平成29年度を振り返って
■ 平成29年度の総括
平成29年度は、私自身は3期目の御負託を頂き決意を新たにした年でありましたが、県においては、「広島県民総欲張りライフ」と銘打って、欲張りライフを応援する様々な施策を推進してきた中で、広島県の特長や強みを生かした取組が進んだ年だったと思います。
県内の景気については、生産、輸出、設備投資ともに増加傾向にあり、個人消費も持ち直すなど、全体として、引き続き緩やかに拡大しています。
雇用・労働情勢についても、平成29年12月の有効求人倍率が43年ぶりに2倍に達し、雇用者所得も緩やかに増加するなど、着実な改善が続いています。一方で、有効求人倍率の上昇に伴う人手不足が深刻化するなどの課題もあることから、県内企業に与える影響を注意深く見ていく必要があると考えています。
県の経済活動の指標として、平成29年5月に発表された、平成26年度県民経済計算によると、本県の県内総生産の増加率は4.1%で、全国の1.3%を大きく上回り、47都道府県中第1位となっています。また、一人当たり県民所得の増加率も2.6%と、同じく全国第1位となるなど、これまでの県全体の取組が実を結びつつあります。
県政においては、特に、都市と自然が近く、どちらも欲張りに楽しめるという本県の大きな強みをベースとして、県内各地の豊かな魅力や個性が輝いた1年になりました。
具体的には、中山間地域を舞台に8か月間にわたって展開したひろしま さとやま未来博2017では、里山の暮らしを支え、楽しむ様々な活動の運営に1万3千人を超える多くの皆様に御参画いただくなど、若い世代を中心に、地域づくりに取り組む動きが広がりを見せています。
一方、都市の魅力づくりについては、広島市都心の拠点性向上を図るため、広島市と共同で策定したひろしま都心活性化プランに掲げる将来像の実現に向けて、中枢都市にふさわしい都市機能の充実・強化に取り組んでいます。また、備後圏域の活性化につながる福山駅前地区の魅力向上を図るため、福山市が策定する福山駅前再生ビジョンの検討に参画するなど、にぎわいを生み出す取組を進めています。
また、欲張りなライフスタイルの大きな要素である働き方改革については、WIT2017の開催や、経済団体による働き方改革実践企業の認定など、県内企業の意欲と機運の高まりを感じています。
さらに、雇用や強い地域経済をつくるイノベーションを生み出す環境づくりを進めるため、ひろしまデジタルイノベーションセンターを開設し、様々な欲張りライフを実現する基盤となる「時間のゆとり」や「経済的ゆとり」を創り出す分野の取組を進めました。
このほか、以下にお示しする各政策分野において、県民の皆さんの欲張りライフを応援する施策を積極的に推し進めた年でもありました。
■「欲張りなライフスタイル」の実現
《希望をかなえるための後押し》
(全ての子供が夢を育むことのできる社会づくり)
子供の貧困の問題への対応として、効果的な支援の在り方を検討するため、子供の生活実態や学習環境等について、子供と保護者、支援機関等の支援者及び児童養護施設等の退所者を対象に、子供の生活に関する実態調査を実施しました。
平成29年12月に公表した速報値では、何らかの要素で生活が困難な状況にあると思われる世帯で暮らす子供が、全体の4分の1を占めることが分かりました。
家庭の経済的事情が、子供たちの学び、生活、健康面に影響を及ぼしていると考えられることから、引き続き、詳細な分析を進めるとともに、今後、全ての子供たちが、家庭の経済的事情等にかかわらず、その能力と可能性を最大限高めることができるよう、学びのセーフティネットや地域で子供の成長を支援する体制の構築を進めていきます。
妊娠、出産、子育て中の親等の子育てと見守りの拠点となるひろしま版ネウボラについては、平成29年6月に尾道市及び福山市で、10月には海田町でモデル事業を開始しました。
妊娠期から子育て期に、誰もが必ず訪れ、安心して子育てができる仕組みづくりに取り組んでおり、今後、モデル市町における取組の成果と、全県への設置促進に向けた課題を検証していきます。
(社会で活躍する人材の育成)
乳幼児期から大学・社会人までを見据え、オール広島県で、生涯にわたって主体的に学び続け、多様な人々と協働して新たな価値を創造することのできる人材の育成に取り組んでいます。
まず、乳幼児期については、本県の乳幼児期の教育・保育の基本的な考え方や、それを実現するための施策の具体的な取組をまとめた『遊び 学び 育つひろしまっ子!』推進プランを平成29年2月に策定しました。
このプランの趣旨を家庭・幼稚園・保育所等にしっかりとお伝えすることが大切と考えており、県内全ての幼稚園・保育所・認定こども園等を対象とした説明会の開催や、幼児教育アドバイザーによる幼稚園・保育所等への訪問を行うとともに、家庭向け広報等の取組も進め、しっかりと周知した上で、プランに掲げる施策を展開しているところです。
平成30年4月には、このプランに基づき、県庁内に乳幼児教育支援センターを設置し、このセンターを基点に、家庭教育や教育・保育施設への支援などの施策を総合的に実施していきます。
小・中・高等学校においては、平成26年度に策定した広島版『学びの変革』アクション・プランに基づき、「課題発見・解決学習」の学びの変革パイロット校として、小・中学校では76校、高等学校では24校を指定し、「課題発見・解決学習」の学習内容や指導方法などの開発を進めるとともに、「学びの変革」を推進する中核教員を養成し、平成30年度の全県展開に向けた取組を進めています。
この「学びの変革」を先導的に実践する広島叡智学園中学校・高等学校については、校名案の公募を行い、県民の皆様から頂いた205件の応募の中から、平成29年10月に校名を決定し、12月には、県内3か所で学校説明会を実施し、2月には広島市で学習体験会を追加開催しました。
今後も、万全な体制で平成31年4月の開校を迎えることができるよう、引き続き、準備を進めていきます。
また、平成30年4月に開校の広島みらい創生高等学校については、個々の生徒の進路希望やライフスタイル等に応じた柔軟な学びの提供に向けて、引き続き、広島市と連携していきます。
(少子化対策)
少子化対策として、出生率の向上に大きな影響を与えると考えられている結婚の後押しが必要との観点から、結婚を希望する方の出会いを応援する、みんなでおせっかい「こいのわ」プロジェクトを平成27年6月にスタートさせました。
平成29年度は、広島カープとコラボした「プロポーズ坊や」をメインビジュアルとした広報や、県の結婚支援の取組を広く発信する「こいのわアプリ」の開設など、様々なプロモーションを展開しています。
