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広島県高等学校教育研究会 家庭科部会

広島県高等学校教育研究会 家庭科部会の画像

   会長 中原   朝男(広島県立海田高等学校)
   事務担当 泉野   頌子(広島県立海田高等学校)
   連絡先 082-822-3030(広島県立海田高等学校)

リストマーク組織

リストマーク会則

 研究の目標等

主体的・対話的で深い学びに向かう生徒を育成する家庭科の授業づくりと評価の工夫について研究する。
 

達成目標

評価指標

R6
目標値
R6
実績値

(1)教員の資質向上を図る。

主体的・対話的で深い学びを育む授業づくりに関する研修会や講演会、研究授業に参加した加盟校の割合。 

75.0%

75.8%

(2)実践事例を基に指導方法と評価について研究する。
(指導と評価の一体化)

各地区で主体的・対話的で深い学びを育む授業づくりを意図した教材等を持ち寄り(共有し)、指導方法と評価の工夫について検討した加盟校の割合。

65.0%

61.3%

(3)主体的・対話的で深い学びに向かう生徒を育成する。

主体的・対話的で深い学びを育む授業を実施した加盟校の割合。「課題発見・解決学習を意図した授業」

75.0%

83.9%

(4)評価の妥当性を高める。

ア:主体的・対話的で深い学びを育む授業を実施後、生徒の課題意識や行動の変容について評価をした加盟校の割合。

65.0%

56.5%

イ:アにおいて、評価をした加盟校の内、授業を実施後60%以上の生徒が評価規準を満たした加盟校の割合。

95.0%

85.7%

ウ:アにおいて、評価結果を授業改善に生かした加盟校の割合。

95.0%

94.3%

 

 

  研究の内容及び方法

(1)主体的・対話的で深い学びを育む授業づくりに関する研修会や講演会を開催します。
(2)各地区で主体的・対話的で深い学びを育む授業づくりを意図した教材等を持ち寄り、指導方法と評価の工夫について検討します。
(3)各地区の公開研究授業等において、主体的・対話的で深い学びを育む授業の学習指導案を作成し、公開研究授業を実施します。
(4)加盟校において、主体的・対話的で深い学びを育む授業を実施します。
(5)(4)で実施した後、授業の目標に対する生徒の学習の到達状況から生徒の変容を評価することにより、評価の妥当性を検証します。

 具体的な研究活動

1  令和6年度家庭科部会 研究大会

(1) 期日:令和6年7月30日(火)
(2) 場所:安芸区民文化センター
(3) 内容:学習指導要領のよりよい実施について
・講話:「学習指導要領のよりよい実施のために」
・講師:広島県教育委員会事務局学びの変革推進部高校教育指導課 指導主事 中村 誉子
(4) 成果:高校では中学校での内容に加え、ライフステージの観点から各内容を扱っており、指導計画の作成にあたっては家庭科の目標、内容を常に確認することが必要であることを再認識しました。また、家庭科の教師にできることは、子どもたちがこれからの人生において生活者として生きていく中で求められる多種多様な判断の場に際し、自分なりの根拠に根ざした意思決定を行えるようになるために、必要な知識や技能、ものの考え方を示していくことであるとの示唆を得ることができました。
「「深い学び」を実現するカリキュラムと評価の考え方」という演題で、京都大学大学院教育学研究科准教授の奥村好美様に御講話いただきました。指導と評価を一体化させるためには、形成的評価を実施することがポイントであること、また、パフォーマンス課題の設定やパフォーマンス評価の概要などについて御教示いただきました。講話のあと、3~4人ずつのグループに分かれ、パフォーマンス課題を取り入れた単元計画について、各校の実践を共有し、今後取り組みたい内容について協議しました。総合技術高等学校の池上千華教諭、海田高等学校の松田百合指導教諭、世羅高等学校の小田明美教諭からは昨年度の先進校視察報告も行われ、授業実践に直結する研修会となりました。
(5) 参加者数:53名

