広島県では、肝炎対策基本法(平成21年法律第97号)第4条の規定に基づき、地域の実情に応じた肝炎対策を推進するため、「第4次広島県肝炎対策計画」を策定しました。
計画のポイント
これまでの取組成果及び課題を把握したうえで、重点的に展開すべき施策を明らかにし、課題に的確に対応するとともに、肝炎ウイルスに持続感染している者(ウイルス性肝炎から進行した肝硬変又は肝がんの患者を含む)を含む関係者が一体となって、より一層連携するよう、「第4次広島県肝炎対策計画」を策定します。
本計画を、ウイルス性肝炎に対する正しい理解にお役立ていただくとともに、医療関係者、保健指導者、行政関係者のみならず、全ての県民の皆様にもこの計画をお読みいただき、広島県の肝炎対策に対する御理解・御協力をお願いします。
基本理念
県内どこに住んでいても、生涯にわたっていきいきと暮らすことができるよう、肝炎ウイルスに持続感染している者(ウイルス性肝炎から進行した肝硬変又は肝がんの患者を含む)が安心して治療を受けられる社会を構築します。
目指す姿
県民全てが、肝炎について正しい知識を持ち、予防、検査、治療及び偏見・差別の解消等の肝炎対策に主体的に取り組んでいます。
全体目標
B型肝炎及びC型肝炎の重症化予防対策に取り組むことにより、「令和8年までに、肝がんによる75歳未満年齢調整死亡率を全国平均以下まで低減」を目指します。
取り組みの方向性
課題の深掘りにより立てた新たな解決策を重点的取組として位置づけ
キャリアは、白内障手術や整形外科手術前の検査で発見される場合が多いため、当該医療機関による陽性者への精密検査受診勧奨を促進します。
精密検査で要経過観察と診断された後、定期受診せず、治療介入が遅れる恐れがあるキャリアが多いため、協力医療機関による当該キャリアへの個別勧奨を促進します。
注視する指標を、「アウトプット指標」から重症化予防(早期発見・早期治療介入)に直結した「アウトカム指標」で評価するよう見直します。
潜在するキャリアが多い中、県民全てが我が事として肝炎対策に取り組む工夫
県民が取組の重要性を理解しやすいよう、課題解決策のロジックツリーや、成果を得るための要素をまとめたロジックモデル、立場ごとに望まれる役割を明示します。
全体目標値は、県民から共感が得られるよう、一定程度の低減値で妥協せず、「全国平均以下まで低減」を設定します。
計画期間
令和5(2023)年度から令和9(2027)年度までの5年間
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