平成29年10月には、全国結婚支援セミナーinひろしまの開催や、これまでの出会いを応援する取組に加え、交際中のカップルの結婚へのあと一押しを応援するイベントも企画しました。また、11月には、本県のこいのわプロジェクトがモデルとなった映画「こいのわ 婚活クルージング」が全国で上映されるなど、若者の結婚を応援する機運醸成につながったと思います。
これらの取組の成果もあり、ひろしま出会いサポートセンターの会員数は1万人(平成29年度目標7,000人)を超え、これまでに177組のうれしい成婚報告もありました。
また、保育サービスの充実については、慢性的な不足状態にある保育士を確保するため、平成24年7月に広島県保育士人材バンクを設置し、働きたい保育士と保育士を探している施設をつなぐ取組を進めており、平成29年11月末時点でマッチング数が1,000件を超え、全国でもトップクラスの実績となりました。
一方で、国においては、教育・保育の無償化が議論されており、更なる保育ニーズの拡大も懸念されます。本県では、子供たちの教育・保育には、無償化による「負担軽減」と併せて、「量的拡大」及び「質の向上」のベストミックスが重要と考え、他県と協調して国への提案活動等を行っているところです。
引き続き、いつでも安心して子供を預けることができる環境整備に取り組みます。
(女性の働きやすさ日本一への挑戦)
女性の活躍推進では、引き続き、わーくわくママサポートコーナーにおける再就職支援を実施し、平成29年度(2月末まで)の相談者数は延べ約1,500人、就職者数が350人となっています。
また、女性の活躍の場を広げていくため、企業の女性社員育成と働く女性自身のキャリア形成をトータルで支援する女性キャリアアップ支援研修を平成29年7月から平成30年3月までで5コース実施し、講師を企業に派遣する出前講座の開催と合わせ、300名を超える方々に御参加いただきました。
さらに、経営者等の皆様の理解促進や県内の機運醸成を図るため、平成29年9月に大規模フォーラム「WIT2017」を開催しました。働き方改革に取り組む県内外の企業経営者や有識者の方々による先進事例の紹介や活発な議論を通じ、延べ850人に及ぶ参加者が、改めて、働き方改革や女性活躍への意識を高め、取組を進めるきっかけになったと考えています。
さらに、県内企業の働き方改革・女性活躍の取組や女性管理職へのインタビューなどを身近な事例として発信するサイト「Hint!ひろしま」を平成29年10月に開設しました。今後も、先進的な企業の取組内容や成果などを広く発信することで、県内企業の取組を牽引していきます。
《ゆとりの創出》
(働き方改革)
「欲張りなライフスタイル」を実践するには、個人の状況やライフスタイルに応じて多様な働き方ができるなど、誰もが働きやすい職場環境づくりが必要です。
しかし、平成28年に実施した調査では、働き方改革に取り組んでいる県内企業は35.5%にとどまっており、個々の企業ごとに様々な課題を抱えていることが分かりました。
こうした状況を踏まえ、平成29年6月に県内の経済団体が中心となって創設された広島県働き方改革実践企業認定制度と連携して、「Hint!ひろしま」を活用した優良事例の発信に取り組むほか、働き方改革のモデル企業を創出するためのコンサルティングなどを行っています。
また、ノウハウ不足などの課題を抱える企業に対しては、外部専門家によるアドバイスを行うなど、企業の取組段階に応じた支援を実施しています。
働き方改革実践企業については、平成29年度に46社が認定されるなど、取組への機運も高まっており、引き続き、優良事例の見える化や、企業のニーズや状況に応じたきめ細かな支援を実施するほか、経済団体等と連携し、経営者層への働きかけを強化することにより、働き方改革に取り組む企業の裾野の拡大に取り組みます。
(イノベーション・エコシステムの共通基盤の強化)
様々なプレイヤーが相互につながり、絶え間ないイノベーションが創出される「イノベーション・エコシステムの共通基盤の強化」に取り組んでいます。
平成29年3月には、新たなビジネスや地域づくりなどにチャレンジする多様な人材等が集まる常設の場として、イノベーション・ハブ・ひろしまCampsを開設し、開設から1年を迎え1万人(平成29年度目標3,000人)を超える方々に御利用いただきました。
平成29年9月から11月にかけては、新たに起業する事業者を含め8事業者が、直接、消費者の声を聞き、新商品のアピールポイントや課題を見つけてもらうテストマーケティングの場「キャンプス・チャレンジ・マルシェ」を開催するなど、チャレンジを応援する様々なイベントも開催しています。
また、イノベーションを生み出す多彩な人材等の育成と集積を推進するため、県内企業における、専門的な技術や知識、技能を持ったプロフェッショナル人材の受入支援を行っています。この支援制度を活用して、平成27年度から平成29年度の3年間で326人(H30年2月末時点)の採用がありました。
さらに、平成29年10月に開設したひろしまデジタルイノベーションセンターについては、地域産業の競争力強化を目的に、クラウド型スーパーコンピュータや解析用ソフトウェア等の利用環境を提供しており、現在、11社が利用登録をされています。既に多くの方に受講いただいている研修事業と併せて、引き続き、デジタル分野におけるイノベーションを推進していきます。
ひろしまデジタルイノベーションセンター開所式
さらに今後は、AI、IoT等のデジタル技術を活用し、生産性の向上や新たな商品やサービスの創出に向けて、あらゆる実証実験を行う場を構築し、県内外の多様な人材や企業が集まる好循環を作り出していきます。
(多様な投資誘致の促進)
平成28年度から、本社機能を本県に移転した企業等に対する新たな企業立地促進助成制度を創設し、人材や機能に着目した企業誘致を積極的に展開しています。
これまでに、この助成制度を利用し、5つの企業の本社又は研究機関の県内への移転が実現しています。
また、県内産業団地への従来型の企業誘致に向けては、三原市と共同で整備を進めている本郷産業団地で、平成30年1月から造成工事に着手したほか、今後は、市町の産業団地開発に係る経費を支援し、企業ニーズに対応する産業団地の確保に取り組みます。
(世界と直結するビジネス支援)
中四国地方の拠点空港である広島空港の拠点性強化にも取り組んでいます。
広島空港の運用時間が1時間延長されたことに伴い、平成29年10月末から東京の最終便が1往復増便され1日18往復となり、広島空港の利便性が向上しました。
