
会長 藤田 春恵(広島県立黒瀬高等学校)
事務担当 澤井 一恵(広島県立黒瀬高等学校)
連絡先 0823-82-2525(広島県立黒瀬高等学校)
研究の目標等
今年度の研究による達成目標・評価指標
1 福祉・介護に係る研修を行うことにより、教員の資質向上を図る。
外部講師を活用した研究会や研究授業が今後役に立つと答えた会員の割合
2 介護技術コンテストを会員が役立てる。
介護技術コンテストを授業等で役立てた部会員の割合
研究の内容及び方法
○ 福祉の動向と介護人材の育成等や介護技術に関する研修会、研究授業・研究協議を開催し、会員のネットワークを作り、指導内容や指導方法の改善・教材研究や開発に取り組む。
○ 福祉科目を設置している学校で授業研究を実施する。
具体的な研究活動
1 福祉部会第1回役員会
(1)期日:令和6年4月22日(月)
(2)開催方法:Web会議
(3)内容:昨年度の報告と今年度の事業計画・予算、中国地区・広島県高校生介護技術コンテスト等について
2 福祉部会総会・第1回研究会(第7回広島県高校生介護技術コンテスト)
(1)期日:令和6年5月25日(土)
(2)場所:広島県立黒瀬高等学校
(3)内容
総会・・・昨年度の報告と今年度の事業計画・予算について
研究会・・・広島県高校生介護技術コンテスト(中国大会予選)、避難所運営ゲーム[HUG]
(4)参加者数:21名
3 福祉部会第2回研究会
(1)期日:令和6年8月7日(水)
(2)場所:広島県立黒瀬高等学校
(3)内容
ア 講演:「福祉の動向と介護人材の育成について」
講師:上原 千寿子 先生
イ 講義・演習 :「介護現場のレクリエ-ション活動の理論と実技」
講師:NPO法人いきいきアクティビティサービス 理事長 奥田 祐子 先生
(4)参加者数:15名
4 福祉部会第3回研究会(研究授業)
(1)期日:令和6年11月19日(火)
(2)場所:広島県立黒瀬高等学校
(3)内容:公開授業研究及び研究協議
科目等:社会福祉基礎 単元名:生活を支える社会福祉制度
授業者:広島県立黒瀬高等学校 教諭 坂本 雄哉
指導助言者:高校教育指導課 指導主事 宮本 洋子 様
(4)参加者数:12名
5 福祉部会第2回役員会
(1)期日:令和7年1月27日(月)
(2)場所:広島県立黒瀬高等学校
(3)内容:今年度の研究報告、決算報告と次年度の事業計画、中国地区・広島県高校生介護技術コンテスト等について
研究成果
1 福祉・介護に係る研修を行うことにより、教員の資質向上を図る。
内容が「役に立つ」と回答する会員の割合100%を目標として、研究会や研究授業を実施した。
(1)第1回研究会
【「役に立つ」と答えた会員の割合】100%
【参加者の事後アンケートの自由記述】
・出場した各校が競技課題の捉え方が異なり、それぞれ着目した点に即して、利用者に最大限寄り添う、工夫を施した介護をしており、今後の指導に役立つと感じた。
・他校の福祉を学ぶ生徒の姿を見ることができ、生徒も教員も刺激を受けるよい機会になった。
・避難所の運営方法を各避難者の生活状況に応じて考えるゲームは大変興味深かった。
・災害時の避難所の役割を確認でき、あらゆる福祉ニーズに最大限、対応できる能力を身に付ける必要があると感じた。等
(2)第2回研究会
【「役に立つ」と答えた会員の割合】100%
【参加者の事後アンケートの自由記述】
・複数の資料を基に福祉の動向を学ぶことができ、授業に生かすことができる。
・子育て支援や少子化対策について具体的に詳しく学ぶことができた。
・介護現場での実践的なレクリエーションが学べ、生徒を指導する上で参考になった。
・体を動かしながら他校の先生方と学べ、自身のリフレッシュにもなった。等
(3)第3回研究会
【「役に立つ」と答えた会員の割合】100%
【参加者の事後アンケートの自由記述】
・事例を基に、生活上の課題をイメージしながら、その課題に即した社会福祉制度について理解させる授業展開は非常に参考なった。
・厚生労働省や地方公共団体の示すリーフレットをグループごとに配付し、制度を利用する手順やサービス内容について調べさせることで、実際の社会福祉制度について理解が深まっていた。
・イメージマップを用いて問題点を挙げさせたり、整理させたりするグループワークは、生徒の思考を広げ、既習の内容と関連させながら意見を交わすことができており、今後、授業で活用しようと思った。等
2 介護技術コンテストを会員が役立てる。
コンテスト実施後、福祉部会Google Classroomを作成し、コンテスト動画を保存し、会員が自由に視聴できるようにした。
【介護技術コンテストを授業等で「役立てた」と答えた会員の割合】92.3%
(そのうち、「授業で生徒に視聴させた」と答えた会員の割合69.2%、「教材研究として教員が視聴した」と答えた会員の割合23.1%であった。)
【具体的な活用場面や活用方法】
・生活支援技術の実技指導や事例検討で活用した。
・介護技術コンテストに出場した生徒に、事後の振り返りとして視聴させ、気付きを出し合わせた。
・障害に応じたコミュニケーションの方法についての演習で視聴させた。等
その他
1 中国地区福祉科高等学校長会総会・研究協議会並びに学科主任等研究協議会並びに第8回中国地区高校生介護技術コンテスト
(1)期日:令和6年7月25日(木)~26日(金)
(2)場所:松江市総合文化センター プラバホール 大ホール
(3)内容:中国地区の福祉教育に携わる教職員が一堂に会し、講演、研究協議が行われた。
中国地区介護技術コンテストが実施され、本県から世羅高等学校が出場した。
2 全国福祉高等学校長会第28回総会・研究協議会における生徒体験発表会
(1)期日:令和6年8月1日(木)
(2)場所:熊本城ホール(熊本県)
(3)内容:福祉に関する学習を通して、自らが体験したことにより感じたこと・考えたこと・それまでと変化したこと等について6分以内で発表する。本県から黒瀬高等学校が発表し、文部科学大臣賞を受賞した。
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