研究員日記 平成29年4月~平成30年3月
当センターの研究員が日記を書きます。謎多き?研究員の日常を少しだけご紹介します。
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平成30年3月19日 総合技術研究所知財発表会
本日、広島県立総合技術研究所知財発表会が開催されました。
事例発表として当センター栽培技術研究部のF副部長より
「知財の視点を活用した若手人材の育成及びセンター間連携の取組事例」について発表しました。
発表後「人材育成する上で,若手のモチベーションを維持するには?」との質問に
「休憩中にコーヒーを飲みつつ、何気ない会話の中から何に興味を持っているのか、どんな研究に興味を示すか探る」と回答したF副部長。
静かな会議室で机に向かい合い、上司に「さあ、自分のしたいことを言いなさい」と言われてもなかなか本音を言えない現状で、リアルな人材育成の様子を伺うことができました。
(技術支援部Y)
平成30年3月15日 県立広島大学との交流会
本日,県立広島大学と当センターの交流会を開催しました。当センターからは,
・ ブドウ光反射マルチ栽培・主幹形栽培用機械の開発
・ 水田転換畑における排水対策
・ アスパラガス母茎地際押し倒し栽培法
・ LED防蛾技術
・ 浮き楽栽培法
・ 自動調光システム について説明しました。
同じ県内の研究者同士,これからも交流を深めていければと思います。
(技術支援部Y)
平成30年2月21日 研究成果の活用事例をまとめました
広島県立総合技術研究所には,保健環境・工業・農林水産業分野の8つの技術センターから成り立っており,専門的な研究や技術支援を行っています。
このたび,当研究所の成果が実際にどのように活用されているのかをまとめた「活用事例集(総合技術研究所のページへ移動します)」を作成しました。
当センターからは,「防蛾照明技術」「青ネギ」「貯蔵レモン」「わけぎ」についての事例が掲載されています。
ぜひご覧ください。
(技術支援部Y)
平成30年2月13日 アスパラガス生産者大会
本日,三次農協会館でJA三次アスパラガス生産者大会が開催されました。
当センターからは坂本主任研究員が「春芽収量へ及ぼす要因と今後の対応について,最新の研究と動向」と題して
これまでの研究成果を発表しました。
アスパラガス産地として更なる発展に貢献できればと思います。
(技術支援部Y)
平成30年2月5日 第32回バイオテクノロジー研究成果発表会
本日,広島バイオテクノロジー推進協議会が主催する第32回バイオテクノロジー研究成果発表会に参加してきました。
当センターからは,生産環境研究部の松浦主任研究員が「食品添加物由来の新規忌避剤によるトマトの虫媒ウイルス病防除技術」を,
果樹研究部の森田主任研究員が「イヌビワとの種間交雑体を用いたイチジク株枯病抵抗性台木の開発経緯と今後の取り組み」について発表しました。
高校,大学,企業の研究者によりそれぞれの研究成果を発表されたのですが,農業素人の私でも分かりやすく,今後の展開が楽しみな内容ばかりでした。
また,当センターの研究員がこうやって外部の研究会で発表している姿はとても頼もしかったです。
(技術支援部Y)
平成30年2月1日 農作業事故防止対策研修
2月1日,広島県庄原市にある畜産技術センター(写真)で,農作業事故防止対策研修が開催され,当センターからも約20名の職員が出席しました。
講師の志藤博克先生(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構農業技術革新工学研究センター総合機械化研究領域畜産工学ユニット長)により,農作業事故の実態と防止策について分かりやすくご講義いただきました。
「人間は失敗する生き物である,だから起こってしまったことを責めずに,もし失敗しても大事に至らないようその他の事故要因をつぶしておくこと」
「人は関心があることしか『聞かない,目に入らない』ということを前提として考えること」など
農作業以外の普段の業務でも心にとめておきたい内容でした。
(技術支援部Y)
平成30年1月31日 ラッキーな一日
寒々とした冬の朝,たんぼ脇で,イタチのかわいい姿を見ることができました。
暖かそうな毛皮に包まれて,こちらの様子をうかがい,すぐに側溝へと消えてゆきました。
センター内でも糞は頻繁に見かけることはありますが,姿を見せてくれることは稀です。
今日は,ラッキーなことがあるかも。
(栽培技術研究部ZK)
平成30年1月30日 寒い冬
当センターは盆地状の地形の底あたりに位置するため,夏はより暑く,冬はより寒くなります。
それでも今年の1月は一段と寒く感じます。
と思って,1月の最低気温を調べてみると,他の研究員が以前に記しているように1月12日 -9.1℃,-5℃以下が8回(30日現在)と凍えています。
おかげで,センター内のあちこちで,水道管破裂のための水漏れが発生しました。
寒いせいなのか,いつもの年なら通勤途中に出会えるジョウビタキの姿も見ることがありません。
(栽培技術研究部 ZK)
平成30年1月26日 時々あせる
当センターのロビーには研究成果をより具体的に見ていただくため,マネキンを使って実際の作業を再現したコーナーがあります。
写真はアスパラガス収穫作業の省力化技術と,ワケギ球根植付機の展示風景なのですが,このマネキン,私とほぼ同じ身長のため,作り物と分かっていても時々びくっとします。
センターにお越しの際は,ぜひご覧ください。
(技術支援部Y)
平成30年1月17日 「唄って踊れる研究員」とは…
ここは当センターのとある圃場。
新任のK研究員(写真右)が,ベテランのK主任研究員(写真左)から実験に使うベッド作成の手ほどきを受けているようだ。
いわゆるOJTってヤツである。
私がまだ駆け出しだった頃,上司から「唄って踊れる研究員を目指せ!」と言われたことがある。
ただ単に「宴会芸の腕前を磨け!」という意味ではなく,「色んなことができないと物にならないから頑張れ!」と言われたのだと理解している。
農家や企業の方々とのコミュニケーション,企画書の作成,予算獲得,実験器具や装置の製作,農業機械や分析機器の操作,データの解析,特許出願,論文執筆,プレゼンテーションなど,挙げればきりがない。
頑張れ ! K研究員!「唄って踊れる研究員」への道は,長く険しいゾ。
(by Pica Jiro)
平成30年1月12日 寒い寒い
今朝はとっても冷えました。東広島では最低気温-9.1度を観測したようです。寒い~
写真は昨日の様子です。東広島はあまり雪は積もらないので,このくらいの雪でも朝は渋滞になっていました。
(技術支援部Y)
平成30年1月4日 目のつけどころ、流石は普及員!