国際線では、同月から広島~シンガポール線が就航しました。東南アジア路線の運航は8年ぶりで、これにより、広島空港の国際線は6路線計週30便となりました。
今回の就航は、世界有数のハブ機能を有するシンガポール・チャンギ国際空港への直行便就航であり、シンガポールだけでなく、東南アジアやオセアニア地域との新たな交流促進につながるものと期待しています。
また、広島空港の経営改革については、国において、平成29年10月に基本スキーム案の公表やマーケットサウンディングが実施されるなど、平成33年の事業開始に向けた手続が本格化してきました。
平成30年度には、事業者の公募が開始される予定となっており、空港ビルや空港周辺県有施設を含めた一体的な運営に向けた検討を進め、地域の活性化に資する空港経営改革の実現に向けて積極的に取り組みます。
(観光地ひろしまの推進)
平成29年6月に公表した平成28年の総観光客数は6,777万人、外国人観光客数は201万人と、いずれも5年連続で過去最高を更新しました。
平成29年度は、総観光客数を増加させることに加え、観光客一人当たりの観光消費額を伸ばすことで更なる消費拡大を図るため、観光客が実際に体験・体感できるプロダクトの開発・育成を行い、その情報を届けるための観光プロモーションに取り組みました。
平成29年10月に発表した観光プロモーション「カンパイ!広島県 牡蠣ングダム」では、牡蠣の生産量全国1位である広島県を訪れる観光客の方々に、おいしい牡蠣を存分に楽しんでいただくため、広島ならではの新しい食べ歩き「広島はしご牡蠣」を展開しました。実施エリアの店舗情報等を組み込んだ「広島はしご牡蠣 歩き方ガイドブック」を片手に、多くの方に広島牡蠣を堪能していただきました。
引き続き、県内外から訪れる多くの観光客の皆様に、より多くの観光地を周遊していただくため、市町や民間事業者等と連携した観光プロダクトの開発・育成に取り組むとともに、季節やエリアごとの魅力を観光客へ届けるためのきめ細かい情報発信を実施していきます。
(担い手が生活設計を描ける農林水産業の確立)
農林水産業の振興については、「担い手が将来の生活設計を描ける経営の確立」の実現に向けて、「2020広島県農林水産業チャレンジプラン アクションプログラム」に基づき、取組を進めてきました。
平成30年度からは、新たに策定した第2期アクションプログラムに基づき、農林水産業各分野における構造改革を強力に推し進めていきます。
農業分野では、キャベツやレモンの大規模農業団地の整備や、担い手のニーズに即した優良農地の集積を進めるとともに、経営規模の拡大に向けたICTやGAPの導入支援、県内企業の農業参入促進などを通じて、経営力の高い担い手の育成・確保を推進していきます。
また、畜産業については、広島和牛の生産体制の構築に向けて、肥育頭数を着実に増加させるための施策を推進していくとともに、これにつながるよう、引き続き、繁殖牛の増頭や受精卵製造技術の活用等により子牛の安定供給体制の確立に向けて取り組みます。
林業については、県産材生産体制の整備や、木造住宅の主要部材への協定取引の拡大に取り組むとともに、森林資源の持続的な循環利用に向け、主伐・再造林の促進や、生産量の増加に応じた需要の確保などの取組を推進します。
水産業については、ガザミなどの重点魚種の集中放流と、稚魚の育成の場となる藻場の計画的な造成により、水産資源の増大に取り組んでいきます。また、かき養殖の安定化に向け、平成29年度に発生した採苗不調の原因究明と、採苗エリアの拡大に向けた取組により、種苗の確保対策を進めます。
(信頼される医療・介護提供体制の構築)
団塊の世代の方々が75歳以上となり、医療や介護の需要が大きく増加する2025年を見据え、県民の皆様の生活の質の向上を目指して、健康ひろしま21、広島県保健医療計画、ひろしま高齢者プラン等を策定しました。
これらの関連する計画全体の総括目標を「健康寿命の延伸」として、一体的に策定・推進することにより、心身ともに健康で、安心して暮らせるよう、信頼される医療・介護提供体制の構築に取り組みます。
地域包括ケアシステムについては、平成29年度末までに県内125の全ての日常生活圏域での構築に向けて、専門職の派遣等の支援に取り組んでいます。
今後は、このシステムの強化に向け、医療・介護連携の充実、介護予防の推進、高齢者本人の意欲を引き出す自立支援型ケアマネジメントの普及などに取り組みます。
(がん対策日本一に向けた取組)
「がん対策日本一」の実現を目指し、平成30年3月に第3次広島県がん対策推進計画を策定しました。この計画は、平成30年度から平成35年度までの6年間に、「がん予防・がん検診」、「がん医療」、「がんとの共生」を3つの柱として、がんで死亡する県民の減少に取り組むもので、遅くとも、平成36年度からの第4次計画期間内には、75歳未満のがんによる年齢調整死亡率(人口10万対)が全国で最も小さくなることを目指します。
この取組の一環として、各企業において、がんの予防・検診・就労支援に主体的に取り組んでいただく「Teamがん対策ひろしま」登録企業制度を推進しており、平成29年度には新たに14社に御登録いただき、計51社となるなど、市町や企業と連携した「県民総ぐるみでのがん対策」にも取り組んでいます。
引き続き、がん検診を実施していない企業への働きかけや、がん検診一斉受診月間の設定など、がん検診受診率向上対策と、働く世代のがん患者が治療と仕事を両立できる仕組みづくりに取り組みます。
《地域活力の基盤づくり》
(中山間地域の地域力強化)
平成29年3月から11月にかけて、中山間地域全域で開催したひろしま さとやま未来博2017には、1万3千人を超える方々にプロジェクトの運営に御参画いただき、来場者増加数は70万人を超えるなど、当初の目標を上回る多くの方々に関わっていただきました。
主なプロジェクトとして、中山間地域の価値に共鳴し、応援する人々のネットワークを構築することを目的に、シンボルプロジェクトやココロザシ応援プロジェクトなどを展開しました。
中でも、地域の魅力を生かした多様な地域づくりの取組を支援するココロザシ応援プロジェクトでは、269件の活動を通して、地域づくりの担い手となる人材が着実に増えるなど手応えを感じているところです。
今後は、中山間地域で地域づくりに取り組む人や活動をつなぐプラットフォームであるひろしま里山・チーム500を通じ、人と人の輪を広げ、地域を支える人材による実践活動が一層活発化するよう、引き続き、支援していきます。
