猫は繁殖力が強く,1頭の妊娠猫が子孫を残し子孫同士で繁殖してしまうと,3年後には2,000頭以上に増えることが可能です。
猫の性成熟(繁殖行動が行えるようになる年齢)はとても早く,早ければ雌猫は生後4ヶ月,雄猫は生後8ヶ月で繁殖行動を行えるようになります。
また,性成熟した猫は,鳴き声やマーキング,行動範囲の拡大など発情期における様々な問題行動を起こしてしまいます。
猫は交尾の刺激で排卵するので,交尾すればほぼ100%妊娠します。
また,猫は長日繁殖動物であり,一般的に日照時間の長い2月~8月頃(特に2月~4月と6月~8月頃)が繁殖期となります。日照時間の長い南の地方や人工照明のある都会では,一年中繁殖できることがあります。(年2~4回の繁殖期)
猫の妊娠期間は約2ヶ月(65日前後)と短く,一回の出産で4~8頭の子猫を産みます。
・望まない妊娠がなくなる
・繁殖期の心身のストレスが軽くなる
・生殖器関連の病気のリスクが低くなる
・鳴き声,マーキング,ケンカなどの発情期特有の困った行動がなくなる。
・様々なリスクが軽減することにより,寿命が延びる。
一般的には,初回発情前(生後6か月程度)といわれています。
特に2月~8月頃(特に2月~4月と6月~8月頃)が繁殖期となるため,その期間に入ってしまうと,知らないうちに妊娠してしまっている可能性があります。早めに動物病院に相談するようにしてください。
広島県では,平成28年度から「広島県地域猫活動ガイドライン」に則した地域猫活動を対象に無料で不妊去勢手術を行う制度を設けています。
詳しくは,地域猫活動についてのページをご確認ください。
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