ここは当センターの一室。
新任普及員のBさん(写真右)がアドバイスを求めているようだ。
県南部のトルコギキョウ生産者への技術的対応がテーマらしい。
話にじっくり耳を傾けているのはF副部長(写真左)。言わずと知れたトルコギキョウの研究では全国区の実力者だ。
F副部長のアドバイスは,広くて深い。
孜々営々(ししえいえい)として構築してきた全国規模のネットワーク。
それを駆使して入手する最新情報や,自身の研究に裏打ちされた確かな技術とノウハウ。
F副部長を目当てにやってくる県内外からの来訪者は,例年,後を絶たない。
それにつけても,Bさんは流石だ。目のつけどころは,新任と言えど決して侮れませんね。
恐るべし。
(by Pica Jiro)
平成29年12月26日 品質等級検査をサポート
ときは,今年も残すところ数日となった12月26日。
当センター第2会議室を会場として,平成29年度の米と大豆の品質等級検査が実施されました。
所定の検査基準に基づき,広島県JA農産物検査協議会から来所された検査員によって,等級検査は厳正に行われました。
当センターの担当者も,会場の設営や検査対象品の準備,検査結果の記録などをアシストし,スムーズな検査の進行をサポート。
なお,本検査は,平成21年までは国の機関である旧農政事務所(現農政局広島地域センター)が実施していましたが,平成22年以降は広島県JA農産物検査協議会に委託して実施されているそうです。
また,一般的な等級検査と比較して,より高い精度が求められる本検査に対応できるのは,県内では同協議会のみとのことです。
(by Pica Jiro)
平成29年12月22日 クリスマスのイチゴとハダニとサル
クリスマスにはケーキなどでイチゴの消費が増えます。イチゴの害虫で問題となるのが,ハダニです。
ハダニが発生すると,葉裏の褐色になります。ハダニが多発すると糸を張るようになります。
そうして,実も着色不良となるなど,大きな被害となります。
この対策として,農薬の散布がありますが,ハダニは抵抗性がつきやすく,農薬を散布しても効かないことが良くあります。
そのハダニの防除対策で思い出すのが,I博士です。
現在も鳥獣害対策で講演・指導をされておられます。広島県でも鳥獣害対策の講師として,何度も講演されています。
私がI博士に初めて会ったのは,20年以上前です。実はその頃,奈良県でハダニの研究をされていました。
そのハダニの研究の発想は,航空機事故の調査と結びつけると言うもので,若い私は衝撃を受けました。
ハダニの多発生の要因を航空機事故の調査のように解析し,発生要因を明らかにする。
実際,ハダニの多発生要因のほとんどが人為的ミスや誤認が多い。
その発生要因が起こらないようにするためにはどうすればよいか考え,対策を立てるというものでした。
I博士は別の試験場に異動され,鳥獣害対策を研究課題とされました。
「ハダニもサルも一緒や。」とI博士が言われたのが,印象に残っています。
実にそのとおりに,鳥獣害の研究をされ,サルの侵入を許したのはなぜか,サルの被害がどうやって起こるのかなどの要因解析を行い,ハダニ対策と同じようにサルの対策を次々に立てて行かれました。
基本的な研究ができる能力を持てば,サルもハダニも他の害虫も対策が立てられるようになると言うことをI博士の実践から学びました。
そういうことで,私はクリスマスケーキのイチゴを見るとハダニを思い出し,サルを思い出します。
(生産環境研究部 ハダニを愛する男)
【関連する研究成果】
ピリフルキナゾン水和剤散布がナスに発生する天敵昆虫ヒメハナカメムシ類とカンザワハダニの密度に及ぼす影響(農業技術センター研究報告91号)
平成29年12月15日 “発明奨励賞”受賞記念講演
12月14~15日に,特許庁より審査官4名が当研究所の特許技術に関する現地調査に来広されました。
広島県が取得している知的財産権の概要や活用状況について紹介し,これについて意見交換がなされました。
また,特許庁の審査官からは,出願から登録までの流れ,出願人と審査官のそれぞれの立場から見た拒絶理由通知とその対応について具体例を引用しながら大変貴重な講演をして頂きました。
さらに,農業技術センターからは,先日,当センターと関連企業がめでたく受賞した「平成29年度中国地方発明表彰,発明奨励賞」の対象特許である防蛾照明技術について,石倉栽培技術研究部長と技術支援部のY主任研究員が受賞記念講演を行いました。
専門知識もちりばめながら分かりやすく特許技術とその開発過程を紹介。
また,企業と連携する際の心構えなどを「ぷっ」と笑えるようなエピソードとともに披露。非常に完成度の高い講演でした。
当時の総研所長からの「必達せよ!」の言葉を胸に技術開発,特許取得,技術普及に打ち込んだとのこと。
見習わなければなりませんね。
(栽培技術研究部 Dr.K)
平成29年12月12日 新技術セミナー「黄色LEDランプや天敵を組み合わせたトマト重要害虫の総合防除技術」
トマト農家の方々を対象に,今年行った現地試験「LED防蛾照明技術と天敵による害虫管理技術」の成果を報告しました。
色々な技術を組み合わせた害虫防除について熱く語りました。
余談
今日の現地は白銀の世界でした(写真右)。
(技術支援部K2 )
平成29年12月1日 原保育所防火パレードのみなさん
近くの原保育所から,凛々しくてかわいらしい園児のみなさんが,防火ポスターを持ってきてくださいました。
「マッチ一本火事の元!! お料理するとき火の用心!!」
拍子木を鳴らしてみんなで大合唱。立派なパレードでした。
(技術支援部K2)
平成29年11月22日 今日は先生
本日,当センター花き班メンバーにより県立農業技術大学校(庄原市)の学生さんに「花卉先端技術概論」の講義を行いました。
(技術支援部Y)
平成29年11月15日 光るトンボの秘密
農業ではいろいろな用途で電気を使っています。
しかし,電気がない地域(非電化地域)がまだまだたくさんあります。
非電化地域で電気を使うことができれば,農業の可能性はもっと広がります。
その可能性を探るため,当センターと関連企業が開発した防蛾LEDランプを使って試験をしています。
50個のLEDランプの光は非常に強く,黄色い光を放ちながら点滅するトンボは5km先からも見えています。
(生産環境研究部 勝虫を愛する男)
平成29年11月2日 異なる視点に立って見渡すと・・・
ときは11月2日の午後。
当センター講堂において,平成29年度普及指導員研修(主催:西部農業技術指導所)の一環として
「技術の普及性の視点から見た天敵利用による害虫防除技術」をテーマとする共通技術項目研修が実施されました(参集者18名,事務局調べ)。
当センターからも4名が参加しました。
農業技術の普及性は,経済性のみで判断できるもではなく,生産者の志向性,情報伝達者との関連性,
当事者の感情の動きなどが大きく影響することを踏まえ,参集した普及員と当センターの研究員が意見交換しました。
外部講師として招かれた国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構西日本農業研究センターの安部順一朗氏
(写真下段の左から2番目)が「日本における代表的な天敵利用技術と事例紹介等」をテーマに話題提供。
天敵利用に関する最新情報や留意点について,データや県外の事例に基づき丁寧に解説した上で,
「天敵導入が上手くいっているか否かは,技術の勉強会だけではなく,飲み会を開いて熱く語り合っているかどうかで決まっているようだ」と指摘。
写真は,その指摘に基づいてセットされた「語り合う会」開始直前の様子です。
以前は,我々の周りでも,このような会合がそこかしこで催されていたと記憶しているのですが・・・
(by Pica Jiro)
【関連する研究成果】
ピリフルキナゾン水和剤散布がナスに発生する天敵昆虫ヒメハナカメムシ類とカンザワハダニの密度に及ぼす影響(農業技術センター研究報告91号)
平成29年11月2日 トマトの茎はどこまで伸びる?
長く伸びたトマトの茎と格闘しているのはU主任研究員(写真A,写真Bの右)。
技術スタッフのIさんのサポートで,茎の長さを測定しているようだ(写真B)。
今回の実験では,長いもので最大約5 m。
違う作り方で育てた場合には,6~7 mに達することもあるとか。
使い込んだ巻き尺には,茎から染み出た汁がベットリ(写真C)。
長く伸びるトマトの茎を,畑で実際にどのように管理すれば,より効率的なのか?
