激しい寒暖差が続いています。人も動物もこの時期は体調を崩しやすくなります。とくに動物は体調不良を隠しがちです。
飼い主さんが常にペットたちの様子をみて,変化にいち早く気付けるようにしておきましょう!
今回は猫の飼い方についてお話していきます。猫を飼っていくことで大事なポイントは3つあります。
上記の3つは必ず実施していただくようにセンターではお願いしています。
●完全室内飼育をしよう●
今ではもう当たり前になっている「完全室内飼育」ですが,室外と室内を自由にさせている飼い主もいます。
「外に猫を自由に出す=言葉のしゃべれない小さな子供を外に出している」と同じことです。
感染症,中毒,事故,怪我,誘拐,虐待など…外に出しているといろんな危険性があります。
「1週間帰ってこないから」と,時間が経ってから行方不明の問い合わせされることもあります。
外飼いにしていたらいつどこで亡くなっていても分かりません。無責任な飼い方のせいで
猫が怪我をしたり,亡くなるということはあってはいけないことです。
またノミやダニなどの危険もあります。最近はダニが媒介する感染症である
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の話も報じられています。県内でも実際に
感染して人が亡くなったという事例もあります。愛猫を守るためにも必ず室内で飼いましょう。
●不妊去勢手術をしよう●
不幸な命を増やさないため,また病気の予防のためにも必ず雄も雌も不妊去勢手術をしてください。
生殖器の病気になってから手術する方が麻酔のリスクも高まりますし,治療費も高くなります。
健康で元気な間に手術をしてあげましょう。
・性的欲求のストレスからの解放 ・穏やかな性格になりやすい ・尿マーキングの減少 ・寿命の延長 ・前立腺や精巣の病気の予防 |
・妊娠がさけられる ・発情のストレスからの解放 ・寿命の延長 ・子宮の病気や乳がんの予防 |
右:正常な精巣 左:異常な精巣 |
|
空欄空欄空欄空欄空※写真は犬のものです
●所有者明示をしよう●
首輪・迷子札・マイクロチップ等で猫の飼い主の身元がわかるようにしておきましょう。
猫はとても賢い生き物です。逸走防止をしていても意外な隙間から脱走してしまうこともあります。
もし猫が逃げた際でもきちんと飼い主さんの元に帰ってこられるように対策をしておきましょう。
大事な愛描が長く幸せな時間を過ごせるかどうかは飼い主さん次第です!
適切に飼育して,愛情と責任をもって最期まで飼いましょう(=^・^=)!