国際教育に関し、広島県教育委員会の指導のもとに、学習指導要領等の法令に則って自主的・創造的な教育研究活動を行い、本県高等学校、特別支援学校及び高等専門学校教育関係者の資質向上と学校教育の振興を図ることを目的とする。
本部会の研修会及び研究大会に部会員が積極的に参加するとともに、その成果を部会員が実感でき、部会員が各所属校における異文化間協働活動を効果的に行うことができるようになることを目標とする。
「コンピテンシーの育成を目指した異文化間協働活動の在り方」を研究主題として、次の1~5のねらいに資する「異文化間協働活動」のあり方について研修及び実践発表・研究協議等を行う。
1 自国(地域)文化等の理解を踏まえた自己の確立(アイデンティティの確立)
2 異文化の理解等を踏まえた地球的視野の獲得(グローバルマインドの涵養)
3 実践的コミュニケーション能力の育成
4 社会の持続可能性に資する資質・能力の育成(特に多様な他者と協働する力の育成)
5 主体性・積極性(発信力・行動力)の育成
1 日時 令和5年8月21日(月) 15:30~16:50
2 場所 広島県立福山明王台高等学校
3 内容
(1) 総会
(2) 研修会
・講演: 「アフターコロナでの国際交流のあり方について」
・講師: 広島県教育委員会事務局学びの変革推進部高校教育指導課
高校教育指導班 高校教育指導担当
指導主事 林 典代様
・研究協議
1 日時 令和5年11月13日(月) 15:00~16:40
2 場所 広島県立福山明王台高等学校
3 内容
(1) 講演: 「これからの国際交流のあり方について」
講師: 福山大学副学長 国際センター長 伊丹 利明様
(2)研究協議
(3)講評:広島県教育委員会事務局学びの変革推進部高校教育指導課
高校教育指導班 高校教育指導担当
指導主事 林 典代様
今年度は2年ぶりに対面での総会・研修会を行うことができた。研修会では高校教育指導課小林峰子指導主事様より「With コロナの国際教育」と題して御講演いただき、コロナ禍における全国の国際交流の事例を紹介いただきながら、「新学習指導要領と国際教育」の視点からどのように国際教育の取組を進展させるべきかといった点について御講義いただいた。これを受けて、参加会員間では各校の取組状況など活発な意見交換を行うことができた。
研究大会では、広島県地域政策局国際課 参事 山本浩様をお招きし、「広島県の多文化共生施策 ~多文化共生の地域づくりを目指して~」と題して御講演いただき、「外国人の人権」を取り巻く現状や広島県が取り組む多文化共生の地域づくり推進事業について説明いただいた。参加者は「国際化」の意味を改めて考える機会となった。
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