【目次:検索方法】
二次保健医療圏とは、地域における基本的な保健医療体制の整備から、全県的な高度・専門医療の確保まで、それぞれに必要とされる機能の整備と医療資源の有効活用を図るために設定する「圏域」のことです。市町を単位とする「一次保健医療圏」、保健医療の基本的単位としての「二次保健医療圏」、全県を単位とする「三次保健医療圏」があり、「二次保健医療圏」は県内に7圏域が設定されています。
ここでは、各圏域に属する市町を明示していますので、お住いの地域に応じて医療機関を検索していただくことが可能です。
乳がん医療ネットワークでは、検診実施、診断専門、周術期治療、フォローアップという4つの機能について、一定の機能を有する医療機関が参加してネットワークを構成しています。
ここでは、4つの機能ごとに医療機関を検索することが可能です。
1 ~ 4 を全て満たしていること。
- 日本医学放射線学会の定める仕様基準を満たしたマンモグラフィ装置を有している。
- マンモグラフィの撮影は、日本乳がん検診精度管理中央機構の認定試験でB評価以上とされた撮影認定診療放射線技師・医師によって行われること。あるいは、日本乳がん検診精度管理中央機構のマンモグラフィ施設画像評価認定施設である。
- マンモグラフィの読影は、日本乳がん検診精度管理中央機構の認定試験でB評価以上とされた読影認定医によって、二重読影が行われる。(二重読影は、他施設へ委託して実施される場合を含む。)
- 検診受診者数と検診結果について、定期的に報告(公開)することができる。
5 ~ 13 を全て満たし、「4(D) 術後定期検査施設」に参加すること。
- 乳がん診療ガイドラインに則した診療を実施している。
- 認定された検査機関のマンモグラフィ検査においてカテゴリー3以上の評価を受けた者、自覚症状を有する者などに対して、診断のための専門的な検査が実施できる。
- 超音波検査が実施できる。
- 「1 検診施設」の基準を満たす装置と撮影条件で得られたマンモグラフィ画像を用いて日本乳がん検診精度管理中央機構の認定試験でB評価以上とされた読影医師による診断ができる。
- 穿刺吸引細胞診(aspiration biopsy cytology:ABC)、または針生検(core needle biopsy:CNB)、または摘出生検が実施できる。(病理診断は、外部委託による場合を含む。)
- MRI・CT・マンモトーム検査が実施できる。(他施設へ委託して実施される場合を含む。)
- フォローアップ定期検査施設として、経過を観ることができる。(「4 フォローアップ治療施設」の「(D)術後定期検査施設」にも申請。)
- 精密検査結果のフィードバック等、がん検診の精度管理に協力できる。
- 日本乳癌学会乳腺認定医以上の資格を有する医師が常駐(常勤)している。
14 ~ 34 を全て満たしていること。ただし、32 は任意とする。
- 乳がん診療ガイドラインに則した診療を実施している。
- 病理診断や画像診断等の総合診断が実施できる。
- 放射線治療装置を有している。
- 手術療法及び放射線療法、薬物療法等の集学的治療が実施できる。
- 異なる専門分野間の連携によるチーム医療を実施できる体制がある。
- 手術の施行に当たって、乳房温存療法やセンチネルリンパ節生検が実施できる。
- 術後の標準的な補助療法が実施できる。
- 外来での薬物療法を実施している。(外来化学療法加算届出受理医療機関である。)
- がんと診断したときから緩和ケアが実施できる。
- 緩和ケアチームを配置している。
- 日本乳癌学会乳腺認定医以上の資格を有する医師が常勤している。
- セカンドオピニオンに対応できる。
- 相談支援の体制を確保し、情報の収集・発信、患者・家族の交流支援等を実施している。
- 広島県乳がん医療ネットワークフォローアップ治療施設と、診療情報や治療計画を共有するなどの連携が可能である。
- 原則として、一連の治療が終了後、全身状態の安定が確認されるまで経過を観ることができる。
- 乳腺外来が設置されている。
- 日本乳癌学会認定施設もしくは関連施設(手術)である。
- 日本乳癌学会専門医の資格を有する医師が常勤している。
- できれば、同時乳房再建が実施できる。
- 乳がん専門医を育成する体制がある。
- 乳がん診療に従事する医師が、広島県がん対策推進計画に基づく「緩和ケア研修」を修了している。
(A) ~ (E) 共通の要件
- 乳がん診療ガイドラインに則した診療を実施している。
- 周術期治療施設等と診療情報や治療計画を共有するなどの連携が可能である。
- 乳がん診療に従事する医師が、広島県がん対策推進計画に基づく「緩和ケア研修」を修了している。
(A) 化学療法実施施設
35 ~ 39 を全て満たしていること。
- フォローアップ型の化学療法実施施設として、「3 周術期治療施設」と連携しながら治療を行うことができる。
- 術後の化学療法(ホルモン剤・抗がん剤等)が実施できる。
(B) 放射線治療実施施設
35 ~ 37 、40 ~41 を全て満たしていること。
- 術後の放射線治療が実施できる。
- 原則として、日本放射線腫瘍学会認定医が常駐している。
(C) 術後リハビリ・後遺症ケア実施施設
35 ~ 37 、42 ~43 を全て満たしていること。
- 喪失した機能回復のためのリハビリテーションが実施できる。
- リンパ浮腫に対する治療が実施できる。
(D) 術後定期検査施設
35 ~ 37 、44 ~48 を全て満たしていること。
- 術後の定期検査が実施できる。
- 超音波検査が実施できる。
- 穿刺吸引細胞診(aspiration biopsy cytology:ABC)、または針生検(core needle biopsy:CNB)、または摘出生検が実施できる。(他施設へ委託して実施される場合を含む。)
- マンモトーム検査が実施できる。(他施設へ委託して実施される場合を含む。)
- MMG・MRI・CT・骨シンチ・PET-CT検査が実施できる。(他施設へ委託して実施される場合を含む。)
(E) 療養支援施設
35 ~ 37 を全て満たし、49 ~51 のいずれかを満たしていること。
- 緩和ケア病棟を有している。
- 一般病床・療養病床において、疼痛等に対する緩和ケアが24時間体制で実施できる。
- 在宅療養支援病院又は在宅療養支援診療所の届出をしている施設で、24時間対応が可能な在宅医療を提供しており、疼痛等に対する緩和ケアを実施できる。