(都市圏の活力強化)
引き続き、広島市や経済界などと一体になって、紙屋町・八丁堀地区におけるエリアマネジメント組織の設立支援や民間の投資を呼び込むための仕組みづくりなど、都心の活性化に向けた取組を進めます。
また、備後圏域の玄関口である福山駅前地区の活性化を図るため、福山市が平成30年3月に策定した福山駅前再生ビジョンの検討に参画しました。平成30年度から、福山市がこのビジョンに基づき行う、福山駅前の賑わいの創出に向けた、まちづくりをけん引する人材の育成や機運醸成などの取組を支援します。
(東京圏等から広島への定住促進)
東京圏等から広島への定住促進については、市町や地域、企業等と連携し、広島らしいライフスタイルの魅力発信、移住希望者と地域のマッチング、移住者に対する受け皿づくりの三つの柱を総合的に進めているところです。
こうした取組を重点的に展開する地域として、平成28年度に呉市御手洗地区など6地域、平成29年度には三次市三和地区など3地域を移住者受入モデル育成・支援地域に位置付け、9地域全てについて、地域が求める人材を確保するためのイベントを東京で開催しました。
また、東京の移住相談窓口「ひろしま暮らしサポートセンター」や移住フェア・セミナーを訪れる移住希望者は、平成26年度の1か月当たり90名に対し、平成29年度では200名超に増加し、これまで(2月末まで)、46世帯の移住につながりました。
こうした取組により、ふるさと回帰支援センターが平成30年2月に発表した移住希望地域ランキングで、本県は、圏外(平成25年まで)→18位(26年)→6位(27年)→4位(28年)→4位(29年)と大幅なランクアップを実現し、西日本では2年連続第1位となっています。
《暮らしを楽しむ機会の創出》
(スポーツを核とした地域づくり)
近年、本県と経済的、文化的なつながりが深まっているメキシコ合衆国の2020年東京オリンピックに向けた事前合宿が、早くも平成30年4月から実現します。
事前合宿の受入れに当たっては、平成29年5月にメキシコオリンピック委員会のパディージャ会長ほか幹部の方々をお迎えし、受入意向を表明している市町、県内競技団体、経済団体など、多くの皆様の御参集の下、県内での事前合宿の実施に関する協定を締結しました。
平成30年2月には、同年4月から9月までに県内10市町で行われる13競技の合宿に向け、受入れに係る共通課題の解決や、スポーツ・教育など、多方面での交流効果を全県に波及させる観点から、メキシコ選手団キャンプ受入・交流全県推進会議を開催しました。
引き続き、万全の受入体制の実現に向けて準備を進めるとともに、多くの県民の皆様に御参加いただけるよう、幅広い分野の関係者と連携して、機運醸成に努めます。
加えて、平成30年度は、都市型スポーツの世界大会「FISEワールドシリーズ広島2018」の開催を始め、「2018NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」や「ジャパンウイメンズオープンテニス2018」など、多くの国際競技大会が開催されることから、これらの大会を通じて、県民の皆様に多様なスポーツを楽しんでいただく機会を提供するとともに、スポーツを核として、観光、文化、教育などの多方面に渡る施策の推進を図り、地域の活性化につなげていきます。
《災害に強いまちづくり》
近年、頻発する集中豪雨等による自然災害を踏まえ、早期の復旧・復興に向けた取組を進めるとともに、ハード・ソフトが一体となった計画的な防災・減災対策や既存インフラの適切な維持管理等の推進、減災に向けた県民総ぐるみ運動の展開など、災害に強いまちづくりに取り組んでいます。
(ハード・ソフトが一体となった防災・減災対策)
平成26年8月の土砂災害被災地域における防災施設整備については、57箇所の全ての緊急事業が完了し、さらに、地域の安全性を高めるための砂防ダムの追加設置など、緊急事業と一体的に実施する事業も、県が施工する全ての箇所において工事に着手し、おおむね計画どおりに進捗しています。
また、平成28年6月の豪雨災害で浸水被害がありました、福山市の瀬戸川流域については、流域における治水対策検討会で定めた再度災害の防止策に基づき、瀬戸川の河川改修に向けた調査設計や、福川に水位計、猪之子川に監視カメラの設置等の対策に計画的に取り組んでいます。引き続き、国や福山市等と連携し、治水対策検討会において定めたハード・ソフト対策に着実に取り組みます。
県内全域における土砂災害警戒区域等の指定に向けた取組については、平成31年度末までの指定完了を目指し、平成29年度までに、調査対象である377小学校区のうち、288小学校区の基礎調査に着手しました。残る89校区についても、発注手続を前倒しして行うなど、基礎調査を計画どおり平成30年度内に完了させるよう着実に進めます。
さらに、過去の災害の経験を伝承し、防災・減災に対する意識を醸成する取組として、「土砂災害 啓発・伝承プロジェクト」を推進し、防災教育や地域と連携した災害伝承の取組を進めています。土砂災害の体験談や記録を県のホームページ「地域の砂防情報アーカイブ」で公開し、子供たちや教員への防災教育及び地域での自主防災活動などで御活用いただいています。
(減災に向けた県民総ぐるみ運動の展開)
「災害死ゼロ」を目標に、平成27年4月からスタートした、広島県『みんなで減災』県民総ぐるみ運動のこれまでの取組結果について、県民意識調査(PDFファイル)を行ったところ、減災に向けた行動に取り組んだ県民の割合が上昇しており、「災害の種類に応じた避難場所・避難経路の確認」(60.5%)及び「非常用持出品の準備」(67.6%)の2項目で、既に、平成32年度の達成目標を上回る結果が出ました。
これまで重点的に進めてきた「知る」取組が浸透し、県民の皆様の防災意識の高まりが確認できました。
一方で、防災訓練など、防災・減災活動を「実践する」取組については、依然として4割弱程度の参加にとどまっていることから、県民の皆様の防災・減災行動が定着していくよう、勤務先、子育て世代、高齢者などのコミュニティ単位での防災教室の開催など、多様な場で防災活動が実施されるよう、重点的に取組を進めていきます。
《広島の価値の共鳴・共振》
平成28年5月のオバマ米国大統領の被爆地・広島の歴史的訪問を契機に、世界から広島へ注目が高まっていることから、「平和への希望が集う場所」としての価値を更に高めていくため、核兵器のない平和な世界の実現に向けた取組を進めています。また、広島の地域資産であるスポーツ、文化などとの相乗効果とも併せて、広島の価値に対する県民の共感の獲得と、広島の国内外での認知・評価の向上に取り組んでいます。