2  各地区研修会

(1) 広島東・西地区
ア 期日:7月26日(金)
イ 場所:広島県立広島観音高等学校
ウ 内容 テーマ:「みんなで減らそう食品ロス」
           講師:社会福祉法人正仁会あいあいねっと 代表 原田佳子 様
エ 成果:食品ロスを減らす活動や背景について知り、フードバンクの具体的な取組や現状について理解することができた。食品ロスを減らすために何ができるのかという視点は家庭科の授業実践に活用できるものであった。
オ 参加者数:11名

​(2) 呉地区
ア 期日:8月8日(木)
イ 場所:広島県立呉商業高等学校
ウ 内容 テーマ:「快適な生活空間をつくるしくみ」
           講師:近畿大学工学部建築学科 講師 吉谷 公江 様
エ 成果:快適な住生活について、実例、近年のデータ、住居に関する法律や制度を交えて建築学の視点から分かりやすく話していただくことで、理解を深めることができた。授業づくりの参考になったと同時に、今後の住生活の在り方についても考えることができた。
オ 参加者数:7名

(3) 尾三地区
ア 期日:8月19日(月)
イ 場所:広島酔心調理製菓専門学校
ウ 内容 テーマ:「食物調理技術検定1級 共応食」
           講師:広島酔心調理製菓専門学校 岡田 和也 先生
エ 成果:「ねじ梅」や「大根のかつらむき」の調理工程における具体的な工夫点や注意点について理解を深めることができた。また、その後グループに分かれて調理実習を行うことで、自身の技術向上に努めるとともに、生徒への指導方法について実践的に学ぶことができた。
オ 参加者数:4名

(4) 福山地区
ア 期日:8月5日(月)
イ 場所:広島県立神辺旭高等学校
ウ 内容 テーマ:「金融リテラシー教育 ~知っておきたい投資の基礎知識~」
           講師:中国銀行株式会社 神辺支店 支店長代理 舩先 美香 様 荒牧 達朗 様
エ 成果:生徒に投資の仕組みやメリットデメリットを伝えるだけではなく、なぜ今投資について学ぶ必要があるのかをより現実的に伝えるための工夫点について考えることができた。また、生徒が将来の資産形成を考える中で、より現実的に選択できるようにどのような指導が効果的なのかについてヒントを得ることができた。
オ 参加者数:8名

(5) 三次地区
ア 期日:8月8日(木)
イ 場所:広島県立庄原格致高等学校
ウ 内容 テーマ:「SDGsを考える~身近なものを使って染めてみよう~」
           講師:坂口 奈津子 様
エ 成果:藍の話や染色の講話を聞くことで、生葉を使用して染めるポイントや下準備の大切さが分かり、知識を得ることができた。また、自分で育てた植物を使用した地元の素晴らしい教育資源を知ることができ、衣文化の継承について授業実践に取り入れるうえでの示唆を得ることができた。
オ 参加者数:8名

研究成果

公開研究授業の実施​​
・「家庭基礎」(災害時の食事)崇徳学園崇徳高等学校指導教諭 鴨谷祐子 (PDFファイル)(212KB)
・「家庭総合」(食生活をつくる)広島市立広島商業高等学校教諭 福島裕子 (PDFファイル)(245KB)
・「家庭基礎」(食生活と健康)広島県立呉宮原高等学校教諭 日野あずさ (PDFファイル)(234KB)
・「家庭基礎」(食生活をつくる)広島県立庄原実業高等学校教諭 岩広春菜 (PDFファイル)(212KB)
・「家庭基礎」(私たちの食生活)広島県立戸手高等学校教諭 谷口栞 (PDFファイル)(203KB)
・「家庭基礎」(高齢者との関わり方)広島県立広島叡智学園高等学校教諭 國重杏 (PDFファイル)(211KB)
 参考:前年度の研究成果
公開研究授業の実施​
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