ミニ展示とは、通史展示室内で2か月ごとに入れ替えを行う展示です。
当館所蔵の資料を中心に、特定のテーマに沿って紹介しています。
花や草木に、鳥や昆虫、犬・猫・兎・鹿などの小動物を加えて描く画を「花鳥画」といいます。
中国では六朝時代(3世紀前半~6世紀)に描き始められました。
四季の変化が明確な日本では、季節に応じた花や鳥などが愛でられます。
右隻に春夏、左隻に秋冬を描くことで、一年の変化の様子を表した屏風が多く制作され、人々の目を楽しませてきました。
今回の展示では、江戸時代の儒学者菅茶山の一族に伝わった黄葉夕陽文庫資料の中から、文久3(1863)年に描かれた「四季花鳥図屏風」の左隻を紹介します。
ぜひ、展示室で色鮮やかな花鳥をお楽しみください。
広島県福山市草戸町にある草戸千軒町遺跡は、13世紀中頃(鎌倉時代)から16世紀初頭(室町時代)に営まれた港町・市場町です。
遺跡のある場所は海や川の近くに位置しており、発掘された資料は、長期間にわたり水に浸かった状態となっていました。
これにより、空気による劣化が抑えられたことから、多くの木製品が出土しました。
今回の展示では、この中から草戸千軒町遺跡から出土した竹籠など、中世の生活を今に伝える資料である「編んだモノ」を紹介します。
この「編んだモノ」とは、草木の自然繊維や撚糸(よりいと)などを絡み合わせたモノをいい、とくに竹籠に用いられる編み方を中心に紹介します。
今回もクイズを出題!
お子さんとご一緒にチャレンジしてみてくださいね!
福山が誇る名産品のひとつである備後絣を当館所蔵作品で紹介する「絣 KASURI」展示は、毎年、ミニ展示として開催しています。
5回目となる今回は、動物文様が織り込まれた絣について紹介します。
今回も当館の絣ボランティアさんに御協力いただき展示をしています。
絣ボランティアさんの活動についても、併せて紹介します。
今回はクイズも出題!
夏休みにお子さんとご一緒にチャレンジしてみてくださいね!
※絣ボランティアさんの活動についてはこちら⇒「絣ボランティア」
この展示では、「猿人(えんじん)」→「原人(げんじん)」→「旧人(きゅうじん)」→「新人(しんじん)」という人類の進化の中で、どのような石器が作られたのか紹介します。
さらに、日本列島に辿り着いた「新人」が、瀬戸内海沿岸地域ではどのような石器を製作していたかについても紹介します。
さらに、石器について馴染みのない方にも楽しんでいただけるよう、当館の学芸員が石器を復原製作する様子を上映します!
ご来館いただき、当館の学芸員が復原製作した石器とあわせてご覧ください!!
この展示で上映した石器の復原製作動画をYouTubeで公開しています!
▷「人類を進化させた石器作り~学芸員による復原製作~」
▷人類の進化と旧石器【終了】
4月2日(火)~6月23日(日)
▷絣 KASURI 5-絵絣-絣ボランティアの成果【終了】
6月29日(土)~8月25日(日)
▷草戸千軒町遺跡出土の編んだモノ【終了】
8月27日(火)~11月24日(日)
▷四季花鳥図屏風~秋冬編~
11月26日(火)~1月19日(日)
▷神辺平野の弥生時代
1月21日(火)~4月20日(日)
一般:290円(220円)
大学生:210円(160円)
高校生以下及び65歳以上は無料
※( )内は20名以上の団体