所在地 三次市十日市南
みよし風土記の丘西方、JR三次駅の南側の丘陵上に所在しています。昭和52(1977)~昭和55年(1980)に行われた三次市営斎場建設に伴う発掘調査によって、弥生時代中期から後期に作られた墳丘のある方形台状墓2基や溝で区切られた方形周溝墓6基が見つかりました。
第1号台状墓は東西31m、南北20m、高さ(北辺)1.3mで、埋葬施設は土壙墓・箱形石棺など215基以上が見つかり、他の墓域からも埋葬施設が数基ずつあります。共同墓地的な墳墓群として県北地域の墓制を考えるのに重要な遺跡です。近くには、県史跡日光寺住居跡、若宮古墳や三次人形窯元もあります。