楽ちんな管理法を考えたり,実証するのも我々の重要な仕事の1つです。
(by Pica Jiro)
平成29年10月27日 平成29年度中国地方発明表彰 発明奨励賞を受賞しました
当センターと関連企業が共同開発した防蛾照明技術に関する特許が,平成29年度中国地方発明表彰の「発明奨励賞」を受賞しました!
10月27日には鳥取市で授賞式が開催され,当センター栽培技術研究部のI部長を含む発明者3名が出席しました。
今はそれぞれ別の道を歩んでいる3名ですが,久しぶりの再会で開発時の話や将来のことについて話に花が咲いていました。
発明者Y氏は「賞状もらうのなんて何十年ぶりやろか・・笑」とポツリ。
最後に,受賞者代表の方が「我々中小企業は表彰されることも,大企業のように大きくスポットがあたることも少ない。こういった表彰を受けることは非常に励みになる」と挨拶され,表彰の持つ力を実感しました。
受賞,おめでとうございます。
(随行員Y)
平成29年10月27日 異常気象への対応をテーマとした花き研究会開催
10月26日及び27日の両日,「異常気象による生育環境の不良に対応した花きの安定生産」をテーマとして,平成29年度近畿中国四国農業試験研究推進会議花き推進部会問題別研究会(写真A,主催:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構西日本農業研究センター)が開催されました。
初日の会場は,広島市にある食品工業技術センター(写真B)。
近畿中国四国地域の公設試等から花き研究者31名が参集した研究会は,当センターの新田センター長(写真C)による歓迎の挨拶から始まりました。
研究会では,当センター生産環境研究部のK部長が「ヒートポンプを用いた夜間短時間冷房による主要花きの高温障害回避技術」と題して話題提供(写真D)。
栽培技術研究部のF副部長(写真E)が司会進行を担当しました。
また,各府県から提出された「異常気象の発生とその対策」に関する資料に基づき,情報を共有化しました。
(by Pica Jiro)
平成29年10月27日 自動調光システムの発表
当センターで近畿中国四国農業試験研究推進会議(花き推進部会)の研究会が開催されました。
各府県の研究機関から,26名の出席がありました。
栽培技術研究部のK主任研究員が発表を行いました。
自動調光システムの概要と効果をPRしました。
発表の後には,試験圃場も見学していただきました。
圃場では,突っ込んだ質問もあり担当者も大いに刺激を受けました。
本システムが生産者のお役に立てるよう,営業活動を展開する予定です。
(技術支援部SY)
平成29年10月19日 農福連携レタス!
現地で新たに浮き楽栽培法導入です。
場所は,県内のとある社会福祉法人。就労支援の一環で浮き楽栽培法によるリーフレタスの試験栽培を始められました。
これまでの浮き楽栽培法では,水稲育苗箱を利用していますが,こちらの法人では,花壇苗の生産をされていた経緯から,高設ベッドとカゴを多数お持ちということで,高設ベッドを利用したプール,フロートサイズや培地量をアレンジしての取組み開始です。
農業に関係する機関の支援もあり,新しい農福連携(農業と福祉の連携)のスタートです!
(栽培技術研究部S)
平成29年10月19日 トルコギキョウの視察
島根県の花卉部会の会員さん他の視察を受けました。
雄弁なF副部長からは,いつもの丁寧な説明。
防蛾LEDランプの効果も,積極的にPR。
視察,見学は歓迎いたします。
是非お問い合わせください。
(技術支援部SY)
平成29年10月18日 農業技術大学校学生および農業技術指導所新任者の研修
県立農業技術大学校の落葉果樹コース2年生5名,農業技術指導所新任者(1年目)4名が,果樹研究部で講義・研修を受けました。
農業技術大学校は県北部の庄原市にあり,県立の専修学校として,農業の担い手育成を目的とした農業技術,経営に関する実践的な教育を行う組織です。
落葉果樹コースカリキュラムの一部の講義を農業技術センター果樹研究部が担当しています。
農業技術指導所は,農業者に対して農業技術の指導,経営相談,農業情報を提供し,農業技術,経営向上の支援を行う県の組織です。
新任者(1年目,2年目)を対象に,農業技術センターで研修を行っています。
研修内容は,果樹研究部の試験研究内容,開発した技術や品種について,各分野の担当研究員が講義や研究農場での説明を行いました。
説明を聞いて,熱心に質問と議論を行いました。1日と短い期間でしたが,はつらつとした若さが伝わってきました。
試験研究,教育,普及の組織が連携して農業振興に取組むことが大切と思いました。
農業技術大学校の学生が,将来,農業生産者や農業に関連する職業に就いてくれることを願っています。
(果樹研究部SC)
平成29年10月17日 審査会2
ここは,午前中に第63回全日本花卉品種審査会(ユーストマ)の立毛審査が行われた圃場です。
平成29年度普及指導員研修の一環として,参集した新任者5名に模擬審査を体験してもらいました。
「よお,わからんわ~あ。」
「誰にプレゼントするかによっても,評価が分かれるしね~え。」
本物の審査結果記入票を片手に,各自で採点。
その後,正式な審査結果と照らし合わせて,自身の‘見る目’を自己診断。
果たして,その結果は・・・
順位を大きく外した人がほとんどの中で,かなり高い確率で順位を当てた新任普及員Aさん。
私:「担当は?」
普及員A:「野菜担当です。」
私:「それはもったいない。今からでも花き担当になる?」
普及員A:「・・・。」
普及員B:「大きく結果を外してしまった花き担当の私はどうすればいいのでしょうか?」
私:「まだまだ。大丈夫。これから,しっかり,頑張りましょう!!」
受講生にとっては,めったにない貴重な体験になったのではないでしょうか?
(by Pica Jiro)
平成29年10月17日 第63回全日本花卉品種審査会(ユーストマ)
今年もトルコギキョウ(ユーストマ)の審査会の季節がやってきました。
7月25日の日記では植付けの様子をご紹介しましたが,こんなにきれいな花が咲きました。
どうやって審査会に合わせてすべての花を咲かせるようにしてるのかなと,毎年不思議に思っていたので,入庁3年目の若手研究員に秘訣を聞いてみたところ
「なんか(担当研究員が)すごいんです」との答え。
うむむ。その技術のすごさは分かりました(笑)。
(技術支援部Y)
平成29年10月12日 浮き楽栽培法のマニュアルを改訂!
当センターの開発の人気技術の一つ,浮き楽栽培法について耳より情報です!!
水稲育苗の省力化と育苗ハウスの有効活用による葉菜類栽培を両立する浮き楽栽培法は,県外からも続々と多くの問い合わせがあり,多方面で栽培されています。
そんな浮き楽栽培について,現場支援を通じて課題を解決し,この度,その成果を基にマニュアルを改訂しました。
主な改訂箇所は次の2点です。
1.水稲育苗編 ホース仕切りによるフロート整列の効率化
2.葉菜類栽培編 水稲育苗培土の利用によるリーフレタス栽培
フロートのプール搬入後の整列作業に時間を要していた方,葉菜類栽培の培地に悩んでいらした方,必見です!
また,浮き楽栽培未経験の方もこの機会にトライしてみませんか?!
