古文書や行政文書といったナマの文書・記録は,図書やコピーなどとは異なり,その1点しか存在しません。その文書が失われると,そこに記された歴史的な事実は永遠に葬られます。 このページでは,文書・記録を劣化から守り,未来に伝えていくため,広島県立文書館で行っているさまざまな取り組みを紹介しています。 |
「平成30年7月豪雨」(西日本豪雨)で被災した文書等のレスキュー・保全活動に取り組んできた作業の経験をもとに,水害などで被災した文書に応急処置をするための手引きを作成しました。豪雨・台風などの災害で被災した文書等に対処するため,お役立てください。
平成30年7月6日(金)から7日(土)にかけて発生した西日本豪雨(「平成30年7月豪雨」)により,広島県内でも甚大な被害が発生しました。当館では,この災害で被災した小学校・公民館・神社等計10か所(コンテナ約100箱分)の文書をレスキューし,その保全活動を行いました。これまでの取り組みの概要をまとめたポスターを作成しましたので,ご覧ください。
なお,このポスターは,平成30年11月8~9日に開催された全史料協全国(沖縄)大会と同年11月17~18日に開催された第5回全国史料ネット研究交流集会におけるポスターセッションで出展したものです。
このリーフレットは,文書(紙資料)を取り扱う際の留意点をまとめています。「文書を取り扱う方へ」と「文書を所蔵している方へ」の2種類があります。文書を適切に取り扱い,劣化から守るために,このリーフレットをぜひ御活用ください。
平成26年8月20日の豪雨により,「広島土砂災害」が発生しました。当館では,この時被災したアルバム・写真の一部を受け入れ,9月1日から10月14日まで,約1ヶ月半にわたり乾燥・洗浄作業を行いました。このリーフレットは,その作業結果をもとに,土砂等で被災したアルバム・写真を乾燥・洗浄する方法をまとめたものです。被災した写真を修復する際の参考に,ぜひご活用ください。
土砂災害で被災したアルバム・写真の保全に関する上記の取り組みについて,簡潔にまとめたポスターを作成しました。
このポスターは,平成27年2月14日・15日に神戸市で開催された,歴史資料ネットワーク設立20周年記念「全国史料ネット研究交流集会」において出展したものです。ぜひご覧ください。
保存管理講座のページでこれまでご紹介してきた文書等の保存・整理・調査等に関するページを掲載しています。
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