広島県では、多様なバックグラウンドを持つ社会人経験者の採用を行っています。
実際に社会人経験者として入庁した職員は、なぜ転職という形で広島県を志望したのか、働いてみてどんなことを感じているのか。インタビューを通じて、先輩職員の声をご紹介します。
今川 紘希
職種:行政
採用年度:令和5年度
環境・エネルギー分野での新規事業開発や海外展開にチャレンジする広島県内の企業を支援する仕事です。
現在、東南アジアをフィールドとして、広島県内の企業と海外スタートアップ等の連携による環境・エネルギー分野における新規事業を生み出していくプログラムを担当しています。海外にも行く機会があるので、大きなやりがいを感じています。
東京のプライムベンダーで、通信キャリアの業務システムやOA機器メーカーが展開しているデジタルサービス等のソフトウェア開発~運用・保守の営業をしていました。
また、社内の調達責任者を兼任していたので、パートナー企業の新規開拓や調達業務を行っていました。
大学生の頃から20代は東京でキャリアを積んで、30代で広島にUターンしたいと漠然と思っていました。
30歳になる頃「広島に帰って何がしたいか?」と考えていた際に、広島県に社会人経験者の試験があることを知り、地域社会に貢献できる仕事という点に魅力を感じたので志望しました。
約8年間の営業活動で培った対人折衝能力や数字へのコミットメント力だと思います。
県庁の仕事は事業を推進していく上で、多くの関係者との調整が必要となります。また、県事業にも目標数値があるので、それを達成するためにどのような動きが必要か逆算して取り組める点も、これまでの経験を活かせていると思います。
山本 沙也
職種:総合土木
採用年度:令和5年度
鞆地区の整備を行う課に在籍しており、トンネル工事を始めとした道路の整備に携わっています。
既設道路の拡幅工事、交差点の新設工事や標識の設置工事など幅広い工事に関わっています。自分たちの携わる仕事によって、住民の暮らしやすいまちづくりに貢献できることは魅力だと思います。
県外の市役所で土木職員として働いていました。
道路の維持管理を行う部署にいたときに、他の市町ではどういった取組をしているのか知る機会がないと感じていました。同じ維持管理業務を行っている他の市町や県の職員同士で情報交換ができる場があればいいのになと思っていました。
家族の都合で広島県に移住することになり、今までの経験を活かしたいという思いから公務員の土木職員として働きたいという希望がありました。
前職と同様に市町を受験することも考えたのですが、前述した経験から、市町や県で連携しながら土木に関わっていきたいと感じるようになり広島県を受験しました。
道路改良工事を行うときに、維持管理しやすい構造になっているかという視点から物事を考えることができるようになりました。また、市町とも適宜情報共有しながら工事を進めることができています。
今後も、市町と連携しながら業務を行っていきたいです。
森本 勇太
職種:防災
採用年度:令和4年度
主に、災害時に関係者間での情報共有や情報発信を行うためのシステムの管理・運用を担当しています。
本システムは県民への防災情報発信ツールを兼ねていることもあり、県民としての目線を大切にしながら、日々業務に努めています。自分の仕事が県民の安全・安心に直結する仕事で、当然責任もありますが、その分やりがいも大きなものがあります。
国の職員として、主に土砂災害防止に関する施策の検討、事業の実施、管理等を行っていました。具体的には、施策立案や関係予算のとりまとめのほか、設計業務や工事の発注・管理を行う等、技術職として働いていました。
子どもの成長に伴うライフスタイルの変化が大きな理由です。極力転居を伴う転勤の可能性が少ないものという点で県職員を志望しました。
また、私の場合は、前職も行政職員として働いていましたので、前職での知識、経験が活かせるという点で県職員を志望しました。
行政組織としての仕事の進め方をある程度理解できていた点かと思います。
行政の仕事は、幅広い関係者からの様々な意見を踏まえながら、進めていく必要があります。前職と仕事の進め方に大きな違いがなかったため、あまり戸惑うことなく、業務に取り組めていると感じています。
(防災は令和5年度に新設したため、今回は現役の危機管理監職員にインタビューを行いました)