(国際平和拠点ひろしまの形成)
平成29年5月に欧州を訪問し、NPT運用検討会議第1回準備委員会における本県主催シンポジウム等を通じて、本県が進める核兵器国と非核兵器国との溝を埋めるための取組に、多くの賛同を得ることができ、本県の持つ使命と役割への期待の大きさを改めて確認しました。
また、本県の平和のための研究機能の強化を図るため、平和に関する世界的な研究機関である国連軍縮研究所、オスロ平和研究所、ストックホルム国際平和研究所と連携協定を締結しました。
バチカン市国への訪問では、ローマ法王に謁見し、広島県議会議長と共に、被爆地広島訪問を直接要請しました。パロリン国務長官との面談を含め、被爆地の思いを、前向きに受け止めていただいたと考えています。
また、平成29年7月、核兵器禁止条約が採択されたことを契機として、世界の政治指導者に、被爆の実相について理解を深め、核兵器の廃絶に向けた決意を固めていただくため、日本及び日本と国交のない北朝鮮を除く国連加盟国191か国に対して、政治指導者の広島訪問を改めて要請しました。
平成29年8月には、「ひろしまラウンドテーブル」を開催し、日本、米国、中国、韓国、豪州の核軍縮・国際関係の有識者等により、核兵器国と非核兵器国との間の溝を埋めるための方策などについて御議論いただき、議長声明をとりまとめ、外務省へ要望等を行いました。
さらに、平成29年11月に広島市にて、ユース非核特使フォーラム、核軍縮の実質的進展のための賢人会議及び国連軍縮会議が連続して開催されました。核兵器禁止条約の採択や、国際NGO「ICAN」のノーベル平和賞受賞により、核軍縮への国際的な機運が高まる中で、世界で最初の被爆地であるここ広島に、世界中から、政府高官や軍縮問題の専門家、次代を担う若者が集い、議論が行われたことは、大変、意義深いことと考えています。
平成30年1月には、「世界経済フォーラム年次総会」、いわゆるダボス会議への招待を受け、参加してまいりました。世界各国の政治指導者や経営者など、各界のリーダーが参集するこの会議において、本県の様々な施策を紹介するとともに、核の脅威についてのセッションでは、参加者を通じて各国の皆さんに被爆地訪問を呼びかけました。
ダボス会議で直接意見交換した方々を始めとする国内外の経済人等を広島に迎え、ビジネスと平和構築の在り方の関係を多面的に議論する「国際平和のための世界経済人会議」を平成30年11月に開催し、平和に関する拠点性の向上を図っていきたいと考えております。
(「ひろしま」ブランド価値向上の推進)
広島県が魅力ある地域として選ばれることを目指し、地域全体のイメージアップと個々の地域資産の価値向上を図るため、ひろしまブランドショップTAUを活用した首都圏PRを始めとする「ひろしま」の魅力の情報発信などに取り組んでいます。
ひろしまブランドショップTAUの平成28年度の来店者数は約87万人(前年比102.1%)、売上額が約9億6千万円(前年比106.9%)と順調に増加しており、また、首都圏の小売店等の成約件数も88件と県内事業者の販路開拓の取組にもつながっています。
また、平成29年4月には全館リニューアルし店舗機能の更なる強化を行っています。
平成29年10月には、全国初の県営SNSとなる県民投稿サイト「日刊わしら」を開設しました。このサイトは、県民の皆様を始め、ひろしまにゆかりのある方、関心のある方が、ひろしまに特化した情報をサイト上で発信し、共有することで、改めて、ひろしまへの愛着や誇りを高めてもらうことを目的としており、開設から5か月間で5千人以上の方々に御参加いただいています。
引き続き、ひろしまの様々な魅力を発信し、「ひろしま」ブランドの国内外での認知・評価の向上を図ります。
■ 平成29年度の主な取組(一覧表)
時期 | 区 分 | 内 容 |
---|---|---|
4月 | 地域医療連携推進法人「備北メディカルネットワーク」の認定 | 備北地域における良質かつ適切な医療を効率的に提供できる地域完結型医療の実現を目指し、全国初となる地域医療連携推進法人を認定(3月末現在 4病院参加) |
県庁内に「働き方改革推進・働く女性応援課」設置 | 働き方改革の推進と女性の活躍促進を一体的に取り組むため、県庁内に「働き方改革推進・働く女性応援課」を設置 | |
核軍縮等に関する「ひろしまレポート2017年版」の作成 | 平成24年度から核軍縮に向けた各国の取組状況を示し、国際社会における核兵器廃絶のプロセスを着実に進めるための機運醸成を図る | |
滑らかで香り高い「酒粕ペースト」を開発 | 広島県産の酒・酒粕を用いた新たな特産品を開発するため、菓子材料としては固くて扱いにくい酒粕を滑らかなペースト状にする新技術を開発 | |
広島空港利用者が8年ぶりに280万人超え(PDFファイル) | 国内線・国際線の年間搭乗者数は、あわせて約288万人となり、8年ぶりの280万人超え(国内線257万人、国際線31万人) | |
「広島キャットストリートビュー 尾道編」が 世界的な広告賞を受賞 |
世界初の猫目線のデジタルマップ「広島キャットストリートビュー 尾道編」が、アジア太平洋エフィー賞で、ゴールドを1つ、シルバー2つを獲得 | |
ひろしまブランドショップTAUリニューアルオープン | 広島の魅力を発信するひろしまブランドショップTAUがオープンから5年で初の全館リニューアル | |
5月 | NPT運用検討会議第1回準備委員会参加 | シンポジウムの開催や個別の意見交換を通じて、本県の平和の取組の発信や核軍縮の進展に向けた働きかけ等を実施 |
ローマ法王に一般謁見し広島訪問を要請 | 国際的な緊張と分断が高まっている今こそ、法王台下に、平和の象徴である広島へお越しいただき、世界に向けて平和のメッセージを発信していただきたいと、親書を添えて、ローマ法王に要請 | |
平和に関する世界的な研究機関3所と連携協定を締結 | 本県の平和研究機能の強化を図るため、国連軍縮研究所、オスロ平和研究所、ストックホルム国際平和研究所と連携協定を締結 | |
県・ハワイ州友好提携20周年記念式典出席(ハワイ) | ホノルルで開催された20周年記念式典に参加し、若い世代の人的交流や文化、経済などの幅広い分野で、より一層の交流促進を図ることを確認 | |
一斉防災教室の開催(~6月6日) | 学校や企業、自主防災組織、行政機関等が、5月15日(月)~6月6日(火)までの間に、県下一斉に避難場所、避難経路の確認等を行う「防災教室」に取り組む。(参加者約58.7万人) | |