(栽培技術研究部S)
平成29年10月5日 トマト鉢上げ
ハウス促成栽培用のトマトの苗を鉢上げしています。
今から本圃に定植するまでの間,1か月くらい育苗します。
これからのトマトは,寒さのためゆっくり赤くなるので甘くなりやすいと言われています。
(栽培技術研究部K)
平成29年10月4日 ナンバンギセル
10月4日は「中秋の名月」で「十五夜」とも言われます。「十五夜」と言えばススキで,果樹研究部の法面にもススキが生えております。
敷地内のススキを遠くから何気なく見ている時は気付かなかったのですが,ふとしたことからススキの株元をのぞいてみると,何か変わった植物を見つけました。
初めは土筆かと思いましたが,花のようなものであり,調べてみると「ナンバンギセル」という植物のようです。
ススキに寄生する植物で,地中の根に寄生し,夏以降,地上に花柄を伸ばして花を咲かせるそうです。
注意深く探してみると他にも見つけることができました。
普段何気なく見ているものでも,時には近づいて注意深く見ていると,気付かなかったものを見つけることを実感しました。
月もじっくり眺めてみると,何か発見があるかも。
(果樹研究部SC)
平成29年9月29日 その努力と研鑽を称えて
当センター所属の研究員が,これまでの担当業務の中で得られた成果を取り纏め,この度,めでたく学位(博士号)を取得しました。
具体的には,果樹研究部の浜名洋司主任研究員,栽培技術研究部の坂本隆行主任研究員と川口岳芳主任研究員の3名です(写真A,写真B,写真Dの下段中央)。
博士論文のテーマは,それぞれ,
「モモの樹体ジョイント仕立てによる早期成園化,作業の省力化および果実形質と樹勢の均質化効果に関する研究」,
「アスパラガス収穫作業の軽労・省力化技術に関する研究」,
「ワケギ生産性向上のための種球栽培,貯蔵および植え付け作業の省力化に関する研究」。
関連する研究成果は,現在,県内外の生産現場において,徐々にではありますが,しかし着実に普及しつつあります。
ときは9月29日の夕刻,ところは東広島市のとあるホテルの一室‘ローズ’の間。
3名の努力と研鑽を称え,彼らを支えた技術スタッフや事務担当のスタッフをはじめ,上司や先輩,同僚,後輩など総勢41名が参集(写真D)。
お祝いのメッセージ(写真C)も多数寄せられ,祝賀会は大いに盛り上がりました。
何人かの若手に「何年か後には,あのステージに立てるよう頑張れ!」と伝えたところ,しっかりと,そして力強く「ハイ!頑張ります!!」という応えが返ってきたので,何だか余計に嬉しくなりました。
にぎやかで,楽しく,アッという間の一時でしたが,一人ひとりにとって,心に残るとても印象深い夜になったのではないでしょうか!?
何だかな~ア,もうちょっとだけ頑張ってみようかな,私も・・・。
(by Pica Jiro)
平成29年9月25日 朝霧
今日の朝霧はいつになく濃く,また深かったので,前が見えなくなるほどでした。
いつものように駐車場に車を止めると,生け垣の上には,まるで真綿をうっすらと広げたような光景が・・・
思わず立ち止まってシャッターを切ってしまいました。
私の実家(島根県)では,昔から,「朝に蜘蛛を見つけると縁起がいい」と言います。
祖母がよくそう言ってたことを思い出しました。
なぜそう言うのかはよくわかりませんが・・・
普段はあまり気づかなかったのですが,朝霧のおかげで,ここにはこんなにも沢山の蜘蛛たちが生きていることに気づかされました。
何かちょっとだけ得した気分になるのは私だけでしょうか?
(by Pica Jiro)
平成29年9月22日 土壌肥料推進部会 問題別研究会(その2)
先日ご紹介した「土壌肥料推進部会問題別研究会」についてもう少しご紹介。
50名近い参加者(農研機構,近畿中国四国の研究センターの研究員)を得て,ファーム西田口で現地視察(アスパラガス,白ネギ栽培ほ場)を9月21日に行いました。
小池代表理事の話に耳を傾け,いろいろな質問に丁寧に答えていただきました。
また,当センターでも実験概要を説明しました。
翌日は,ほ場の排水問題について現状と対策について東広島芸術文化ホールくららで熱心に検討しました。
(生産環境研究部I)
平成29年9月21日 土壌肥料推進部会 問題別研究会
本日より2日間にわたり「水田での作物の安定生産のために-とくに土壌水分の制御による-」をテーマとして,近畿中国四国農業試験研究推進会議(土壌肥料推進部会 問題別研究会)が開催されます。
1日目は,水田転換畑でのアスパラガス栽培を見学したり,当センターのアスパラガス栽培技術について発表を行いました。
(技術支援部Y)
平成29年9月14日 稲刈り
稲刈り始まりました!
(技術支援部Y)
平成29年9月7日 ‘本物’の背中2
ここは当センターのとある圃場。
何やら地味な作業をしているのはF副部長。花き園芸が彼の専門分野。
実験中のトルコギキョウの不要な腋芽を摘み取っているのだとか。
F副部長いわく,
「結構,腋芽の摘み取り方は重要で,これ次第で実験の成否が決まったりもするんですよ。手は抜けませんね。こんな地味な作業が実は欠かせないんですよ。」と。
ん~,これってどこかで聞いたようなフレーズ?
「現代社会では,効率が最も重視され,“無駄は悪”とさえ言われています。様々な分野で行われているチャレンジは,一見無駄であるかのように見えるのも確かで,実際にその多くは,すぐには役に立たないものばかりです。しかし,皆さん。よ~く考えてみてください。すぐに役に立つものは,すぐに役に立たなくなってしまうものなんですよ。」
※詳しくは,H29年2月20日の研究員日記「休日の小学校」参照
地味な作業に黙々と取り組む彼の背中からは,本物の研究者だけが醸し出す独特のオーラのようなものが伝わってきませんか!?
(by Pica Jiro)
平成29年9月5日 Before /After
今日は職員総出で溝掃除。
約1時間経つと・・・
“まあ,なんということでしょう!!”
大変きれいになりました。
(by Pica Jiro)
平成29年9月4日 黄色い蜻蛉(とんぼ),現る!?
古来より,蜻蛉(写真1)は縁起の良い虫とされてきました。
織田信長公や前田利家公など,名だたる戦国武将が兜の前立て(兜の正面の飾り)として蜻蛉を用いたというのは有名な話です。
蜻蛉は,前に進むことはできても,後退することができないという理由から別名「勝ち虫」と呼ばれていたそうです。
また同じ軌道を飛翔するという習性から,転じて「戦から無事に帰ってくる」という意味が込められているとも。
この度,当センターの「前立て」に,ではなく「屋上」に,防蛾ランプを使って蜻蛉を配らってみました(写真2,3,4,5)。
主な目的としては,当センターが関連企業と共同開発した防蛾照明技術を,電気が来ていないところでも使ってもらえるようにするためです。
具体的には,太陽光などの自然エネルギーと蓄電池とを組み合わせ,上手く利用できるかを確かめているのです。
先日の夕方,点灯状況を確認していると,犬の散歩をしている近所の方から「あの蜻蛉,なんなの?」と質問されました。
勿論,実験の概要を丁寧に説明させていただいたのですが・・・
後で思い返すと,質問の主旨は,「何の実験なの?」ではなく,もしかすると「なぜ蜻蛉なの?」だったような・・・
もし,後者であったなら,この場を借りて改めて説明させていただきます。
「この実験が上手くいくよう願いを込めて『蜻蛉=勝ち虫』とさせていただきました。」と。
(by Pica Jiro)
平成29年9月1日 アスパラガス部会現地研修会
広島県園芸振興協会アスパラガス部会の現地研修会が9月1日に農業技術センターで開催されました。
生産者の方をはじめ,関係機関の方々,約90名もの参加がありました。
当センターからは,茎枯病などアスパラガス栽培で重要な病害についての発生形態や対策,畝下深耕による根域拡大試験,収穫作業の軽労化,低コストハウスの開発について,紹介を行いました。
座学での研修の後には,試験研究圃場も見学いただきました。
休憩時間や圃場見学では,熱心な質問が多々あり,研究員も刺激を受けました。
また,開発を始めた低コストハウスについても「期待してます!」とのお声掛けもいただき,ヤル気倍増です!
