広島の食と酒
広島の食と酒
広島は、南は瀬戸内海、北は中国山地の豊かな自然に恵まれ、良質な食材に満ちています。生産者と消費者の距離が近く、新鮮で多彩な食材を活かした料理を提供している名店がたくさんあります。
日本一の生産量を誇るレモンやかき、歴史ある和牛や多彩な瀬戸内のさかな、ソウルフードのお好み焼なども、ひろしまの食文化をつくりあげています。
また、日本三大銘醸地とされる広島では、吟醸酒造りの礎となる軟水醸造法や動力精米機が開発され、県内各地の47の酒蔵で多様な美味しい酒を造っています。
※本テーマでは、広島の食と酒に関する展示の他、ブース内において試飲・試食を実施しました。
屋外のサンクンガーデンでは、焼き台を設け、焼きたてのお好み焼などを提供しました。
国の設置したプレゼンコーナーにおいても調理実演を行い、広島の食と酒のPRを実施しました。
・焼き牡蠣
・広島和牛
展示・試飲試食コーナー
広島の農林水産物の魅力
(広島県農林水産局販売・連携推進課)
広島県は、瀬戸内海や中国山地の豊かな自然に育まれ、多彩で良質な農林水産物の宝庫です。
海の幸や山の幸に恵まれ、一年中美味しいものが味わえます。中でも日本一の生産量を誇るレモンやかき、歴史ある和牛や多彩な瀬戸内のさかな、良質な木材などが数多く存在しています。
また、こうした農林水産物について、生産方法や品質、鮮度など、様々な工夫を行う生産者の商品を「チアひろしま商品」として登録し、販路拡大やPRなどに取り組みながら、その魅力を発信しています。
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農産物の温室効果ガス削減
(農林水産省大臣官房みどりの食料システム戦略グループ、広島県農林水産局農業技術課)
農林水産省は、「みどりの食料システム戦略」に基づき、生産現場の環境負荷低減の努力を消費者の皆さんに伝える「見える化」を推進し、食料システム全体を通じて支える社会を実現します。
G7広島サミットの機会に、温室効果ガス(GHG)の削減努力を「見える化」した広島県産農産物を展示し、取組を紹介します。
具体的には、生産者の栽培情報を用い、生産段階でのGHG排出量を算定し、その地域での慣行栽培と比較して、当該生産者の栽培がGHG排出を何割削減できているかを評価し、消費者に分かりやすく表示するものです。
現在、対象品目は、コメ、トマト、キュウリほか計23品目です。
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「光」(工芸菓子)
(旬月 神楽)
2013年に広島にて開催された全国菓子大博覧会にて農林水産大臣賞を受賞した作品の一部となります。餡や砂糖・米粉などの和菓子づくりに用いる材料を使った鑑賞用の飾り菓子です。始まりは、17~18世紀、当時の上流階級の人々の間で鑑賞用のために、職人に腕をふるって作らせていたもので、京都がその発祥の地と言われています。
主に山・水・花・鳥など、自然の造形をモチーフにして写実的につくられるものが多く、現在では、和菓子職人の繊細な技術と創造性を表現する芸術として広く認知されており、日本国内では、さまざまなコンテストも開催されています。
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日本三大銘醸地「広島」の酒造り
(広島県酒造組合)
広島の杜氏は、各地の醸造地で腕をふるって活躍しており、広島の酒を全国に広めた影の立役者です。米と水に命をふきこむ杜氏が、広島の酒を育てあげ、その時代のニーズにあった高品質の新しい酒づくりに挑戦しています。
酒の味や香りの決め手の1つである酒米の栽培適地は、標高200~400メートルの中山間部にあり、一日の気温差が大きい地域です。こうした気候条件は、東広島市、三次市、安芸高田市、庄原市が該当し、これらの地域で作られた「酒造好適米」は酒造りに利用されています。
また、中国山地の花崗岩の岩間からしみ出す清澄な水は、広島の酒の母体となっており、杜氏によって各地で「軟水醸造法」を生かした酒造りが行われています。
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「広島の酒」の歴史
(広島県酒造組合)
安芸津町出身の三浦仙三郎は、酒造りに不向きと言われた「軟水」を活かした「軟水醸造法」を編み出し、ロあたりが柔らかく、芳醇で旨味に富んだ「広島の酒」独特のまろやかな酒造りに成功しました。また、サタケの創業者である佐竹利市が試行錯誤の末発明した動力式精米機は、米の高度精米を可能にし、これまでなかった新しい日本酒である「吟醸酒」の誕生に大きく寄与しました。広島らしい酒造りを目指して努力を重ねた結果、1907年の醸造協会主催の第1回「全国清酒品評会」で「広島の酒」は圧勝し、酒どころ広島の名声を一気に高め、その後の品評会でも広島の躍進は続き、高い評価を得ています。
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- 「広島の酒」の歴史 | 広島県酒造組合 (hirosake.or.jp)(外部ページ)
試飲試食コーナー
提供商品はこちら
サンクンガーデン
お好み焼
ベジタリアンお好み焼
瀬戸のもち豚せと姫 焼肉
焼き牡蠣
広島和牛
プレゼンテーションコーナー
瀬戸内さかなの魅力
瀬戸内を代表する美味しい魚達を展示するとともに、伝統的な日本料理の一つである握り寿司として味わっていただきました。
また、鯛等の魚をさばく伝統技法の実演により、瀬戸内さかなの魅力を伝えました。
和菓子技能「練切」の実演と日本茶の試飲
無形文化財である和菓子技術「練切」を春・夏・秋・冬・広島5つのテーマに実演および試食で日本の伝統的なお菓子を世界に広めていきました。また、和菓子と武家茶道用抹茶の提供で、歴史ある日本茶文化を発信しました。
たたら製鉄を支えた比婆牛の魅力
中国山地では、近世まで「たたら製鉄」が盛んで、その燃料の木材を運ぶため丈夫な牛が利用され、現代の比婆牛へと受け継がれています。
比婆牛は、オリーブオイルと同じ成分を多く含み「赤身と脂のバランス」が良く、豊かな風味と後味がすっきりしています。
広島の日本酒、ワイン、地ビールで乾杯
広島県は南に海、北は山に面しています。 温暖な地域と雪国などの豪雪地域では寒暖差が大きいため、広島のお酒は甘口から辛口、あっさりから濃厚まで幅広い味わいが楽しめます。
広島レモンと新品種の柑橘“ミズキ”の紹介
広島レモンは国内生産量第一位で、腐敗防止剤不使用、ノーワックスの生産にこだわり、安全安心の果実です。
「瑞季(ミズキ)」は、広島県が京都大学と共同で育成した、種子が少なく食べやすいカンキツ新品種です。
日本一の生産量を誇る広島の牡蠣
広島県の牡蠣は、日本一の生産量を誇り、殻は小さくても身は殻の割に大きく、濃厚な味わいがあることが特徴となっています。この牡蠣を味わっていただくことで、広島の牡蠣の魅力を伝えました。