”広島県がん検診啓発特使”デーモン閣下が県庁訪問 | ”広島県がん検診啓発特使”デーモン閣下が、広島県民にがん検診に行くよう、より深く強烈に呼び掛けるため来庁 | |
広島県私立幼稚園連盟理事長が「イクボス宣言」 | 広島県私立幼稚園連盟が知事を立会者とし、幼稚園団体として全国初の「イクボス宣言」 | |
メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿に関する基本協定締結 | メキシコオリンピックチームの事前合宿の開催地が広島県に決定 | |
6月 | 「ひろしま版ネウボラ」のモデル事業を福山市と尾道市で実施 | 妊娠期から子育て期まで、母子保健と子育て支援が一体となった切れ目ないサービスをワンストップで提供する「ひろしま版ネウボラ」をモデル的に設置 |
広島県働き方改革実践企業認定制度の創設 | 広島県商工会議所連合会及び広島県商工会連合会が、働き方改革に取り組む企業を認定する「働き方改革実践企業認定制度」を創設 | |
福山通運株式会社と包括的連携に関する協定を締結 | 鉄道コンテナや集配車両を活用した情報発信、宅配便での特殊詐欺被害防止対策など、運送会社ならではの取組で、連携して県民サービスの向上を推進 | |
保育なんでも相談「保育士就職ナビひろしま2017」の開催(福山6/18、広島7/2) | 広島県内約240の保育施設が広島及び福山会場にブースを設け、保育士を目指している方等を対象に、面接や情報提供などの相談会を実施 | |
第3回「欲張りライフ懇談会」を広島市で開催 | 県の目指す姿「欲張りなライフスタイルの実現」をテーマに、俳優の谷原章介さんと知事が広島市で語り合いました!(来場者約600名) | |
総観光客数5年連続過去最高更新 |
平成28年の総観光客数が6,777万人(PDFファイル)となり、5年連続で過去最高を更新。外国人観光客も201万人となり、5年連続過去最高を更新 |
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7月 | ひろしま「ひと・夢」未来塾(第3期)の開講(~12月) | 「里山・里海」に愛着を抱き、元気にしたいと願う人々が実践的な地域づくりのノウハウ等を「学び」、「仲間」を増やしていくための塾を開講 |
子供の生活に関する実態調査を実施 | 子供の貧困対策におけるより効果的な支援のあり方を検討するため、県内全市町と連携して、子供の生活実態や学習環境などを調査(調査結果速報) | |
「Teamがん対策ひろしま登録企業制度」 第4期企業登録式 |
がんの予防、検診、患者団体支援、就労支援の全てに主体的に取り組む企業14社を登録(H26年度からスタートし登録企業は計51社に) | |
広島労働局との「雇用対策協定」締結 | 広島県と広島労働局が、地域の強みを生かした雇用の拡大、人材育成など、産業施策と一体となった雇用対策を推進 | |
「イノベーターズ100広島 第3期プログラム」の開催 | 県内の企業内イノベーターを育成するワークショップ形式のプログラムを開催 | |
働き方改革・女性活躍推進のための研修開催(~3月) | 働き方改革の必要性を実感し、取組意欲を喚起する実践的な勉強会「企業経営者勉強会(PDFファイル)」と女性従業員を対象とした人材育成やキャリア形成支援を行う「女性キャリアアップ支援研修(PDFファイル)」の2つの研修を開催 | |
「広島創生イノベーションスクール グローカルスクールin広島」の開催 | 県内の高校生たちが、他国の高校生、県内企業・NPO・大学等と協働して、地域の課題解決を目指しこれまで3年間活動してきた集大成を発表(県内高校生66名、海外高校生27名参加) | |
8月 | 「ひろしまラウンドテーブル」を開催 | 「国際平和拠点ひろしま構想」に掲げる「核兵器廃絶のロードマップへの支援」を具体化するため、核軍縮・軍備管理に向けた多国間協議の場として開催議長声明をとりまとめ |
「グローバル未来塾inひろしま(~2月)」の開催 | 高校生世代を対象に、将来、国際平和を希求し世界的に活躍できる人材を育成するため、約半年間、英語力の向上や国際的課題への学びを深めるプログラムの開催 | |
第二新卒者向け「ひろしま転職フェア」を開催 | 広島県内への転職・就職を希望されている若年者を対象とした合同企業説明会を、お盆で帰省する機会をとらえ8月14日・15日に開催 | |
「ひろしまジュニア国際フォーラム」の開催 | 海外及び県内の高校生等が国際平和について議論し、その成果を「広島宣言」として、世界に発信。今回は第2回目となるフォーラムの開催 | |
第99回全国高等学校野球選手権大会 広陵高等学校 準優勝 | 甲子園準優勝という素晴らしい成績によって、県民に大きな感動と元気を与えてくれました | |
広島労働局長及び広島県労働基準協会代表理事会長が「イクボス宣言」 | 広島労働局長及び広島県労働基準協会代表理事会長が知事とNPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤代表理事を立会者とし、「イクボス宣言」 | |
広島県「みんなで減災」備えるフェアの開催 (~9月10日) |
災害時の非常持出品や備蓄品を「備える」行動を県民に促すため、9月1日の「防災の日」前後の機会を捉え、防災用品の購買促進と普及啓発を実施(参加店舗2,165店) | |
庄原実業高校の生徒が全国和牛能力共進会へ出場 | 庄原実業高校の生徒が育てた和牛が、第11 回全国和牛能力共進会に出品。高校生が飼育管理した和牛の出品は広島県初となり、全国でも30年ぶり2回目の快挙 | |
ヤマトホールディングス株式会社及びヤマト運輸株式会社と包括的連携に関する協定を締結 | ご当地宅急便ボックスの製作や外国人観光客へのサービス、引越時の家具転倒防止用品お試し設置など、幅広い分野で連携して県民サービスの向上を推進 | |
メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿受入市町の決定 | メキシコオリンピック委員会が、広島県内10市町において26競技の事前合宿を行うことを発表 | |
9月 | 国際平和のための世界経済人会議ミニフォーラムの開催 | 平成28年に開催した「2016国際平和のための世界経済人会議」でのフィリップ・コトラー教授の提言と共同コミュニケの具体化を図るフォーラムを開催 |
