当館は,広島大学文書館と被災時の相互協力協定を結んでいます。この協定よる支援として,広島市立深川小学校の公文書の乾燥作業と,槇林家文書の帳面類,葉書・書簡類の固着開披やドライクリーニング(汚れやカビの除去)を広島大学文書館に依頼し,作業を分担していただきました。
また,全国の関連諸機関からは,レスキューに必要な資材などの提供があり,各地の史料ネットからも,作業等への支援と協力をいただきました。
広島県内でも,被災直後の7月,広島歴史資料ネットワーク(広島史料ネット)が再組織されて活動を開始し,広島史料ネットのボランティアの皆さんとの協働は,長期間にわたった保全活動の大きな支えとなりました。
(左)コンテナ (中)キッチンペーパーや吸水紙 (右)段ボール箱