広島の環境
広島の環境
広島県は、世界に誇れる瀬戸内海をはじめ、緑あふれる中国山地を擁するなど、美しく豊かな環境に恵まれています。
この恵み豊かな環境を将来にわたって守り育てるため、2050年温室効果ガス排出量の実質ゼロ「ネット・ゼロカーボン社会」の実現を目指し、カーボンリサイクル関連技術の拠点化や再生可能エネルギーの導入促進等を積極的に行うとともに、2050年瀬戸内海に新たに流出する海洋プラスチックゼロを目指し、紙や海洋生分解性プラスチック等の代替素材製品の普及促進やプラスチックごみの流出防止対策等、県民、事業者等の多様な主体と連携・協働しながら、新たな環境施策を総合的に推進しています。
瀬戸内海の海洋プラごみゼロへ
(GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム(GSHIP))
広島県では、2050年までに瀬戸内海に新たに流出するプラスチックごみゼロを目指し、2021年6月に「2050 輝く GREEN SEA 瀬戸内ひろしま宣言」を行い、企業や団体、県内全市町を参画メンバーとする「GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム」(GSHIP/ジーシップ)を設立し、具体的な取組を検討・実施しているところです。
本ブースでは、GSHIPが取り組む、プラスチックの使用量削減やプラスチックごみの流出防止対策等において、参画企業等と連携した先進的なモデル事業の一部をご紹介いたします。
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UMILE プログラム
(ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社)
UMILE(ユーマイル)は、「お得にエコ活!」というキャッチコピーのもと、日常生活の中のちょっとした行動で、プラスチック使用削減、資源循環に寄与でき、生活者と共にサステナビリティを実現することを目的としたプログラムです。
今回、地域資源循環を推進する取組を「Unite for Smile. UMILE ひろしま」と名付け、広島市やGSHIP参画企業と連携することにより、地域での資源循環意識の醸成、地域で回収したプラスチック空容器を ‘G7サミット限定デザインUMILEカードケース’ として地域に還元する取組を実施しました。
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スマートごみ箱を用いた実証実験
(株式会社KDDI総合研究所、株式会社フォーステック)
海洋プラスチック汚染が世界的な課題となっています。この課題に向け、KDDI総合研究所とフォーステックは、広島をはじめとする国内各地において共同で実証実験を実施しています。日本では、街中にあるごみ箱が少なく、ぽい捨てやごみ箱から溢れたごみが海洋に流出します。
そこで、街中にスマートごみ箱「SmaGO」を設置し、SmaGOに搭載されている自動圧縮機能を用いることで、ぽい捨てやごみの溢れを低減することができます。また、SmaGOで収集したデータを用いて、シミュレーションにより検証することで、海洋プラスチックごみ削減に効果的な手法の解明に取り組んでいます。
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お好み焼用バガスモールド容器
(株式会社シンギ)
広島食文化の象徴である「お好み焼」のお持ち帰り用として、バガス(サトウキビの絞りカス)を使用した容器「ひろまるバガス」を作りました。使い捨てプラスチック容器ではなく、環境に配慮した植物由来の素材で作られた容器を使用することで、海ゴミ削減につなげたいと考えています。またこの容器は、熱々のお好み焼を入れても、お好み焼から出てくる水蒸気を容器が吸収し、容器の中に水滴が溜まりにくくなっています。そのため、持ち帰ったお好み焼がお店で食べるお好み焼に近い状態で召し上がっていただくことが出来ます。
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循環型ショッピングプラットフォーム Loop
(Loop Japan 合同会社)
Loopは、グローバルに展開するリユースのプラットフォームです。「捨てるという概念を捨てる」目標のためにつくられた、メーカー・小売業者・消費者が一緒に参加することで成り立つプラットフォームです。Loopは、ブランドや小売業者とサプライチェーンの構築で提携し、使い捨ての代わりに耐久性のある容器で製品を提供することで、毎日の買い物の中で環境に配慮した製品を購入できるようにすることを目指しています。Loopは、米国、フランス、日本で展開されています。
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飲料ラベルの水平リサイクル実現
(三菱ケミカル株式会社)
三菱ケミカルでは、株式会社フジシールとマテリアルリサイクルが可能な循環型(ラベルtoラベル)シュリンクラベルを開発しました。
本事業では、飲料ラベルのラベルtoラベルと、ボトルtoボトルの水平リサイクルを推進するにあたって、産学官民連携で、(1)ラベルの選別技術検証、(2)ペットボトルの3分別促進のための消費者に向けた啓発活動を実施しました。 今後もプラスチックの高品質な資源循環を実現するためのスキームの構築を関係者一丸となって目指し活動を継続して参ります。
<参画メンバー>
フジシール、リコー、キリンビバレッジ、高山商会、マルシン、広島県、大竹市、全国清涼飲料連合会、三菱ケミカル
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CUP TO CUP 実現へ
(東罐興業株式会社)
使用後に“ゴミ”として処理されていたカップをCUP TO CUPのしくみにより再資源化してリサイクルカップにつなげる取り組みです。Re-CUP WASHER(リカップウォッシャー:カップ内面の洗浄機)を利用して、カップ内面の食品残渣を取り除くアクションに消費者が参加(行動変容)することで、カップを“資源”に変え、ゴミゼロ社会の実現を目指します。
Re-CUP WASHERは紙・樹脂・アルミ等を素材としたカップのサーキュラーエコノミー実現に向けた第一歩です。
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- 東罐興業株式会社 (tokan.co.jp)(外部ページ)
セルブレンEC
(株式会社ダイセル)
セルブレンEC(酢酸セルロース樹脂)は、非可食性バイオマス由来のセルロース(植物繊維)と酢酸より製造される酢酸セルロースを原料とした海洋生分解性を有する素材です。GSHIPの一員として、当社は現在ホテルで使用されるアメニティーやスタジアムなどで使用されるカトラリー類を回収し、カキ養殖パイプへのリサイクルする事業を検討しています。第一弾として、セルブレンECを柄に使用した歯ブラシが、広島県内の複数ホテルにて採用されました。
セルブレンECのリサイクル検討を通して、ダイセルは海洋プラスチックごみ削減に挑戦しています。
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- 酢酸セルロース | 株式会社ダイセル (daicel.com)(外部ページ)