グローバルリーダー育成校(仮称)の校名案の決定 | 「学びの変革」を先導的に実践し、県全体の教育水準向上を牽引する学校の校名案を応募件数205件の中から「広島県立 広島叡智学園 中学校・高等学校」と決定 | |
働き方改革と女性活躍の大規模フォーラム『WIT2017』の開催 | 「働き方改革」と「女性活躍」をテーマに、先進事例の紹介や意見交換等を行う大規模なフォーラム「WIT2017」を開催(2日間延べ参加者850名) | |
「キャンプス・チャレンジ・マルシェ」の開催(~11月) | 直接、消費者の声を聞き、新商品のアピールポイントや課題を見つけてもらうテストマーケティングの場「キャンプス・チャレンジ・マルシェ」を開催 | |
現代アート事業「海と山のアート回廊」の開催(~11月) | 瀬戸内の歴史ある港町として観光客に人気のある尾道や福山・鞆の浦を舞台とした現代アートのイベントを開催 | |
広島カープ37年ぶりのリーグ連覇 | 多くの広島県民が待ち望んだセ・リーグ連覇! | |
さとやまスマイルランwithスマイルアフリカプロジェクトの開催 | 「ひろしま さとやま未来博2017」のシンボルプロジェクトの一つで、中山間地域の豊かな自然を楽しむランニングイベント | |
10月 | 新観光プロモーション「牡蠣ングダム」スタート | 生産量全国1位の牡蠣の王国広島県で、観光客の方々に広島ならではの食体験を楽しんでもらうため「広島はしご牡蠣」を展開 |
ひろしまデジタルイノベーションセンターの開所 | デジタル技術に係る人材育成を実施する拠点として、(財)ひろしま産業振興機構が設置(利用登録社数:11社) | |
「ひろしま版ネウボラ」のモデル事業を海田町で実施 | 妊娠期から子育て期まで、母子保健と子育て支援が一体となった切れ目ないサービスをワンストップで提供する「ひろしま版ネウボラ」をモデル的に設置 | |
家庭向け省エネサイト「ひろしまエコチャレンジ」の開設 | 家庭で楽しみながら省エネにチャレンジできる家庭向けの省エネサイトの開設 | |
ひろしま自然保育認証制度の創設 | 子供たちがより安心して自然保育を体験できるように幼稚園、保育所、認定こども園のほか、認可外保育施設等も含む団体を県独自基準で認証 | |
「たてものがたりフェスタ2017」の開催(~11月12日(日)) | 多くの方々に県内の魅力ある建物を訪れてもらうことを目的に、魅力ある建物「100選」を中心に、建物見学会、まちあるき等の67のイベントを民間団体等と連携して開催 | |
近畿大学・専修大学・日本大学と広島県が就職支援協定を締結(PDFファイル) | UIJターン就職の促進を目的とした就職支援協定を締結 (協定校:関西圏13大学・1短大、関東圏3大学) |
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全国初の県営SNS「日刊わしら」開設 | 県民の皆様をはじめ、県外の広島にゆかりのある方、広島に関心のある方が、広島に特化した情報を発信・共有するサイトで、全国初の県営SNS | |
働き方改革・女性活躍発見サイト「Hint!ひろしま」を開設 | 県内企業による働き方改革・女性活躍事例の他に、働く女性向けの女性活躍ロールモデル事例を掲載 | |
「全国結婚支援セミナーinひろしま」の開催 | 全国の結婚支援に関する団体・ボランティア・自治職員等を対象としたセミナーを広島県で初めて開催 | |
広島~東京線が増便 | 広島空港の運用時間が1時間延長されたことに伴い、東京(羽田)の最終便が1往復増便され、1日18往復になりました | |
広島~シンガポール線シルクエアーの就航 | 広島空港にとって8年ぶりの東南アジア路線、14年半ぶりのシンガポール線。同社は、今回の就航が日本初の定期路線 | |
11月 | 「一斉地震防災訓練」の実施 | 地震発生を想定し、県民が、学校や職場、地域、家庭等、それぞれの場所において、同時刻に、命を守るために必要な「安全行動1‐2‐3」を一斉に行う一斉地震防災訓練」を実施(参加者約45.6万人) |
映画「こいのわ 婚活クルージング」上映開始 | 本県の結婚支援事業「みんなでおせっかい『こいのわ』プロジェクト」をモデルにした映画が公開 | |
「ひろしま・さとやま未来博2017」廃校リノベーション完成披露式典の開催 | 廃校舎等を新たに多様な人々が集う拠点として再生していくプロジェクトで、11月12日、23日、25日に旧小鳥原小学校改修など3施設で完成披露式典を開催 | |
広島県知事選挙 | 広島県知事選挙(10月26日告示、11月12日投開票) | |
「広島ハワイ次世代ビジネスリーダー・プログラム」の開催(PDFファイル) | ハワイ州との友好提携20周年を節目に、広島とハワイ双方のビジネスリーダーの育成に向け、グローバルな活躍を目指す県内中小企業等の経営者等を対象とした交流事業等を実施 | |
「FISE広島2018」開催決定 | 若者を中心に人気の高い、都市型スポーツ(アーバンスポーツ)の世界大会「FISE広島2018」が平成30年4月6日(金)~8日(日)に旧広島市民球場跡地で日本初開催 | |
「ひろしま・さとやま未来博2017」クロージングイベント『さとやま3つ星未来フェスタ』開催 | 平成29年3月にスタートした『ひろしま さとやま未来博2017』のフィナーレを飾るクロージングイベントを開催 | |
ユース非核特使フォーラム、核軍縮の実質的な進展のための賢人会議及び国連軍縮会議の広島開催 | 核兵器のない世界の実現に向け、様々な議論が繰り広げられ、平和への思いが広島から発信された | |
12月 | 広島叡智学園中学校・高等学校の学校説明会の開催 | 県内3会場(広島、三次、福山)で、学校説明会・学習体験会を開催 |
ひろしま出会いサポートセンター会員1万人突破 | ひろしま出会いサポートセンターは、結婚を希望する人に出会いの場を提供 | |
ひろしま観光立県推進基本計画の策定 | ひろしま観光立県推進基本条例に基づき、平成30年度から平成34年度を計画期間としたひろしま観光立県推進基本計画を策定 | |
「広島牡蠣とり帳」の配布 | 牡蠣という漢字の書き方を練習しながら、牡蠣のことを知ることができる学習ドリル「広島牡蠣とり帳」を呉市及び江田島市内の小学校などで配布 | |
広島県保育士人材バンクのマッチング数1,000件突破 | 働きたい保育士と保育士を探している保育施設とをつなぐ「広島県保育士人材バンク」の就業マッチング件数が1,000件(全国トップクラスの実績)に達した | |