(栽培技術研究部S)
平成29年8月29日 酒米産地視察会
8月29日にJA全農ひろしま主催の酒米産地視察会に参加しました。
広島県には酒米産地が4地域あり,今回は三次市三和町と庄原市比和町を視察しました。
この視察会は県内酒造会社の方に酒米の栽培状況と,その年の水稲の生育状況を直に見てもらい,実需と生産者の結びつきを強固に,また情報交換の場として毎年開催されています。
今年は日照量が多く,適期防除も徹底されて病害虫の発生が非常に少ないことから,充実の良い米が出来上がりつつあります。
熟れ色も非常にきれいでした。
あとは収穫まで,豪雨や台風襲来がないことを祈るのみです。
地元JAから説明を受けた後圃場観察
充実良く,きれいな熟れ色の「八反錦1号」
栽培品種ののぼりが立った圃場
(栽培技術研究部ZK)
平成29年8月29日 病害虫発生予察情報連絡会議
広島県では農作物に発生する病害虫を予測するために,病害虫防除所が巡回調査を行い,データを集積しています。
そのデータを基に病害虫の発生を予測するために,病害虫発生予察情報連絡会議を開催しています。
農業技術センターの病害虫担当の研究員もこの会議に参加し,喧々囂々の議論を行い,病害虫発生予察情報を作成しています。
病害虫発生予察情報は生産者の方々に病害虫の発生状況や今後の発生予測を伝達する重要な情報です。
情報は,病害虫が多い時に農薬の散布を呼びかけるだけでなく,発生が少ない場合は,病害虫の過剰防除を防ぐことに貢献しています。
病害虫の大発生による農作物被害を未然に防ぐため,農林水産局の職員とともに,研究員も陰ながら農業振興に貢献しています。
(生産環境研究部 病害虫被害を防ぐ男)
平成29年8月25日 神石高原産トマトを使ったハンバーガーが限定販売
広島県産応援登録制度のホームページで,神石高原まる豊トマトを使ったハンバーガーを広島県内のハンバーガーショップで限定販売するとの記事を見つけました。
このホームページ,広島県産のおいしそうな食材が紹介されていて,見るだけでも楽しいです。
試験でお世話になった生産者さんもいたりして,おお~っと感動しています。
(技術支援部Y)
平成29年8月4日 中間現地検討会を開催
8月3日と4日に,革新的技術開発・緊急展開事業(うち地域戦略プロジェクト)実証研究型「売れる麦を核とする中山間水田輪作体系における収益力強化と省力化の実証」の課題の中間検討会が当センターで行われました。
この課題は,糯麦「キラリモチ」を栽培することで高付加価値を付与するとともに,省力栽培技術を取り入れた稲,麦,大豆の2年3作でさらに収益力を上げていこうとするものです。
今回の中間検討会では,1日目に現地試験を実施している「天狗の里」農事組合法人(山県郡北広島町)と株式会社「トペコおばら」(安芸高田市甲田町)の状況を視察し,2日目に試験の進捗状況についての検討を当農業技術センターで実施しました。
(栽培技術研究部ZK)
平成29年8月3日 広島の楽しい100人(7月22日開催)
トークイベント第18回「広島の楽しい100人」が7月22日に広島市内で開催され,演者として参加させてもらいました。
今回のテーマは「広島の酒」。
私からは,酒造好適米の特徴,広島県で栽培される酒造好適米品種とその改良についてお話しさせていただきました。
白牡丹酒造 島代表取締役, 賀茂鶴酒造 椋田杜氏も講演され,酒造りの裏話をお聞きすることができました。
酒造好適米(左)と主食用米(右)
改良されて短稈化する品種
(栽培技術研究部ZK)
平成29年8月3日 目が疲れます
作物担当の職員が何やら仕訳けをしていたので覗いてみました。
穂発芽したムギを選別しているとのこと。
穂発芽とは,降雨や刈り遅れなどの理由でムギが穂に着いている状態のまま発芽してしまう現象のことで,品質低下や商品価値低下の原因となるそうです。
穂発芽しやすい品種,そうでない品種を比較するため,1粒ずつ選り分け調査をおこなっているとのこと。
・・・目が疲れそうな大変な作業です(・・;)
(技術支援部Y)
平成29年7月27日 レーザーレベラーの実演会
平成29年7月25日 トルコギキョウの植付け
本年度の全日本花卉品種審査会に向けて,トルコギキョウの植付けが始まりました。
ひたすら選ぶ,選ぶ,植える,植える,植える・・・
どんな花が咲くか楽しみ。
(技術支援部Y)
平成29年7月19日 デビューしたのは誰?
ここは東広島市のとあるナス農家の露地圃場。
先進的農業技術に関する現地研修会が開催されているようです。
参集しているのはJA広島中央の若手営農指導員(写真1右)。
講師(写真1左)の説明に,熱心に耳を傾けているようです。
そう,今回,デビューしたのは当センター生産環境研究部のH主任研究員!?
ではありません。
鮮烈なデビューを果たしたのは,当センターと関連企業が共同開発した防蛾照明技術と,それを具現化する防蛾ランプ(写真2)です。
ヤガによる被害に悩まされていたナス農家は,今シーズンから防蛾ランプの導入を決断。
ソルゴー,バジル,マリーゴールドなどの作物とも組み合わせながら,環境配慮型の農業経営を実践中。
周辺地域では,ヤガによる被害がボチボチ確認され始めているようですが・・・
夜間に光輝くこの圃場(写真3)では,未だ被害は見られていないとのことです。
(by Pica Jiro)
平成29年7月13日 朝顔その2
朝顔,超伸びました。2階の窓からも花が見えるようになりました。爽やか☆
(技術支援部Y)
平成29年7月10日 消毒
土壌消毒中です。
向かって右が消毒中。ふわふわドームみたいになってます。
ここにトルコギキョウを植えます。
(技術支援部Y)
平成29年6月23日 中学生の職場体験学習
向陽中学校の生徒さんが,職場体験学習のため来所しました。
試験水田の見回り,トラクターの運転,アスパラガスの収穫,選別等を体験していただきました。
職員の話を熱心に聞き,テキパキと行動していました。
将来,農業に関係する職業に就いてもらえると嬉しいです。
(技術支援部 SY)
平成29年6月20日 当センターの開発技術を積極的にPR!!
6月20日に当センターで開催されたJA広島中央野菜振興協会総会に参集した150名(主催者調べ)を前に,開発技術を積極的にPRしました。
具体的には,生産環境研究部のN主任研究員(写真左)が「防蛾照明技術」を,栽培技術研究部のI副部長(写真右)が「浮き楽栽培」と「自動調光」をそれぞれ紹介しました。
(by Pica Jiro)
平成29年6月20日 自動調光システム
こちらは神石高原町豊松のトマト団地「陽光の里」内のハウス。
このハウスでは当センターが開発した「自動調光システム」の現地実証が行われており,ハウスに入ってくる日射量が自動的に調節されています。
このシステム,かなり好評のようです!
