当センターであった日々の出来事等について,ご紹介していきます。
お散歩のときに飼い犬に引っ張られて困る…というお悩みをもつ飼い主さんは多くおられますね。
現在,動物愛護センターで頑張っている飼い主さんとワンちゃんを参考にしつけの方法を紹介したいと思います。
ワンちゃんの名前はマメちゃん,人が大好きなやんちゃな女の子 一歳一か月
お散歩のときに引っ張られて困っているということで相談に来られました。
次の方法で指導しました。
ステップ1 リードは長くないですか??
空リードが長いと犬は好きな場所に行こうとして,余計に引っ張ってしまします。リードの留め具が少したるむぐらいを目安に短く持ちましょう。
ステップ2 飼い主さんの横にいるときにオヤツをあげる
空飼い主さんの横にいるとオヤツがもらえて,ほめてもらえて,楽しい!ということを教えていきます。
ステップ3 犬が前に出て引っ張ったら止まる
空飼い主さんの前に出ると進めないということを教えます。
一回目は刺激のない室内で行いました。初めは引っ張っていたマメちゃんでしたが、徐々に理解し始めて飼い主さんの方をチラリと見ながら歩くようになりました~
練習を重ねていくうちに,飼い主さんが立ち止まるとマメちゃんも「!?」となって飼い主さんの顔を見たり、戻ってくるようになりました。マメちゃんが飼い主さんのことを気にし始めた証拠です。練習を繰り返してもっと楽しいお散歩ができるようにしていきましょう。
お散歩の引っ張り以外にも,飛びつきや甘噛みなど…何か困っていること,わからないことがありましたら動物愛護センターにご相談ください。お電話や来所でも相談を受け付けております。
ワタシ,「あられ」といいます。
みんなから,おてんば娘と言われます。やっと1歳になりました。
生後7ヶ月の時に不妊手術を受けました。
「ほたて」に続く新しいモデル犬です。(現在,モデル犬卒業済み)よろしくお願いします!!
「あられ」は,平成26年7月に三原市大和町で所有者不明の子犬として保護され,センターに収容されました。
収容された当初は,地面に這いつくばり,その場でお漏らしをしてしまうほど臆病な子犬でした。
臆病な性格の「あられ」を育てる上で重点を置いたのは「社会化」でした。社会化とは,社会化期と呼ばれる時期(生後2~3ヶ月)に,あらゆる刺激に慣らしていくことです。様々な人や犬,物や音に慣らすことで,成犬になった時に過剰に怖がらないようになります。その甲斐があって,人(特に若い男性)好き,犬好き,物や音に対しても過剰に反応しないモデル犬になりました。
でも,まだ,初対面の人に対して距離を取ることがあります。その時は「怖くないよ」っていう意味で大好きなおやつをあげてくださいね!^^!
「あられ」にもまだまだ課題はあります。今の課題は「マテ」というしつけです。
まだ,1歳(人間に例えると18歳)で遊び盛りな「あられ」。その場でじっとしているのが苦手で,途中で動いたり鳴いたりします。
今後は,遊ぶ時はしっかり遊ぶけど,じっとする時にはじっとできるメリハリのあるモデル犬になってほしいので,日々トレーニングです!!
最後に,「あられ」の得意技を紹介します!「バーン!」という合図で倒れたふりをする芸で,愛護教室等で披露すると,あっという間に人気者になりますよ。
これからも,譲渡講習会のデモンストレーションや愛護教室等に行きますので,「あられ」に会ったら,なかよくしてくださいね。
モデル犬の「ほたて」と「あられ」(どちらもモデル犬卒業済み)に,是非会いに来てください!!