守屋壽コレクション 「琉球国図」 | 中国・清朝の御物(ぎょぶつ) 「海洋清晏図(かいようせいあんず)」 出典:永山時英「対外史料美術大観」(1918) (※御物=皇帝の所蔵品) |
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「海洋清晏図」は、江戸時代が始まって100年ほど経った頃の日本と中国の貿易の様子を描いた中国側の一級絵画資料として1900年代初頭において、とても貴重な資料でした。
また、長崎の町を描いた資料としても古いものの一つでした。
しかし、大正12(1923)年9月1日に発生した関東大震災で焼失し、現在は大正時代に書籍に掲載された白黒の写真で確認することしかできません。
ところが、台湾の日中史研究者である劉序楓(りゅうじょふう)氏らの調査によって、「琉球国図」に描かれた内容が「海洋清晏図」とほとんど同じであることが判明しました!
「琉球国図」は製作の時期や目的などが不明ですが、失われた近世の日本交流史を物語る資料を補う貴重な資料です。
秋の企画展で公開されますので、この機会に是非御覧ください!!
→守屋壽コレクションについて
→秋の企画展 守屋壽コレクション受贈記念「京・江戸・長崎~近世・海の旅と憧れのまち~」について
☆朝日新聞デジタルで取り上げられました!!(R3.9.18)→朝日新聞デジタル,朝日新聞広島総局ツイッター
☆毎日新聞デジタルで取り上げられました!!(R3.9.21)→毎日新聞デジタル