農家さん曰く,強日射を回避することで茎が太く葉が大きく生育が良好になり,さらに暑さが軽減されるため作業が楽とのことです。
今は一部のハウスにのみ導入されていますが,できることなら全ハウスにつけたいというお言葉も頂けました!
(栽培技術研究部KK)
平成29年6月9日 朝顔
今年も花き担当研究員が窓際に朝顔を植えてくれました。
これからの季節,夏の日差しをやわらげてくれます。
支柱は3階まで張っていますが,どこまで伸びるかな。
(技術支援部Y)
平成29年6月8日 つばめ
生産環境研究部の作業舎につばめが巣を作っていました。
黄色の口は親鳥の給餌行動を誘引するためとか。かわいいです。
(写真提供:生産環境研究部H)
平成29年6月6日 お礼参り
無事,研究課題が採択されました。(平成29年4月10日の日記参照)
必勝祈願した御調八幡宮(三原市),菅原八幡宮(松江市),出雲大社(出雲市),須佐神社(出雲市),
雷八幡神社(東広島市),郡八幡神社(東広島市),石清水八幡宮(東広島市),安芸国分寺(東広島市),
荒神社(東広島市),千野丸神社(東広島市),明顕神社(東広島市),稲荷神社(東広島市)【写真なし】にお礼参りに行きました。
わかりやすいプレゼンに仕上げたpica jiro氏,的確なアドバイスを行ったI氏,F氏とK氏,最強のイラストを作製したY氏などたくさんの農業技術センターの職員の結集により素晴らしい二次審査のプレゼンができました。
そして,二次審査では研究総括者J氏が最高のプレゼンテーションを行った成果です。
「人事を尽くして天命を待つ」と言葉どおり人事をつくした結果の採択だと思います。
これからは研究に人事を尽し,研究成果を上げていきたいと思います。
(生産環境研究部 必勝祈願男)
平成29年5月30日 アスパラークの紹介
JA広島北部のアスパラガス現地研修会で,アスパラガスを立って収穫できる電動式長柄収穫ハサミ「アスパラーク」を実演を交えて,紹介させていただきました。
アスパラガスの収穫は畝面から萌芽して伸びてきた若い茎をハサミで収穫するので,中腰で作業しなければなりません。このため,足腰の負担が大きく,大変な作業です。
この課題を解決するべく,当センターと民間企業等で共同開発したハサミが「アスパラーク」です。
中腰姿勢を解消でき,腰の負担が大幅に軽減されます。
「これがないとダメ!」と愛用いただいている生産者の方もいらっしゃいます♪
アスパラークをうまく使いこなすには,少々慣れが必要ですが,当センターホームページに効率良く利用するためのコツやポイントをまとめたマニュアルを公開しています。
是非,ご参考ください!!
(栽培技術研究部S)
平成29年5月26日 防蛾照明技術を積極的にPR!!
広島県と関連企業が共同開発した防蛾照明技術(写真左)を積極的にPRしました。
会場は,5月26日にメルパルク広島で開催された第64回広島県花卉園芸農業協同組合総会に併設された講演会(写真右)。
参集した県内の花卉生産者,市場関係者,資材メーカーなど多くの聴衆を前に,光り輝く防蛾ランプを片手に,講演したのは当センター栽培技術研究部の石倉研究部長(写真右)。
「キクの開花を妨げることなく利用可能なLED防蛾照明技術」と題して,当該技術の開発開始から製品化に至るまでの約10年間の過程を詳しく説明しました。
会場には,当該技術の現地実証実験を担当していただいたキク生産者も出席されており・・・
「実証当時,点滅する防蛾ランプは毎日畑で見ていましたが,製品化までにはこんなに多くの実験を繰り返し,あらゆる角度から検討されていたとは全く知りませんでした。開発の過程を詳しく知ることができ,大変,勉強になりました。」との言葉を頂くことができました。
(by Pica Jiro)
平成29年5月26日 水稲鉄コーティング種子の直播栽培
このことについては,5月18日と19日にもお伝えしましたが,今回は田植え機による播種作業です。
大規模な水田だと播種作業にも多くの時間が必要です。
そこで活躍するのが田植え機。
田植え機といっても,苗を植えるわけではないので,田植え機が走った後には条があるだけ。
条の近くをよく見ると,鉄コーティングされた種子がちゃんと播かれています。
茶色になっているのは,鉄を錆びさせてコーティングを強固にしているからです。秋には収穫が待っています。
あ,隣の田んぼに特定外来生物が(¿゜ー゜)
(生産環境研究部K)
平成29年5月25日 白ネギのネダニ類対策
西部農業技術指導所,JAと農業法人がネダニ類対策の現地試験を行っています。
農業技術センターは病害虫発生予察事業により,試験設計の相談や調査協力を行っています。
今日は調査のための白ネギの定植日でした。
白ネギ定植に登場したのは,チェーンポット簡易移植機の「ひっぱりくん®」。
西部農業技術指導所の若手のホープが「ひっぱりくん®」での定植に挑戦しました。
ひっぱることで白ネギの定植が進んでゆきます。
試験や調査を通してネダニ対策を確立し,白ネギの生産振興に貢献したいと考えています。
ちなみに白ネギでも大活躍の「ひっぱりくん®」ですが,この移植機には色んなシリーズがあり
球根対応ひっぱりくん(HP-12H)は,当センターも開発に携わったんですよ。
(生産環境研究部 農業技術を愛する男)
平成29年5月24日 雨の安芸太田町
大阪で開催された農業資材展(関西農業ワールド)に,広島県と関連企業が共同開発した防蛾ランプ(写真左)が,ある資材メーカーから出展されていたそうです。
点滅していた防蛾ランプは,会場でも目立っていたらしく,安芸太田町から情報収集に同展示会を訪れていたホウレンソウ生産者の目にもバッチリ止まり・・・。
出展者の説明から,防蛾ランプの開発には広島県(当センター)が携わったことを知ったこの生産者。
昨年はヤガ類により大きな被害を受けたこともあり,広島に帰ると西部農業技術指導所の担当者に即相談。
その情報が指導所の担当者を介して当センターに伝わってきたというわけです。
西部農業技術指導所の担当者とともに,雨の安芸太田町(写真右)へ出かけてきました。
「これから圃場に電気も引いて,蛾の発生シーズには,是非,間に合わせたい。」
生産者は防蛾ランプ導入に大変意欲的。
ん~,やはり人が多く集まる場所での広報活動の威力は恐るべし!!
一度県外を経由した“開発技術の逆輸入”のお話でした。
(by Pica Jiro)
平成29年5月23日 ビニールハウスが・・・
今日は季節外れな話題をお送りします。
こちらの写真は県内北部で撮影したものです。
ビニールハウスの骨組みである鉄パイプが大きく湾曲し,崩壊しています。
なぜこのような状態になってしまったのでしょうか?
