この時の豪雨は広島市域一帯のかなり狭い範囲で集中的に起こり,瀬野川支流の畑賀川や太田川支流の山本川の流域を中心に,河川の氾濫だけでなく土砂災害も各地で発生し,甚大な被害を受けました。
「大水害 古田町内ノ実況写真」と記された木箱に収納された14枚の写真のうちの一部(古田町は現広島市西区古江)。古江・草津一帯での被災状況と復旧作業の様子を写す。