1月 | 本郷産業団地(1期)の公募分譲の開始 | 陸・海・空の要所へのアクセス性が良好で、大規模宅盤の提供が可能な本郷産業団地(1期分:4区画)の公募分譲を開始 |
広島県警察公式SNSの運用開始 | ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、ユーチューブによる警察活動の紹介や、防犯、交通安全、その他警察活動等に関する情報の発信 | |
広島県水道広域連携案の策定 | 県内水道事業の現状や将来見通しを踏まえ、広域連携により期待できる効果や広域連携の方向性などを取りまとめた「広島県水道広域連携案」を策定 | |
「FISE広島2018」の推進協議会を開催 | 都市型スポーツ世界大会「FISE広島2018」の開催に向け、大会の推進協議会を開催し、地元との連携企画などについて議論 | |
ひろしま自然保育認証制度の認証式を開催 | 乳幼児期における自然体験活動や自然保育の充実のため、「ひろしま自然保育認証制度」を創設 | |
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席 | 世界各国の政治指導者や経営者など、各界のリーダーが参集するこの会議において、保健医療や教育など本県の取組を紹介 | |
「第4回ひろしまシェフコンクール」「第3回ひろしま和食料理人コンクール」開催 | 食に関わる一流の人材を発掘・育成する取組として、西洋・和食の若手料理人を対象としたコンクールを開催 | |
広島県とソフトバンクが「AI、IoT等の利活用推進に向けた連携協定」を締結 | 広島県においてAI、IoT等の利活用を推進して産業や人材の集積を図り、広島県の産業における生産性向上とイノベーションによる新たな付加価値の創出を目指し協定を締結 | |
2月 | 広島県公式LINE@開設 | 県政情報を多くの皆様に知っていただくため、Facebook、Twitterに続きLINE@を開設。ぜひ、お友達登録をお願いします |
「イクボスミーティングひろしま」開催 | イクボス同盟ひろしま初の取組成果発表会を開催(参加者約120名)その他、イクボス同盟ひろしまでは「イクボス推進トーク」等を開催 | |
富士見町地区の県有地等の活用についてホテル等運営事業予定者を募集(PDFファイル) | 都心のにぎわいと交流を生み出す高次都市機能の充実・強化や、さらなる観光振興を図るため、国際会議の開催が可能となるホテルの運営事業予定者を募集 | |
全国初「働き方改革の推進に係る連携協力に関する協定」を締結 | 広島県と広島県社会保険労務士会は、県内全体で働き方改革に取り組む機運醸成を図ることを目的として、連携協力協定を締結 | |
広島県生活協同組合連合会と包括的連携に関する協定を締結 | 20万世帯の宅配網、14の構成団体による幅広い業態という強みを生かし、様々な分野で連携して、県民サービスの向上を推進 | |
広島市東部地区連続立体交差事業見直し修正案の検討を合意 | 平成27年6月に合意した「見直し案」について、広島市から変更の申入れがあり、「市の提案」を基本に検討を進めることを、県・広島市・府中町・海田町の関係4者で合意 | |
第1回メキシコ選手団キャンプ受入・交流全県推進会議を開催 | 2018年4月からスタートするメキシコオリンピックチームの事前合宿に先立ち、合宿受入10市町をはじめとする県内23市町や、経済、スポーツ、教育、国際交流などの分野の144団体が支援に向けた県組織を設立 | |
「第69回 結核予防全国大会」開催 | 第69回 結核予防全国大会が結核予防会総裁である秋篠宮妃殿下の御臨席を賜り、広島市で開催 | |
広島叡智学園中学校・高等学校の学習体験会の追加開催 | 平成29年12月に実施した学習体験会を広島市で追加開催 | |
移住希望地域ランキング2017で全国4位 | 東京に開設している「ひろしま暮らしサポートセンター」でのサポート強化などにより、H25には圏外だった順位が、H29年は4位にランクアップ | |
3月 | 広島県公式ホームページのリニューアル | 利用者にとって「より見やすく、たどり着きやすい」ホームページにするため、6年ぶりに全面リニューアル |
理化学研究所の広島移転で開所記念式典開催 | 国が進める政府関係機関の地方移転について、本県が提案していた理化学研究所の一部が東広島へ移転 | |
広島県「みんなで減災」備えるフェアの開催(~3月18日) | 東日本大震災が発生した3月11日前後の期間に防災用品の購買促進と普及啓発を実施(参加店舗~2,235店) | |
豪華客船クイーン・エリザベス入港 | 客船「クイーン・エリザベス」が広島港五日市埠頭に入港し、船内見学会や上屋内でステージイベント、物販等を実施 | |
健康ひろしま21の策定 | 県民一人ひとりの健康的な生活習慣の実践や県民の主体的な健康づくりのための環境整備を推進するための計画 | |
広島県食育推進計画の策定 | 食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、県民の心身の健康増進と豊かな人間形成を目指すための計画 | |
広島県歯と口腔の健康づくり推進計画の策定 | 妊産婦、乳幼児期から高齢期までのそれぞれの時期に応じた適切かつ効果的な歯科口腔保健を推進するための計画 | |
広島県がん対策推進計画の策定 | 本県のがん対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、がん対策の基本的方向について定めた計画 | |
広島県保健医療計画の策定 | 地域に必要な医療を確保するための二次保健医療圏と基準病床数、救急医療対策等の施策を定める基本となる計画 | |
ひろしま高齢者プランの策定 | 老人福祉計画と介護保険事業支援計画、介護給付適正化計画を一体的に作成し、介護サービス・施設の必要量等を定めた、高齢者施策の推進のための基本計画 | |
広島県医療費適正化計画の策定 | 県民の健康増進と医療の効率的な提供により、医療に要する費用の適正化を総合的かつ計画的に推進するための基本計画 | |
広島県障害福祉計画・広島県障害児福祉計画の策定 | 障害者や障害児が地域で安心して生活できるよう、障害福祉サービス等の必要量を定め、提供体制を確保するための計画 |
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