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瀬戸内海水環境等調査について

印刷用ページを表示する掲載日2024年7月31日

ご案内

平成21年10月18日 元宇品海岸(広島市南区)の秋季調査を実施しました。
10月17日 大砂利海岸(廿日市市宮島町)の秋季調査を実施しました。
6月 6 日 元宇品海岸(広島市南区)の春季調査を実施しました。
5月24日 大砂利海岸(廿日市市宮島町)の春季調査を実施しました。
5月19日 平成21年度調査スケジュールの変更(元宇品海岸 春調査日 5月23日(土曜日)→6月6日(土曜日)に変更)
5月13日 平成21年度調査スケジュールを決定!! 詳細は「ボランティア調査員の募集」をご覧ください。

1 調査目的

 瀬戸内海の水環境は,汚濁負荷の削減など,これまでの水質浄化の取り組みによって,かなり改善してきました。また,沿岸域の干潟や藻場に棲む生物の水浄化機能によるところが大きいと言われています。瀬戸内海水環境は今,「保全」から「再生」に向けた取り組みが進められています。
 広島県では,従来の化学的指標(COD,窒素,リンなど)に加え,豊かな瀬戸内海の状態指標として,そして住民に親しみやすい指標を提示するため,環境指標生物に注目したモニタリング調査を実施しています。
 CODなどの海域環境と,環境指標生物の出現状況には深い関係があり,「海のよごれ」の状態を評価することができます。
 地域の水環境を簡単に把握できるモニタリング調査手法を確立し,普及を図っていきます。

2 広島県のこれまでの取り組み

【基本技術の確立】
・平成 7年度広島湾岩礁海岸の潮間帯生物調査
 海岸生物による海域環境評価法の作成
・平成 8-10年度 県内全域調査(海岸生物による環境評価)
・平成14年度県が実施する海洋生物モニタリング調査の基盤となる研究成果について【普及・啓発】
●定性的調査について
・平成11-13年度 磯の生物調査要領に基づく取組み
・平成14年度海岸・干潟生物調査マニュアル発行
・平成17年度海岸・干潟生物調査マニュアル改訂版発行
・平成18年度生物調査研修会の開催
●定量的調査手法について
・平成14-16年度 海洋生物等モニタリング調査(宮島)
・平成19-21年度 瀬戸内海水環境等調査

3 調査場所

 (1)廿日市市宮島町 大砂利(腰細浦海岸隣り)
 (2)江田島市大柿町 釣附海岸
 (3)竹原市 賀茂川河口部
 (4)広島市南区 元宇品海岸

4 調査方法

※調査方法の違いは,このページの下にまとめています。

○指標生物の分布を面的に,定量的に把握し,季節変化,年次変化を継続的に調べていきます。平成21年度は「マッピング法」で調査を実施します。各季節単位,又は,年単位で結果をまとめます。

○これまで実施してきた定性的手法である海岸・干潟生物調査マニュアルにより,「水の汚れ」に関係する環境指標生物が海岸や干潟に生息しているか調べて,環境指標生物の種類ごとに決められた点数を加算して,「きれいな海」であるか判定し,調査当日の最後に参加者へ報告します。

ボランティア調査員の募集 マッピング法をはじめとした海岸・干潟生物調査に関心のある方をボランティア調査員として募集します。
 一般の方の参加も大歓迎です。詳しくは下記連絡先までご連絡ください。
・調査海岸近くの集合場所に集合していただきます。
・あらかじめ設定した調査対象生物(生物指標)を観察しながら海岸の生息状況を調査します(当日の調査では,指導員の支持のもと指標生物の写真をプリントした下敷きを見ながら調査します)。
・調査結果の概要報告と意見交換(感想含む)をします。

【調査スケジュール及び調査結果】(平成21年5月19日更新)(参考資料)広島県海岸・干潟生物調査マニュアル

調査地点 平成19年度 平成20年度 平成21年度
大砂利
(宮島)
夏:8月10日(金曜日)
秋:11月10日(土曜日)
冬:2月24日(日曜日)
春:6月22日(日曜日)
秋:10月12日(日曜日)
春:5月24日(日曜日)
秋:10月17日(土曜日)
釣附海岸
(大柿)
夏:8月1日(水曜日)
秋:10月27日(土曜日)
冬:2月10日(日曜日)
春:6月21日(土曜日)
秋:10月28日(火曜日)
 
賀茂川河口
(竹原)
夏:7月31日(火曜日)
秋:10月13日(土曜日)
冬:3月8日(土曜日)
春:7月6日(日曜日)
秋:10月27日(月曜日)
 
元宇品海岸
(広島)
  春:7月5日(土曜日)
秋:10月13日(月曜日)
春:6月6日(土曜日)
秋:10月18日(日曜日)

※調査結果をみるには,この表の日付部分のリンクを開いてください。
【このページに関する連絡先】
広島県環境県民局環境部環境保全課 環境評価・瀬戸内海グループ
082-513-2925(ダイヤルイン)

(参考)調査方法(1)ベルトトランセクト法とは図はこちら
 調査対象を横切って側線を設定し,それに沿って一定の帯状の調査区を調査して,対象生物の個体数の変化を記録する方法です。汀線から陸側の砂浜が終わるところまで調査側線(ベルト)を設置する。
 本年は幅5mのベルトを5本設置し,それぞれで生物種ごとに目視により生息状況をカウントし,記録する。
 長所として,調査人員が少なくて済むが,短所としては,比較的専門的な知識が必要であり,調査結果の解析に時間がかかる。
 今回は,あらかじめ調査対象生物を設定するため,専門知識が無くても調査を行うことが可能である。
(2)マッピング法とは図はこちら
 下の図のとおり,あらかじめ調査対象生物を設定し,ある程度の人数で面的に調査対象生物をカウントする方法で,ベルトトランセクト法に比べ,広範囲を調査することが可能である。また,あらかじめ調査対象生物を設定するため,専門知識が無くても調査を行うことが可能である。目視調査のため調査場所の環境を破壊することがない。
 短所として,調査人員が多くなるため,安全管理や体調管理など,調査当日に管理者の気配りが必要である。 

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