※このページは,国立がん研究センターがん情報サービスのコンテンツを引用して作成しています。
がんは,普通の細胞から発生した異常な細胞のかたまりです。
人間の体は細胞からできています。正常な細胞は,体や周囲の状態に応じて,ふえたり,ふえることをやめたりします。例えば皮膚の細胞は,けがをすれば増殖して傷口をふさぎますが,傷が治れば増殖を停止します。
一方,がん細胞は,体からの命令を無視してふえ続けます。勝手にふえるので,周囲の大切な組織が壊れたり,本来がんのかたまりがあるはずがない組織で増殖したりします。
【がんの発生と進行の仕組み】
(国立がん研究センターがん情報サービス)
がんとは,次のような病気だと考えられています。
現在,日本人は一生のうちに,2人に1人は何らかのがんにかかり,3人に1人はがんで死亡すると言われています。がんは,すべての人にとって身近な病気です。
【累積罹患リスクと累積死亡リスク】
(国立がん研究センターがん情報サービス)
がんは,禁煙や食生活の見直し,運動不足の解消などによって,「なりにくくする(予防する)」ことができる病気です。
しかし,それらを心がけていても,がんに「ならないようにする」ことはできません。
がんは,遺伝子が傷つくことによって起こる病気です。がんという病気自体が人から人に感染することはありません。
※一部のがんでは,ウイルス感染が背景にある場合がありますが,がんになるまでには,それ以外にもさまざまな要因が,長い年月にわたって関係しています。
【参考になるサイト】
このページに掲載している内容を詳しく知りたい方は,国立がん研究センターがん情報サービスをご覧ください。