答えは「雪」です(おそらく)。
塵も積もれば山となると言いますが,広島県北部の山間地域では雪がそれこそ山のように積もります。
このハウスには冬の間もビニールが張られていたのかもしれません。
ビニールの上に積もった雪がたいへんな重量となり,ハウスを破壊してしまったのでしょう。
鉄パイプをも曲げてしまうとは,雪は怖いですね。
(栽培技術研究部 KK)
平成29年5月22日 夏イチゴと寒冷紗
広島県北部のとある夏イチゴ農家さんのハウス内。
自動調光システムの現地実証の一環で,寒冷紗を設置しました(白色半透明のカーテンのような布。写真内ではハウスの天井を覆うように半開の状態になっています)。
これでハウスに入ってくる日射量を自動で調節できるようになりました。
日差しの強いときには自動で寒冷紗が閉まり,日差しが弱くなると自動で寒冷紗が開いてくれます。
暑さによる生育低下を回避することができ,かつこれまで手作業だったものが自動化されることで,農家の方々の負担が軽減されることを願っています。
設備の導入は無事終わりました。
このシステムの下,これまで以上に質のいいイチゴがたくさん収穫できたら,研究員としても嬉しい限りです。
(栽培技術研究部 KK)
平成29年5月19日 水稲鉄コーティング種子を動力散粒機で楽々播種
水稲栽培ではより省力的な作業が求められています。
鉄コーティング種子の直播栽培を導入すると苗づくりがいらないので作業時間が短縮できます。
動力散粒機で散播すれば作業時間がさらに短くて済みます。
全農ひろしまでも鉄コーティング直播栽培の普及を推進しています。
皆さんも鉄コーティング種子の直播栽培の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
(生産環境研究部J)
平成29年5月18日 現地試験
ここは広島県の中央部に位置する,とある町の水田。
標高がやや高いため,水稲を湛水直播(水をためて種をまくこと)すると,温度によってはある種のカビによる苗腐れ病が発生しやすくなります。
そこで,苗腐れ病を防除すべく,センターとは異なる条件の圃場を借り切って調査しています。
赤いネットは目印ではありません。播種後の水稲種子がカルガモなどに食べられないようにするための防鳥ネットです。
親子の行進で話題になるカルガモは,水稲湛水直播の大敵でもあるのです。
(生産環境研究部K)
平成29年5月17日 今週末はバラ祭り(福山市)
今週末5月20日,21日は福山市でバラ祭りが開催されるそうです。
バラといえば,つい先日,農林水産省の「最新農業技術・品種2017」に
当センターの成果「高温期の夜間短時間冷房によるバラの切り花生産(27ページ)」が掲載されました。
関連する情報は,「花きの高温障害を軽減する短時間夜温冷房の栽培指針」としてまとめていますのでぜひご覧ください。
バラの季節ですねえ。
(技術支援部Y)
平成29年5月16日 ひまわり咲きました
ひまわり咲きました!
来月は父の日。バラやひまわりのプレゼントなんていかがでしょう。
(技術支援部Y)
平成29年5月15日 浮き楽栽培法
先月,広島県内の企業様より浮き楽栽培法についてのご相談を受け,研究担当者と現地に同行しました。
マニュアルを作っても,すべて思い通りにならないことが農業の難しくも面白いところで,
現場へ伺う機会の少ない私(事務担当)にとって,生産者の「現場で自ら考え,創意工夫している姿勢」はとても勉強になりました。
(技術支援部Y)
平成29年5月11日 ひまわり
花き担当研究員がセンターの花壇にひまわりを植えてくれました。
切り花用のひまわりとのことで,小さくてかわいいです。早く咲かんかなー。
(技術支援部Y)
平成29年5月10日 仕込み
センターのハウスでは試験に向けて着々と準備が進んでいました。
こうやって地道に準備をして,植物を育てて,やっとデータがとれるようになります。
「写真撮るなやー,やめろやー(笑)」と言われたのですが,せっかくなので?お許しを。
(技術支援部Y)
平成29年5月8日 トマト2
続編 夏秋トマトの育苗についての続編です。
さて,トマトの育苗の際の気にすることは何でしょう?
当センターでは,日々の温度,水,光,肥料について注意しています。
まずは,温度!
生育の適温は25~28℃とされており,この頃の日中は適温と言えます。
一方,夜間の気温は,GWに遅霜が下りたこともあり(恐ろしい・・・),最低気温を10℃以上に保つことが重要です。
ちなみに,トマトの着色も。。
一般的にトマトの生育適温は最低10℃,また果実の色素であるリコペンの着色には最低12℃必要とされています。
当センターでは,ビニルハウス内で隙間風が入らないように密閉して保温し,必要であれば一時的に加温します。
さらに,水!
ポットの中の土を湿潤に保つことは重要ですね。この時期のストレス状態が果実の品質に響きます。
当センターでは,育苗時の灌水の省力化を目的として,既存技術の「浮き楽栽培」を応用した簡易な灌水技術で灌水を行っています。
さらに,さらに肥料!
肥料は,基本的にはポット内の培地に入っていますが,育苗後半になるとこれも効かなくなります。
そこで,当センターでは,灌水時の水に液肥を混ぜておき,灌水と兼ねて吸わせるので,手間いらず!
最後に,光!
光は光合成になくてはならないものです。
しかし,必要以上の光は,ハウス内温度が高温になりすぎるなど,萎れ症状等のストレスにつながります。
そこで,当センターでは,開発した自動調光技術を設置しておりますので,強日射による萎れなどの心配いらず!
今後の,定植後の本圃での高温強日射時に対しても活躍が期待大です。
しかし,いろいろな要因を考えらながら大変ですね。
植物との会話ができたら といつも思う今日この頃。
(栽培技術研究部 KT)
平成29年5月2日 トマト1
農業技術センターでは,夏秋のトマトに関する研究を行っています。
3月下旬に播種したトマトを現在育苗しているところで,5月のGW明けには定植を予定しています。
毎日元気に大きくなっているトマトたちですが,彼らがどんな環境で育っているのか,その一場面を紹介しましょう。
写真のように,ビニルハウス内に設置した高設台(プール)にトマトのポットを並べ育苗中です。
当センターでは,育苗時の灌水の省力化を目的として,既存技術の「浮き楽栽培」を応用した簡易な灌水技術(底面給水技術,HP掲載マニュアル)により灌水を行っています。
本技術は,1日2~3回プールの底面から給水することで,自動で均一にポットの培地を湿潤に保てます。
さらに水に液肥を混ぜて供給することで,施肥の手間も省けて一石二鳥なのです。
ここ最近暑くなってきました。
プールにいるトマトを見ていると少し羨ましくなってしまいます。
私たちも水分をしっかり取って,暑い日中を乗り切りましょう。
(栽培技術研究部 KK)
平成29年5月1日 北広島町のトマト農家が浮き楽に挑戦
北広島町のトマト栽培農家2軒で浮き楽栽培に挑戦しようと準備していました。
農業技術センターで浮き楽栽培の説明を聞いて,浮き楽栽培を挑戦してみようと思ったと農家は言っていました。
写真のように,ビニルパイプで枠を作り,そこにビニールを敷いて,水を張って,トマトの育苗に挑戦するとのことでした。
創意工夫をしながら,トマトの育苗に成功し,地域に根付いてほしいと思いました。
トマトの育苗を省力化するためにも,県内の農家に浮き楽栽培が普及することを願っています。
(生産環境研究部 農業技術を愛する男)
平成29年4月26日 北広島町で見つけた小水路
川や水路の水は水温が低いため,田んぼに直接水を入れるとイネに水が当たって,生育不良などの障害が出ることがあります。
それを避けるために,川や水路から水を引いて,温めながら田んぼに水を入れるために,広島県の中山間では小水路(ひよせ,ぬるめなどと呼び方がいろいろあります)が設置されています。
北広島町のトマトハウスの近くの田んぼで小水路を見つけました。
小水路には水を温めるという役割だけでなく,田んぼのいろいろな生き物を育むという役割があります。
現在,生物多様性保護のために小水路の設置を推進しています。
(生産環境研究部 田んぼの生き物を愛する男)
平成29年4月25日 広島県果樹研究同志会大会
4月25日に竹原市において「品種と技術のチカラで所得向上」をテーマに,第67回広島県果樹研究同志会大会が開催されました。
果樹研究部からは3名の研究員が,いしじ主幹形栽培の導入成果,光反射シートを利用した「ブドウ」の収量増加,レモンの品質向上と早期多収栽培について発表しました。
会場には多くの関係機関や生産者の方々が来場され,果実の生産・消費動向や新技術の発表に熱心に耳を傾けておられました。
これからも,より魅力ある果実生産につながる技術を開発できるよう,研究に励んでいきます!!
(果樹研究部SN)
平成29年4月24日 ヒバリの雛,3.5羽を視認!!
先日,ヒバリの卵を4個見つけたことをご紹介しました。
で,今朝の圃場の見回りのときに,どうなっているかとそ~と覗いてみると,な,何ということでしょう。
既に雛鳥になっているではありませんか !!それも,3羽(写真左)も・・・。
でも,卵は確か4個だったはず・・・?そのときには気づかなかったのですが,写真にして大きくしてみると,雛の傍らの卵の中に,もう1羽 !?
当センター周辺も,少しずつではありますが,日に日に暖かくなってきた感があります。
きっと雛たちは、すごい勢いで成長していくわけで・・・。
その分,親鳥(写真右)は大忙し。
そこはそれ,ヒバリもヒトも同じかもしれませんね。
親鳥と雛たちにエールを贈りつつ,今日の業務に取りかかることといたしましょう。
(by Pica Jiro)
平成29年4月21日 溝掃除
本日,職員総出でセンター周辺の溝掃除を行いました。
毎年恒例の行事ですが,このころから圃場での作業・試験は大忙しとなり,一事務職員としては
「今年も始まったなー」という気持ちになります。
・・と,体調不良で作業を休んでしまったワタシが偉そうなことを言っております。はくしょん
(技術支援部Y)
平成29年4月20日 ヒバリの卵,4個を視認!!
先日,当センターではヒバリの囀りが聞こえることをご紹介しましたが,朝,圃場を見回っているときに,偶然,ヒバリの巣を見つけました。
そ~と中を覗いてみると,ご覧の通り,卵が4つ。
やがて雛となり,若鳥となって巣立っていくまでには,もう少し時間がかかりそう。
その間,しばらくは驚かさないように,静かに見守ることといたしましょう。
(by Pica Jiro)
平成29年4月14日 栽培技術研究部,始動!!
新年度が始まり,当センター各所では,今年度の実験がスタート!!
写真は,田植え(左)とトマト苗のポット上げ作業(右)。
毎年この時期には,職員は大忙し。
幸いなことに,今日の天候は晴れ。
頬に当たる風は少し冷たいのですが,耳を澄ますとあちらこちらから,ヒバリの鳴き声が聞こえてきます。
(by Pica Jiro)
平成29年4月12日 スギナ
スギナは主に地下茎を張り巡らせて,旺盛に繁殖していきます。
また,地下茎まで除草することが困難なことから,難防除雑草とされます。
春先に胞子茎である「つくし」が出て,胞子を散布します。
遅れて,栄養茎のスギナが出てきます。
下の写真でも,つくしの株本からスギナが伸び始めています。
つくしは春の味覚として,親しまれますが,スギナは畑の厄介者です。
耕うん機で地下茎を切断すると,切断された地下茎それぞれからスギナが生えて,どんどん広がってしまいます。
(栽培技術研究部ZK)
平成29年4月11日 広島県産小麦“キヌヒメ”を使った2種類のパウンドケーキ、ついに発売!!
いよいよ新年度が始まりましたが,皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今回は,広島県産の“キヌヒメ”という名の小麦を使ったパウンドケーキがこの4月から発売されたことをご紹介します。
種類は,「くるみとチョコのケーキ(写真1と2の左)」と「レモンのケーキ(同右)」の2種類。
発売元は,あの大手製パンメーカー(本社が広島市)。
肝心のお味の方はというと,これがなかなかのもの。お家に買って帰れば家族の会話が弾むこと間違いなし。
あなたの株も急上昇することでしょう!!
ところで,なぜ,パウンドケーキなのか?
本当は,当センターが“キヌヒメ”の栽培特性や加工特性を長年に渡って丹念に調べ上げ,広島県に適した品種であること,加工特性に優れることを詳細なデータで裏付けたこと。
加えて,当センター担当者であるU主任研究員の熱意が色々な人を介してメーカーに伝わり,ついには製品化に至ったことなどを紹介したかったわけで・・・。
一連の取り組みは,かのテレビ番組‘情熱大陸’ものだと思いますよ,私は。
能書きはさておき,写真2のパッケージのイメージを手がかりに,まあ,いっぺん買って食べてみんさい。
(by Pica Jiro)
平成29年4月10日 必勝祈願
競争的資金による研究は,まさに字のごとく,他研究機関と競いあって研究資金を獲得する競争です。
この度,共同研究者として名を連ねている研究課題が一次審査を突破しました。
二次審査では研究課題のプレゼンテーションが行われます。
研究内容が一番ですが,プレゼンする側が落ち着いてプレゼンできるかなど精神面が問われます。
このような時に,神仏にすがる思いで祈願するしかないと思い,
豊臣秀吉が九州の戦いに向かう途中に勝利を祈願した御調八幡宮(三原市),
菅原道真の生誕の地にある学問の神様菅原天満宮(松江市),
縁結びの神様出雲大社(出雲市),
日本一のパワースポット須佐神社(出雲市;写真なし),奈良時代に開祖された安芸国分寺(東広島市)
に,二次審査突破祈願をしました。
心理学では,「口に出して言い続けると」とそれを達成するために行動するようになり,結果として願望をかなえてしまうことが明らかになっています。
神仏にお願いすることは,これと同じ効果があると私は考えています。
ただ,祈るだけでなく,行動が伴わないと願いはかないません。何事も努力に勝る天才なしだと思います。
(生産環境研究部 必勝祈願男)
平成29年4月7日 雑草の植付け
除草剤の試験では,雑草が均一に生えてくれる必要があります。
このため,一部の雑草については,人為的に植付けを行います。
当センターの試験では,「ウリカワ」,「ミズガヤツリ」,「ヒルムシロ」および「セリ」の植付けをします。
今回,植付け準備のため,写真の雑草について塊茎(球根のようなものです)を土から掘り出しました。
芽が動かないよう,冷蔵庫で保管し,代かき後に水田に植付けます。
(栽培技術研究部ZK)
平成29年4月6日 before after
4月1日に新年度がスタートしました。
新年度を迎えるにあたって,席替え兼大掃除を行いました。
一番席替えが大変そうだった栽培技術研究部の花き班をぱちり。
3月末には荷物であふれかえっていましたが(写真左),なんということでしょう,
4月3日にはすっきりして新年度を迎えることができました(写真右)。
(技術支援部Y)
平成29年4月3日 春の七草
耕起前の畑で,ナズナとホトケノザが花を咲かせています。
いずれも春の七草に出てくる名前ですが,春の七草でいう「ほとけのざ」はキク科の「コオニタビラコ」だそうです。
本当のホトケノザはシソ科の植物です。
ナズナ
ホトケノザ
(栽培技術研究部ZK)
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